ツアー・イベント 活動報告

酒米作りツアー4 02.08 蔵開き編

いよいよ2019年度の「酒米づくりツアー」のエピローグの蔵開き!みんなで力を合わせてつくってきた酒米が、新酒となってお目見えします。2011年に登場し、今年で10年という節目を迎える純米酒「丸の内」の出来はどうでしょう?このツアー初めて味わえる2020年純米酒「丸の内」。その出来を確かめに萬屋醸造店の蔵開きへ向かいます。

今回の案内人

グループ会社社員 Mさん

Mさん

50代 グループ会社社員
2019年は、郷役から稲刈りまで全活動参加を達成!純米酒「丸の内」の新酒を味わうのを心待ちにしていました。

1日のスケジュール

08:30 新宿駅西口集合
10:50 十谷に到着、古民家「和み庵」を見学
11:10 「つくたべかん」で“みみほうとう”づくり、昼食
13:10 「つくたべかん」を出発
13:50 「萬屋醸造店」に到着、2班に分かれて酒蔵見学
14:40 酒蔵セミナー、純米酒「丸の内」生酒の試飲
16:10 「萬屋醸造店」を出発
18:40 新宿駅西口到着、解散

蔵開きツアーは新宿西口からスタート

早朝の新宿西口に、続々と参加者が集まってきます。
早朝の新宿西口に、続々と参加者が集まってきます。

2019年度最後の「酒米づくりツアー」は新酒蔵開き。郷役から始まり、田植え、草刈り、稲刈りと続けてきた酒米づくりのクライマックスです。山梨県富士川町の「萬屋醸造店」にお伺いして蔵から出てきたばかりの純米酒「丸の内2020」を、誰よりも早く味わいます。2008年から始まった「空と土プロジェクト」では、2010年以降毎年酒米づくりに挑戦し、2011年2月に純米酒「丸の内」が誕生!今年は記念すべき10回目の新酒となります。今回の集合場所の新宿西口工学院大学前には、この日を待ち望んでいた参加者が顔を合わせ、期待に胸を膨らませて一路、山梨へと向かいます。

グループ会社社員 Mさん

2013年の稲刈りから毎年参加しています。今年度は、郷役から稲刈りまですべての活動に参加できたので、今回の蔵開きはいつも以上に思い入れがあります。お酒は年によって味や香りが微妙に違うので今年の新酒はどうなのか、今からわくわくしています。

築100年以上の古民家を見学

100年以上の歴史の重さを感じます。
100年以上の歴史の重さを感じます。

新酒蔵開きの前に、富士川町の十谷(じっこく)地区に立ち寄り、古民家見学と“みみほうとう”づくりを体験します。大柳川渓谷の斜面にひっそりと佇む十谷地区は、典型的な限界集落。その集落の一角にある「古民家 和み庵」は、明治35年に建てられたもの。かつては庄屋さんの住居だったそうです。現在の当主の奥様に、お庭や住居の中を案内していただきました。立派な門構えや太い大黒柱…、座敷の壁土は銅を混ぜた珍しいもので現在はもう作られていないそうです。鶴が描かれた襖絵も立派なもので富士川の舟運が盛んだった当時の繁栄をうかがい知ることができ、歴史の重みを感じるとともに懐かしい気持ちにさせられました。

グループ会社社員 Mさん

古民家はこのツアーで何回か見学しましたが、庄屋さんの家を見るのは初めて。入ったときに囲炉裏の炭火の匂いがして郷愁を感じました。縁側や木の廊下を見ていると田舎の家を思い出します。こういう体験ができるのも、このツアーのいいところですね。

お昼はみんなの手作り“みみほうとう”

みんなでみみほうとうを作りまーす!
みんなで“みみほうとう”を作りまーす!

古民家見学の後は、さらに坂道を登って「つくたべかん」へ。5~6人の班に分かれて、地元のお母さんたちに教わって“みみほうとう”を作ります。“みみほうとう”とは農具の“箕”の形に似せたほうとうで、この十谷地区だけに伝わる郷土料理です。生地を手でしっかり練って形を整え、のし棒をつかって薄く伸ばしたら4cm四方の四角形に切り、一方の隣り合った角を指でつまんでくっつけ“箕”の形をつくります。簡単なようで難しく、お母さんたちに教えてもらったり、仲間どうしで教え合ったりしながら作りました。出来上がったみみほうとうは、お出汁とカボチャ、ダイコンなどの野菜が入ったお鍋に投入。よく煮込んだら味付け用のお味噌を溶き入れ一煮立ちさせて出来上がりです。みんなで作ったみみほうとうはしっかり歯ごたえがあって格別。思い出深い昼食になりました。

のし棒を使って生地を伸ばします。
のし棒を使って生地を伸ばします。
4cm四方の四角形に切って“箕”の形にします。
4cm四方の四角形に切って“箕”の形にします。
地元のお母さんに教わりながら。けっこう難しい。
地元のお母さんに教わりながら。けっこう難しい。
十谷地区の郷土料理みみほうとうの出来上がり。
十谷地区の郷土料理みみほうとうの出来上がり。
グループ会社社員 Mさん

