「GitHubってよく聞くけど、結局なにができるの?」「ポートフォリオをGitHubで公開しないといけないらしいけど、何から始めればいい?」そんな疑問を抱えていませんか。
エンジニアへの転職や副業を目指している方にとって、GitHubの使い方を覚えることは避けて通れない道です。しかし「黒い画面でコマンドを打つ」イメージが先行して、なんとなく敬遠してしまっている人も多いはず。
この記事では、以下の3つのことが分かります。
✅ GitHubとは何か・なぜエンジニアに必要なのか
✅ アカウント作成からリポジトリ公開までの具体的な手順
✅ 転職に使えるポートフォリオをGitHubで整える方法
初心者の方でもステップごとに理解できるように丁寧に解説していきます。ぜひ最後まで読んでみてください。
GitHubとは?初心者向けにわかりやすく解説
GitHubとは、プログラムのコード(ソースコード)をインターネット上で管理・共有できるサービスです。2008年にサービスが開始され、現在では世界中の1億人以上の開発者が利用しています。
少し難しい言葉を使うと、GitHubは「Gitというバージョン管理システムを使ってコードを管理するためのプラットフォーム」です。
「バージョン管理」とは、ファイルの変更履歴を記録しておく仕組みのこと。たとえばWordのドキュメントを編集するとき、「Ctrl+Z」で元に戻せますよね。GitHubはその機能をもっと強力にしたもので、「いつ・誰が・どこを変えたか」を記録しておけます。
エンジニアにとってGitHubはまるで名刺代わりのポートフォリオ。自分のコードを公開することで、採用担当者や他のエンジニアに実力を見てもらえます。特にエンジニア転職では「GitHubのURLを添付してください」と求められることが珍しくありません。
GitHubを使う3つのメリット
① コードの変更履歴を管理できる
プログラミングをしていると、「昨日まで動いていたのに今日は動かない……」という場面によく遭遇します。GitHubを使えば、過去のバージョンにいつでも戻れるので、そういったミスをリカバリーしやすくなります。
ファイルを「○○_最終版.js」「○○_最終版2.js」「○○_ほんとうの最終版.js」と増やしていく……という地獄から解放されます。
② チームで共同作業がしやすくなる
複数人でひとつのプロジェクトを開発するとき、GitHubは非常に強力なツールです。誰がどのコードを変更したかが一目でわかり、コンフリクト(衝突)が起きても適切に管理できます。
リモートワーク中心の開発現場では特に重宝されており、GitHubを使いこなせることは即戦力の証にもなります。
③ ポートフォリオとして転職活動に活用できる
GitHubに自分の作ったアプリやサービスのコードを公開することで、「このエンジニアはどんなものを作れるか」を具体的に示せます。
書類だけでは伝えにくいスキルや熱量を、コードで直接アピールできるのがGitHubポートフォリオの最大の強みです。特に未経験・独学でエンジニアを目指す方にとっては、学習の証跡として非常に有効です。
GitHubがエンジニア転職で重要な理由
採用担当者はGitHubを必ずチェックする
IT企業の採用担当者や現場エンジニアは、応募者のGitHubアカウントを確認することが一般的になっています。「この人は本当にコードが書けるのか?」を判断する材料として、GitHubのリポジトリは履歴書・職務経歴書と同等かそれ以上の重みを持つことも少なくありません。
GitHubのプロフィールが空白のままでは「コードを書いたことがない人」と判断されてしまうリスクもあります。
コントリビューショングラフが継続力を証明する
GitHubには「コントリビューショングラフ」と呼ばれる草グラフ(緑色のマス目が並ぶグラフ)があります。これはコードをアップロードした日が緑色に塗られる仕組みで、毎日コツコツ学習・開発している様子が一目でわかります。
「継続して学習できる人材かどうか」を採用側が重視するなか、このグラフは非常に有効なアピール材料になります。
オープンソース活動で実力をアピールできる
GitHubには世界中の開発者が公開しているコード(オープンソースプロジェクト)があります。そこにバグ修正や機能追加のコードを提出(プルリクエスト)することで、実際のプロジェクトへの貢献実績を作れます。
これが採用担当者に刺さるアピールになるのはもちろん、実務に近い経験を積む最高の機会にもなります。
「GitHubって名前は聞いたことあるけど、なんか黒い画面でコマンドを打つやつ……怖い」そう思っていたのは半年前の私です。独学でプログラミングを勉強していた田中さん(28歳・元事務職)は、転職活動中に「ポートフォリオをGitHubで公開してください」という求人を見て、頭が真っ白になったと言います。「意味が分からなすぎて、GitHubのトップページを開いたまま30分フリーズしてました(笑)。でもRemofulに相談したら、GitHubの整え方から職務経歴書の書き方まで一緒にサポートしてもらえて、気づいたらリモートワークの会社から内定が出てたんです」。未経験からでも、適切なサポートがあれば道は開けるもの。相談だけなら無料なので、まず気軽に問い合わせてみることをおすすめします。
GitHubの具体的な使い方・手順【初心者向けステップ解説】
STEP1:GitHubのアカウントを作成する
まずはGitHub公式サイト(https://github.com/)にアクセスし、アカウントを作成します。必要なのはメールアドレス・パスワード・ユーザー名の3つだけです。無料で作成できます。
ユーザー名は後から変更できますが、転職活動に使う場合は本名やローマ字表記など、覚えてもらいやすい名前にするのがおすすめです。
