「退職後の収入が不安…でもスキルアップもしたい」そんなふうに悩んでいませんか?
実は、職業訓練を活用すれば、給付金をもらいながら無料でITやプログラミングを学べる制度があります。うまく使えば、お金の心配をせずにスキルチェンジができる、まさに一石二鳥の仕組みです。
この記事では、以下の3点を中心にわかりやすく解説します。
✅ 職業訓練のおすすめITコースはどれか
✅ 給付金の種類・受け取り条件・申請の流れ
✅ コース選びで失敗しないためのポイント
職業訓練(ハロートレーニング)とは?
職業訓練は、国や都道府県が主体となって実施する無料のスキルアップ制度です。正式名称は「ハロートレーニング」といい、主に離職者・求職者を対象としています。
大きく分けると、以下の2種類があります。
📌 公共職業訓練(ハロートレーニング)
雇用保険(失業給付)を受給中の方向け。訓練期間中も給付が延長されるケースがあります。
📌 求職者支援訓練
雇用保険を受給できない方(フリーランス・ブランクが長い方など)向け。条件を満たせば月10万円の「職業訓練受講給付金」を受け取れます。
どちらも受講料は原則無料(テキスト代が別途かかる場合あり)で、ITやプログラミング系のコースも多数用意されています。
転職・退職を検討している方にとって、「学びながら収入を確保できる」この制度は、ぜひ知っておきたい選択肢のひとつです。
ITプログラミング系おすすめコース3選
職業訓練のコースはさまざまありますが、転職市場での需要が高く、給付金も活用しやすいIT・プログラミング系コースを3つに絞って紹介します。
① Webデザイン・コーディングコース
HTML・CSS・JavaScriptの基礎を学ぶコースです。デザインツール(AdobeXDやFigmaなど)も合わせて学ぶケースが多く、Webサイト制作やバナー作成のスキルが身につきます。
こんな人におすすめ
・デザインに興味がある
・フリーランスや副業を視野に入れている
・未経験からWeb業界に転職したい
訓練期間は3〜6ヶ月が多く、初心者でも取り組みやすいカリキュラムが整っています。女性の受講者も多く、育休・産休明けの復職にも活用されています。
② Pythonプログラミング・データ分析コース
近年急増しているのが、Python×データサイエンス系のコースです。プログラミングの基礎からデータ分析・機械学習の入門まで学べるものもあり、AIエンジニアやデータアナリストへのキャリアチェンジを目指す方に人気です。
こんな人におすすめ
・論理的思考が得意な方
・事務・経理・営業職からITへ転身したい方
・30〜40代でキャリアをリセットしたい方
求職者支援訓練の中でも比較的新しいカリキュラムで、民間のITスクール出身の講師が多く、実践的な内容が充実しています。
③ ITパスポート・基本情報技術者試験対策コース
ITの基礎知識を体系的に学び、国家資格の取得を目指すコースです。プログラミングよりも「ITの全体像を理解したい」「資格で転職を有利にしたい」という方に向いています。
こんな人におすすめ
・IT業界は未経験だが、まず資格から取りたい
・SE・システム営業・社内SEへの転職を目指している
・プログラミングより論理・マネジメント系が得意な方
コース修了後に試験受験料の補助が出るケースもあるため、資格取得コストを抑えながら転職準備ができます。
正直、退職を決めたとき「もうお金どうしよう…」と頭が真っ白になりました。私(山田・33歳・元事務職)は5年間勤めた会社を辞めたものの、次の仕事が全く見つからず、毎朝ハローワークに通う日々が続いていました。そんなとき、窓口の担当者から「ITの職業訓練を受けながら給付金をもらえますよ」と教えてもらったんです。最初は「プログラミングとか絶対無理…」と思っていましたが、Webデザイン+HTML/CSSのコースに入ったら、意外と周りも初心者ばかりで安心しました。訓練中も失業給付が延長されて、約6ヶ月間は収入ゼロにならずに済んだのは本当に助かりました。ただ、コース選びや申請手続きが複雑で、転職エージェントに相談したら「このコースはIT転職に有利」とピンポイントで教えてもらえたのが大きかったです。相談だけなら無料なので、まず気軽に問い合わせてみることをおすすめします。
