ツアー・イベント 活動報告

酒米作りツアー3 10.20 稲刈り編

2018年度の酒米づくりツアーもいよいよ最後の大仕事「稲刈り作業」です。5月19日に田植えをした空土ファームでは、夏の厳しい暑さや台風にも耐え、すくすくと育った稲穂が重そうに頭を垂れています。初めて参加する方も交えて33名の参加者が、力を合わせて2枚の田んぼの稲を刈り取りました。

今回の案内人

グループ会社社員 Oさん

Oさん

20代 グループ会社社員
社内で「とっても楽しいらしいよ」という噂を聞いたので仲良しのYさんを誘って参加しました。

グループ会社社員 Yさん

Yさん

20代 グループ会社社員
職場にて純米酒「丸の内」を知り、作る過程に関わりたいと思い、参加しました。

グループ会社社員 Sさん

Sさん

20代 グループ会社社員
上司に誘っていただいて初参加です。自然の中でいろいろなことを学びたいと思います。

1日のスケジュール

09:15 甲府駅南口集合
11:00 民宿「五郎舎」で昼食
12:00 御門集落の棚田へ移動
12:20 棚田周辺の生きもの観察
12:50 稲刈り体験
14:15 「増富の湯」へ移動 温泉入浴
15:30 「増富の湯」を出発
16:00 「NPO法人えがおつなげて」古民家事務所で『山梨の秋の味覚体験』
16:30 「NPO法人えがおつなげて」古民家事務所を出発
19:00 新宿駅西口着・解散

バスの中は、生きものクイズで大盛況

空土ファームの生態をクイズ形式で楽しく学びました。
空土ファームの生態をクイズ形式で楽しく学びました。
クイズに正解してカワセミのバッヂをゲット!
クイズに正解してカワセミのバッヂをゲット!

今回の「酒米づくりツアー」も企画が盛りだくさん。甲府駅からバスに乗り込むと事務局からスケジュール等の説明がありました。その後で「NPO法人生態教育センター」の佐藤真人さんによる空土ファームの生態調査報告を、写真を使ったクイズ形式で行いました。正解者には手づくりのカワセミバッヂがプレゼントされるとあって子どもたちだけでなく大人も真剣。荒廃していた耕作放棄地に棚田を復活させたことにより豊かな生態が復活し、様々な生きものが生息していることを楽しく学ぶことができました。

グループ会社社員 Sさん

「今回はグループ会社から若手3名で初参加!会社のこのような活動に参加するのはこれが初めてなので緊張していますが、この日をとても楽しみにしていました。もちろん、みんな稲刈りは初体験です。」

ステキな古民家風宿でランチタイム

自然に囲まれた古民家風民宿「五郎舎」さんでランチ。
自然に囲まれた古民家風民宿「五郎舎」さんでランチ。

昼食は民宿「五郎舎」さんで美味しいカレー。このカレーを毎回楽しみにしている参加者もたくさんいる人気メニューです。今回は秋らしくキノコのカレー。うっすら甘い名物の花豆の煮物が、いい箸休めになりました。周囲の山々は、まだ紅葉していませんでしたが、木々の緑が落ち着いたトーンに変わってきていて、秋の気配を感じました。もう2週間くらい寒い日が続けばすっかり紅葉するそうです。

グループ会社社員 Oさん

「カレーもサラダもぜんぶ美味しかったのですが、とくに花豆が美味しかったです。いっぱい食べたので、稲刈り体験をがんばります!」

グループ会社社員 Yさん

「私はカレーにトッピングされていた揚げた牛蒡の美味しさに感激。バスの中で何度も参加されている人から、稲刈り体験がいちばん楽しいよと教えていただいたので午後の作業がとても楽しみです。」

田んぼ周辺の生きもの観察

「NPO法人生態教育センター」の佐藤さんから生きもの採集の方法を教わりました。
「NPO法人生態教育センター」の佐藤さんから生きもの採集の方法を教わりました。

食事が済んだら棚田へバスで移動。いよいよ稲刈り作業ですが、その前に生きもの観察を実施しました。前回の除草作業のときは田んぼの中で生きものを探しましたが、今回は田んぼ周辺で観察。「えー、こんなところにいるの?」という声があがりましたが、探してみると様々な生きものが生息していてびっくり。耕作放棄地が開墾され、棚田が水をたたえることで生態が豊かになり、多様な生きものが暮らしていける環境になりました。絶滅危惧種のコオイムシやオツネントンボなども見つかり、改めて里山の生物多様性に驚かされました。

