「職業訓練を受けながら転職活動やバイトをしていいの?」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。
せっかく新しいスキルを身につけようと訓練に申し込んだものの、生活費の不安や「早く仕事を決めたい」という焦りが重なって、どう動けばいいか分からなくなりますよね。
この記事では、次の3点を分かりやすくお伝えします。
- 職業訓練中にバイトができるかどうかのルール
- 訓練を受けながら転職活動を並行するコツ
- 失業給付(雇用保険)への影響と注意点
職業訓練とは?基本をおさらい
職業訓練(公的職業訓練)とは、国や都道府県が運営する無料または低コストのスキルアップ制度です。失業中の方が主な対象で、IT・医療事務・介護・Webデザインなど幅広い分野の講座が用意されています。
訓練期間は数ヶ月〜1年程度のものが多く、その間に雇用保険の受給延長や「求職者支援訓練」の場合は月10万円の給付金(職業訓練受講給付金)を受けながら学ぶことができます。
「スキルを身につけながら転職を目指す」という目的で利用する方が多く、特にキャリアチェンジを考えている20代〜40代の会社員に人気があります。
職業訓練中にバイトはできる?3つの重要ポイント
①ハローワークへの申告が必須
結論からいうと、職業訓練中にアルバイトをすること自体は原則禁止されていません。ただし、必ずハローワークへの申告が必要です。
アルバイトをした日は「就労日」としてカウントされるため、その日の失業給付は支給されません。隠して働いてしまうと、不正受給とみなされ給付金の返還や3倍返しのペナルティが課される可能性があります。面倒でも正直に申告することが大切です。
②訓練の出席日数に支障が出ないこと
職業訓練には「出席率80%以上」というルールがあります。これを下回ると途中退校となり、給付の延長も受けられなくなってしまいます。
バイトを入れる場合は、訓練の時間割と重複しないよう調整が必要です。週末や夕方以降のシフトに限定するなど、無理のないスケジュールを組みましょう。
③求職者支援訓練の給付金は収入制限あり
雇用保険を受給していない方が対象の「求職者支援訓練」では、月10万円の給付金(職業訓練受講給付金)を受けられる制度があります。ただし、この給付金には収入要件があり、月収8万円以下であることが条件のひとつです。
アルバイト収入がこの上限を超えると給付金が支給されなくなるため、バイトのシフト量には注意が必要です。雇用保険を受給している場合は給付金との関係が異なるため、必ずハローワークで確認しましょう。
訓練中に転職活動が難しいと感じる理由
①毎日の授業で時間的な余裕がなくなる
職業訓練は基本的に平日の日中に授業があります。9時〜16時ごろまで通う日程が多く、仕事をしていたときと変わらないほど拘束時間がある場合も。授業後に面接の準備をしたり、企業リサーチをしたりするのは体力的にきつい…という声もよく聞きます。
②「訓練が終わってから就職活動すればいい」という先延ばし
「訓練修了後にスキルが身についてから動こう」と考えがちですが、これが落とし穴になることがあります。修了後に一気に活動を始めようとしても、ブランク期間が長くなって焦りばかりが募ることも少なくありません。
訓練期間は3〜6ヶ月あることが多いので、在学中から少しずつ転職活動を進めておくのが賢明です。
③「何から始めればいいか分からない」という情報過多の迷子状態
転職サイト・エージェント・ハローワーク・SNS…と情報源が多すぎて、どれを信じればいいか分からなくなる方も多いです。特にキャリアチェンジを考えている場合は、未経験OKの求人を効率よく探す方法を知っておくことが重要です。
「自分一人で全部やろうとしない」というのが、訓練と転職活動を両立するうえで最も大切な考え方かもしれません。
私は前職のWeb制作会社を辞めたあと、Webデザインのスキルアップを目指して職業訓練校に入りました。訓練中は「バイトしていいのかな…」と毎日ソワソワしていたんです。生活費がじわじわ減っていくのを見ながら、教室でIllustratorを触っている自分がなんとも言えない気持ちで(笑)。勇気を出してハローワークに聞きに行ったら「申告すればOKです」と一言。もっと早く聞けばよかった!でも転職活動のほうは何から始めたらいいか分からなくて、訓練が終わりに近づいてきても求人をぼんやり眺めているだけでした。友人に勧められてRemofulに相談してみたら、担当の方がリモートワーク求人を中心に私の希望にぴったりの会社をいくつか紹介してくれて、書類対策まで一緒にやってもらえたんです。訓練修了のタイミングで内定が取れたときは本当に拍子抜けするほどスムーズでした。相談だけなら無料なので、まず気軽に問い合わせてみることをおすすめします。