給付金の種類と受け取り条件|3つの重要ポイント
「給付金をもらいながら職業訓練を受けたい」という方が最もつまずくのが、どの給付金がもらえるのか・条件は何かという部分です。ここをしっかり押さえておきましょう。
① 失業給付の延長(雇用保険受給者向け)
雇用保険(失業手当)を受給中の方が公共職業訓練に申し込むと、受給期間が訓練終了まで延長される場合があります。
通常、失業給付は「所定給付日数」が終わると打ち切りになりますが、訓練受講中は最大2年間まで延長可能です(訓練の期間による)。
主な条件
・ハローワークで受講指示を受けていること
・訓練開始前に一定の給付残日数があること
・週20時間以上の訓練に参加すること
退職後すぐにハローワークへ行き、「職業訓練を検討している」と伝えるのが最初のステップです。
② 職業訓練受講給付金(月10万円)|雇用保険なしでも対象
雇用保険に入っていない方・加入期間が短い方でも受け取れるのが、この職業訓練受講給付金(月10万円)です。
求職者支援訓練を受講しながら、収入・資産が一定以下であれば月10万円が支給されます。交通費も別途支給される場合があります。
主な支給条件(すべて満たす必要あり)
✔ 本人収入が月8万円以下
✔ 世帯全体の収入が月30万円以下
✔ 世帯全体の金融資産が300万円以下
✔ 現在住んでいる土地・建物以外に不動産を所有していない
✔ 訓練の8割以上に出席していること
条件は細かいですが、フリーランス・アルバイト・主婦(夫)からの再就職を目指す方にも対象が広がっており、活用できる人は意外と多いのが実情です。
③ 教育訓練給付金(民間スクール併用も可能)
職業訓練と似た制度として、教育訓練給付金もあります。こちらは雇用保険に一定期間加入していた方が、対象のスクールや講座を受講した際に、受講料の20〜70%が支給される制度です。
種類は3段階
・一般教育訓練給付金:受講料の20%(上限10万円)
・特定一般教育訓練給付金:受講料の40%(上限20万円)
・専門実践教育訓練給付金:受講料の50〜70%(上限56〜168万円)
プログラミングスクール(TechCamp・DMM Webcamp等)の一部も対象になっているため、「職業訓練のスケジュールが合わない」という場合はこちらも選択肢に入れてみましょう。
職業訓練コースの選び方・申請の具体的な手順
「どのコースを選べばいいかわからない」「申請方法が複雑で不安」という声はとても多いです。ここでは、実際の流れをステップ形式でわかりやすく解説します。
STEP1:まずハローワークへ相談する
職業訓練を受講するには、原則としてハローワークの窓口を通じた申し込みが必要です。まず最寄りのハローワークへ行き、求職登録をしてから相談窓口で「職業訓練を検討しています」と伝えましょう。
担当者が現在募集中のコース一覧を案内してくれます。エリアや時期によっておすすめコースは変わるため、「ITかプログラミング系で探している」と具体的に伝えるのがコツです。
STEP2:コースを選んで受講申込書を提出する
気になるコースが見つかったら、受講申込書をハローワークに提出します。コースによっては選考試験や面接がある場合もあります。
選考に通過すると「受講指示書」または「受講推薦書」が発行され、正式に受講資格が認められます。
選考で重視されるポイント
・そのコースを学ぶ明確な理由
・修了後の就職イメージ(どんな仕事をしたいか)
・訓練への意欲・熱意
「なんとなく」ではなく、「Webデザインを学んでEC企業のデザイナーとして転職したい」のように具体性を持たせると通過率が上がります。
STEP3:給付金の申請をあわせて行う
受講決定後、給付金の申請も忘れずに行いましょう。