アカウント作成後は、プロフィール画像・自己紹介文(bio)・ウェブサイトURLなどを設定しておきましょう。採用担当者に見られることを想定し、丁寧に整えておくことが大切です。
STEP2:リポジトリを作成してコードをアップロードする
「リポジトリ」とは、プロジェクトのファイルや変更履歴を保存する場所のことです。フォルダのようなイメージで捉えると分かりやすいでしょう。
リポジトリの作成手順は以下のとおりです。
① ログイン後、右上の「+」ボタンをクリック
② 「New repository」を選択
③ リポジトリ名を入力(英語推奨)
④ 「Public(公開)」を選択
⑤ 「Add a README file」にチェックを入れる
⑥ 「Create repository」をクリック
これでリポジトリが作成されます。コードのアップロードは、GitHub Desktop(GUI操作ツール)を使うとコマンドライン不要で直感的に操作できるのでおすすめです。
STEP3:READMEを充実させてポートフォリオを整える
READMEとは、リポジトリのトップページに表示される説明文書のこと。採用担当者が最初に見る場所なので、ここを丁寧に書くかどうかで印象が大きく変わります。
READMEに書くべき内容の例:
・プロジェクトの概要(何を作ったか)
・使用技術・言語(例:Python、React、MySQLなど)
・開発した背景・課題意識
・アプリのスクリーンショットやデモURL
・インストール・実行方法
特に「なぜこれを作ったのか」という背景を書くと、採用担当者の心に刺さりやすくなります。コードの内容だけでなく、あなたの思考プロセスや課題解決力を伝えることが重要です。
STEP4:GitHub Pagesでポートフォリオサイトを公開する
GitHub Pagesとは、GitHubのリポジトリを使って無料でWebページを公開できる機能です。ポートフォリオサイトをGitHub Pages上に公開すれば、URLをそのまま履歴書に貼れます。
公開手順は以下の通りです。
① リポジトリの「Settings」をクリック
② 左メニューの「Pages」を選択
③ 「Source」で「main」ブランチを選択
④ 「Save」をクリック
数分後に「https://ユーザー名.github.io/リポジトリ名/」というURLでページが公開されます。HTMLとCSSだけで作ったシンプルなポートフォリオサイトでも、公開されている事実そのものが評価されます。
STEP5:コミットを習慣化してグラフを育てる
「コミット」とは、ファイルの変更をGitHubに記録・保存する操作のことです。毎日少しずつでもコミットを続けることで、コントリビューショングラフ(草グラフ)が育っていきます。
転職活動中の方であれば、毎日最低1コミットを目標にするのがおすすめです。学習記録を書いたテキストファイルをコミットするだけでもOK。継続している姿勢をグラフで示すことが大切です。
「今日は疲れてコードが書けなかった……」という日でも、READMEの文章を1行修正するだけでコミットできます。完璧を求めすぎず、継続することを優先しましょう。
よくある質問
Q. コマンドラインが使えないとGitHubは使えませんか?
A. コマンドラインが使えなくても大丈夫です。「GitHub Desktop」というGUIアプリを使えば、マウス操作だけでコードのアップロードや管理ができます。初心者のうちはGitHub Desktopから始めて、慣れてきたらコマンドラインに移行するのがスムーズです。
Q. ポートフォリオに載せる作品は何個必要ですか?
A. 量より質が大切ですが、最低でも2〜3個の作品を用意できると安心です。完成度が低くてもOK。「途中で放置した作品」ではなく「一応動く状態のもの」を公開するようにしましょう。
作品は以下のようなものがおすすめです。
・ToDoアプリ(基本的なCRUD操作が学べる)
・天気予報アプリ(APIの使い方が学べる)
・オリジナルのWebサービス(独自の課題を解決するもの)
Q. GitHubのアカウントは英語でないとダメですか?
A. 日本語でも構いませんが、リポジトリ名やコミットメッセージは英語にしておいた方が無難です。グローバルな採用担当者や外資系企業が見ることも想定すると、英語で統一しておくとプロフェッショナルな印象になります。
とはいえ、READMEは日本語で書いてもまったく問題ありません。むしろ日本語のREADMEの方が、国内企業の採用担当者には読んでもらいやすいでしょう。
まとめ
この記事では、GitHubの使い方を初心者向けに解説しました。最後に重要なポイントを振り返っておきましょう。
✅ GitHubとは……コードを管理・共有できるプラットフォーム。エンジニアの名刺代わりになる
✅ GitHubの3つのメリット……変更履歴の管理/チーム開発のしやすさ/ポートフォリオとして活用できる
✅ 転職で重要な理由……採用担当者はGitHubを必ずチェックし、コードで実力を判断する
✅ 具体的な手順……アカウント作成 → リポジトリ作成 → README整備 → GitHub Pages公開 → 毎日コミット習慣化
GitHubは最初は難しく感じるかもしれませんが、一度手を動かしてみると意外とシンプルです。完璧なポートフォリオを目指すより、まず公開してみることが何より大切。採用担当者は「完成度の高いもの」より「実際に手を動かしている人」を評価します。
もしGitHubの整え方や転職活動の進め方で不安があるなら、リモートワークに特化した転職支援サービスに相談してみるのも一つの手です。書類作成からポートフォリオのアドバイスまでサポートしてもらえるので、一人で悩むより格段に効率が上がります。