職業訓練・バイト・転職活動を両立する具体的な方法
①週のスケジュールをあらかじめ「見える化」する
まずは1週間のカレンダーに訓練の時間割を書き込み、空き時間を洗い出しましょう。平日の夜や土日がどのくらい確保できるかを把握することで、バイトのシフトや転職活動にあてる時間を現実的に考えられます。
おすすめは「週5日の訓練+週2日の夜または土日バイト+平日夜に転職活動30分」という組み合わせです。最初から詰め込みすぎると疲弊してしまうので、余白を残すことを意識しましょう。
②転職エージェントに「訓練中である」ことを正直に伝える
転職エージェントに登録する際は「現在職業訓練中で、修了後(○月ごろ)に入社できます」とはっきり伝えましょう。多くのエージェントは入社時期を柔軟に調整してくれます。
むしろ、訓練でスキルアップ中であることをポジティブにアピールできます。「独学ではなく、公的機関で体系的に学んでいる」という点は採用側にとっても好印象です。
③バイトは「短時間・スキマ型」を選ぶ
訓練中のバイトは、フルシフトが必要な飲食店よりも、単発・スポット型や在宅ワーク系が向いています。たとえば以下のようなものがおすすめです。
- スポットバイト(タイミーなどのアプリ系)
- データ入力・アンケートモニターなどの在宅副業
- 週末限定のカフェや接客バイト
- 訓練で学んでいるスキルを活かしたクラウドソーシング
特にクラウドソーシングは、訓練で学んだことをそのまま実践できるため、ポートフォリオにもなり一石二鳥です。
④面接は授業終了後や休憩時間を活用する
企業によっては夕方以降や土曜日にオンライン面接を設定してもらえることがあります。「職業訓練中のため平日午前〜午後は難しいです。夕方以降かオンラインで対応できますか?」と素直に相談してみましょう。多くの企業は柔軟に対応してくれます。
また、訓練校によっては就職活動のための「就活欠席」が認められる場合もあります。事前に担任の先生に確認しておくと安心です。
⑤リモートワーク求人を中心に探す
訓練中・修了後の働き方として、リモートワーク求人は特に相性が良いです。通勤時間がなくなることで時間的な余裕が生まれ、スキルアップしながら就業するスタイルとも合っています。
リモートワーク専門の転職サービスを活用することで、一般的な転職サイトには出ない在宅求人に出会えることもあります。
よくある質問
Q. 職業訓練中のバイトをハローワークに黙っていたらどうなる?
不正受給とみなされるリスクがあります。発覚した場合、受け取った給付金の全額返還に加え、その2倍の罰則金(合計3倍返し)が課されることがあります。また、今後の雇用保険の利用にも影響が出る場合があります。バイトした日は必ず申告し、「就労日」として記録しておきましょう。
Q. 訓練修了前に就職が決まっても給付金はもらえる?
雇用保険の基本手当(失業給付)については、就職が決まった時点で支給が終了します。ただし、早期に就職した場合は「再就職手当」が支給される制度があります。支給額は残日数によって異なるため、ハローワークで計算してもらうと分かりやすいです。
求職者支援訓練の場合も、就職が決まった月まで給付金が支給されるのが基本ですが、詳細は担当のハローワークに確認しましょう。
Q. 転職エージェントと訓練は同時に使っていいの?
もちろんOKです。むしろ推奨します。転職エージェントは無料で利用でき、求人紹介から書類・面接対策、条件交渉まで一括でサポートしてくれます。訓練修了のタイミングに合わせて入社できるよう、スケジュール調整も手伝ってくれるため、忙しい訓練期間中でも効率よく転職活動が進められます。
特にリモートワーク希望の方は、リモート特化型のエージェントを選ぶと希望に合った求人が見つかりやすいです。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 職業訓練中のバイトは可能だが、必ずハローワークへの申告が必要
- 給付金(求職者支援訓練)を受けている場合は月収8万円以下の収入制限に注意
- 訓練の出席率80%以上を守れるシフト設定が大前提
- 転職活動は訓練中から少しずつ始めておくと修了後にスムーズ
- 転職エージェントを活用すれば、忙しい訓練中でも効率よく求人探しができる
- リモートワーク求人は訓練との相性が良く、特におすすめ
職業訓練は新しいキャリアへの大切な踏み台です。バイトや転職活動をうまく組み合わせることで、訓練期間を最大限に活かすことができます。一人で抱え込まず、プロの力を借りながら着実に前へ進んでいきましょう。