失業給付延長の場合:受講開始後も引き続きハローワークへの認定申告が必要です。
職業訓練受講給付金の場合:訓練開始月の申請期限に注意。遅れると支給が受けられなくなる場合があります。
書類は「支給申請書」「出席記録」「収入申告書」などが必要です。ハローワークの担当者に確認しながら進めると安心です。
STEP4:訓練修了後すぐに転職活動を開始する
職業訓練は「受けて終わり」ではなく、修了後の就職につなげることが目的です。訓練中から求人情報をチェックし、修了後はすぐに転職活動を開始できる状態にしておきましょう。
転職エージェントを事前に登録しておくと、「このコースを受けておくと◯◯の求人に有利」といったアドバイスも受けられます。IT系の転職エージェントに相談すれば、訓練中に学んだスキルをどう職務経歴書に書くかも一緒に考えてもらえます。
STEP5:転職エージェントを活用してリモートワーク求人を狙う
ITスキルを身につけた後、最も求職者に人気なのがリモートワーク求人です。ITエンジニア・Webデザイナー・データアナリストなどはリモート対応の求人が多く、地方在住者や子育て中の方にも選びやすいのが特徴です。
リモートワーク特化型の転職支援サービス「Remoful(リモフル)」では、求人紹介から書類・面接対策、条件交渉まで無料でサポートしてもらえます。職業訓練修了後のファーストステップとして活用してみましょう。
よくある質問
Q1. 在職中でも職業訓練は受けられますか?
A. 原則として、職業訓練は離職者・求職者を対象としています。
公共職業訓練・求職者支援訓練は基本的に「働いていない方(または内定がない求職者)」が対象です。在職中の方には、企業が利用する「在職者訓練」や民間スクール+教育訓練給付金の活用がおすすめです。
「退職を前提として職業訓練を活用したい」という場合は、退職のタイミングとコースの開始時期を合わせる必要があります。担当者に事前相談することをおすすめします。
Q2. 選考に落ちたらどうすればいいですか?
A. 別のコース・別の時期に再応募することが可能です。
選考に落ちても、申し込み回数に制限はありません。ただし、給付金(特に失業給付)には期限があるため、落ちた場合はすぐに次のコースを探すか、ハローワークで相談するのが賢明です。
選考対策として「修了後にやりたいこと」を具体的に言語化しておくと、面接・作文でのアピールがしやすくなります。
Q3. 訓練中にアルバイトをしてもいいですか?
A. アルバイト自体は禁止されていませんが、給付金の受給に影響する場合があります。
失業給付を受けている場合、アルバイトの収入・時間によっては給付金が減額・停止されることがあります。必ずハローワークに事前申告した上で行いましょう。
職業訓練受講給付金(月10万円)の場合も、収入条件(月8万円以下)を超えると支給対象外になります。訓練中のアルバイトは慎重に判断してください。
まとめ
この記事では、職業訓練のおすすめITコースと給付金の活用方法について解説しました。最後に要点を整理します。
📌 職業訓練で学べるITコースのおすすめ3選
① Webデザイン・コーディングコース(初心者に最適)
② Pythonプログラミング・データ分析コース(需要急増中)
③ ITパスポート・基本情報対策コース(資格取得で転職有利)
📌 給付金は大きく3種類
① 失業給付の延長(雇用保険受給者向け)
② 職業訓練受講給付金・月10万円(雇用保険なしでもOK)
③ 教育訓練給付金(民間スクール利用時も活用可能)
📌 コース選び・申請の流れ
ハローワーク相談 → コース選択・申込 → 給付金申請 → 訓練受講 → 就職活動
職業訓練は「お金をもらいながらスキルアップできる」とても優れた制度です。しかし、コースや給付金の選び方を間違えると、時間もお金も無駄になってしまいます。
まずはハローワークへの相談と、転職エージェントへの登録を同時進行で進めることが、最短で転職成功への道を切り拓くコツです。