みみほうとうづくりは2回目です。前回より上手にできました。“箕”にするときの、親指でつまむ力加減にコツがあります。今回の方が食べたときの食感がモチモチしていて、噛んだときにふわっと小麦の香りがしました。1杯目はそのまま、2杯目はラー油をたらして味の変化を楽しみました。

グループ会社社員 Hさん

箕の形にするのが難しかったです。できあがったほうとうは、優しい味がしました。一緒に作ったみんなの優しさがしみ込んでいるようで、とても温まりました。

グループ会社社員 Sさん

みみほうとうは、形も小さいので食べやすく、短時間しか煮込んでいないのに味がしっかりしみ込んでいて美味しかったです。

グループ会社社員 Fさん

一緒に出た生コンニャクの柚子味噌に感激!(笑)みんなで作って、みんなで一緒に食べるのって本当に楽しくて、美味しさが一味違いますね。

試飲の前に、お酒造りのお勉強

酒蔵ギャラリー六斎 酒蔵見学

お腹もいっぱいになったら、純米酒「丸の内」を製造している萬屋醸造店さんへバスで移動。試飲会場になる萬屋醸造店さんに併設された酒蔵ギャラリー六斎に到着すると、ぬる燗のお酒がウェルカムドリンクとして振舞われました。そして2班に分かれて順番に酒蔵見学。お米を磨く工程や麹造り、醪仕込みなどの工程をていねいに解説していただきました。その後、酒蔵ギャラリー六斎にてNPO法人えがおつなげての曽根原さんの司会で酒蔵セミナー。萬屋醸造店の玉川社長、芦沢杜氏、純米酒「丸の内」の酒粕を使用した「酒粕てら」を製造している金精軒製菓の小野社長たちのお話をお聞きしました。

寒い季節なのでぬる燗が一段とおいしく感じます。
寒い季節なのでぬる燗が一段とおいしく感じます。
今年の「丸の内」について語る芦沢杜氏。
今年の「丸の内」について語る芦沢杜氏。

純米酒「丸の内」の新酒を堪能

2020年の純米酒「丸の内」

いよいよ乾杯!2020年の純米酒「丸の内」は、天候不良のためお米の出来がよくなかったものの、華やかな香りとお米の持つ旨味が感じられる美味しいお酒に仕上がっていました。会場のあちこちからは「うまい!」「おいしいね!」の声が!今年度の酒米づくりツアーに参加された方にとっては喜びもひとしおです。お酒のおつまみには身延市の湯葉料理で名高い宿坊「覚林坊」さんから取り寄せた湯葉と地元野菜を使ったおつまみの詰め合わせ。お料理の一つひとつが味わい深く、お酒の美味さを盛り立ててくれます。試飲には先ず2020年の生酒。そして2019年純米吟醸酒も提供され、製造時期と作り方が異なる2種類を飲み比べました。美味しいお酒と料理、そして楽しい仲間たちに囲まれて、今まで「空と土」プロジェクト」の活動に力を貸してくれた方々のことを思い浮かべながら楽しいひと時を過ごしました。最後は、恒例の曽根原さんの「もりもり」のポーズで記念写真。来年度の酒米づくりの成功を祈念しました。

今までとこれからを想い、お酒を味わいます。
今までとこれからを想い、お酒を味わいます。
覚林坊さんのゆば料理の詰め合わせ。
覚林坊さんのゆば料理の詰め合わせ。
美味しいお酒に話もはずみます。
美味しいお酒に話もはずみます。
2020年の美味しいお酒とツアーに「もりもり」!
2020年の美味しいお酒とツアーに「もりもり」!

ツアーを体験してみて

グループ会社社員 Mさん

今年の「丸の内」は飲んだ瞬間に甘さが口の中に広って、身体にすーっと吸い込まれるような感じですね。昨年は大きな台風被害もあり、地元の皆さんは大変だったと思うのですが、こうして美味しくできたお酒を飲めることに感謝すると同時に本当に幸せだなと感じています。新年度の酒米づくりツアーもパーフェクト参加を目指してがんばります。

グループ会社社員 Hさん

あまりボキャブラリーがなくて申し訳ないんですけど、おいしくて飲みやすいです。2019年とはまたぜんぜん違った美味しさで、日本酒の奥深さを実感しました。今日は大満足です。

グループ会社社員 Sさん

私は去年、郷役と稲刈りに参加したんですけど、今日、こうして新酒をいただいて、お酒造りの一部に関われたんだなと思うととてもうれしいです。今年のお酒はいい意味で後味がすっきりしていて、とても飲みやすいです。つい飲みすぎちゃいそうですね。笑

グループ会社社員 Fさん

お酒が美味しいのはもちろんなんですけど、こういうかたちでグループ会社の方や地域の方とつながれる機会があるのは幸せなことだなと思いました。2019年のお酒は寝かしていた分、まろやかで、今年のお酒はすごく元気でフルーティ!酒米づくりをしてくれたみんなのパワーをいただきました。今年は酒米づくりツアーに参加してみたいです。