6枚ある田んぼのうち4枚は稲刈り完了。
6枚ある田んぼのうち4枚は稲刈り完了。
作業の前にはお約束の「もりもり」ポーズで記念撮影。
作業の前にはお約束の「もりもり」ポーズで記念撮影。
あ、ほらお父さん、あそこに何かいる!
あ、ほらお父さん、あそこに何かいるよ!
案内役の3人もたくさんの生きものを発見!
案内役の3人もたくさんの生きものを発見!
グループ会社社員 Sさん

「東京生まれなので、棚田の風景を初めて間近で見ることができて感激。そしてまさか社会人になって昆虫採集をするとは思いませんでした(笑)。トンボとカエルとゴミムシ…けっこう捕まえました。子どもに返った気分で楽しかったです。」

暑さや台風にも負けず、今年も豊作

「NPO法人えがおつなげて」の曽根原代表から稲の刈り方をレクチャー。
「NPO法人えがおつなげて」の曽根原代表から稲の刈り方をレクチャー。

生きもの観察を終えたら、いよいよ稲刈り作業です。「NPO法人えがおつなげて」の曽根原代表から作業で使用する「のこぎり鎌」の使い方や刈り取り時の稲の持ち方などを教わりました。刃物なので使い方を誤れば危険です。みんな真剣に注意を聞いて、いよいよ田んぼの中へ!ざくっざくっと軽快に稲を刈っていきます。田植えや除草作業を経験した人は、収穫の感慨もひとしおのようです。「増富地区は標高が高いので夏の気温が低く、むしろ今年の猛暑で稲の生育はよかったです。台風の影響もほとんどなく、昨年同様の豊作となりました」と曽根原代表も満足そうでした。

作業前には、みんなで声を合わせて気合いの「稲刈りモリモリ!」。
作業前には、みんなで声を合わせて気合いの「稲刈りモリモリ!」。
子どもたちも手伝って、どんどん刈り進みます。
子どもたちも手伝って、どんどん刈り進みます。
刈った稲の束を手に、思わず笑顔がこぼれます。
刈った稲の束を手に、思わず笑顔がこぼれます。
稲刈り初体験の二人も楽しそうです。
稲刈り初体験の2人も楽しそうです。
グループ会社社員 Oさん

「稲刈りは思っていたよりサクサクできて、田んぼの一列を全部刈りました。これがお酒になるのかと思うと感慨深いです。」

グループ会社社員 Yさん

「普段しない姿勢で刈ったので明日は筋肉痛になりそう。でもとても新鮮な体験であり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。」

稲刈りの後は「結束」と「はざ掛け」

「はざ」という柵に結束した稲の束を掛けていきます。
「はざ」という柵に結束した稲の束を掛けていきます。

刈り取った後は、稲の束をひもで縛ってひとまとめにする「結束」という作業を行いました。きつく縛るのが意外と難しく苦労していた人も多かったようです。結束した稲の束は「はざ」に掛けて自然乾燥させます。この状態で10日間ほど干し、脱穀機にかけてもみ(籾)にして田んぼから運び出します。その後もみ殻を取り除き玄米にして、精米機で精米して蔵元に運ばれてお酒づくりが始まります。来年の2月には純米酒「丸の内」の新酒となってみんなの手元に!日本酒づくりに使わなかったお米からは純米焼酎「大手町」が造られ、こちらは8月に新酒ができる予定。いまからとても楽しみです。

がんばってたくさん刈り取りました!
がんばってたくさん刈り取りました!
稲の束をひもで縛ってから「はざ」に掛けます。
稲の束をひもで縛ってから「はざ」に掛けます。
風で飛ばされないよう隙間なく並べます。
風で飛ばされないよう隙間なく並べます。
「はざ」に掛かった稲の束をみると達成感を覚えます。
「はざ」に掛かった稲の束をみると達成感を覚えます。
グループ会社社員 Sさん

「稲刈りも結束もはざ掛けも、どの作業も楽しかったです。自然の中で身体を動かすのは気持ちがいいですね。もっと子どもの頃に経験できたらよかったな。小学生のときに習ったお米のできるまでを思い出し、改めてお米をつくるのって大変なんだなあと思いました。」

山梨の秋の味覚を満喫

江戸時代に建てられた古民家を再利用した事務所。
江戸時代に建てられた古民家を再利用した事務所。

無事に稲刈りを終えて、武田信玄の隠し湯として名高い「増富温泉」で疲れた身体を癒した後は、本日最後の企画、「NPO法人えがおつなげて」さんの古民家事務所で『山梨の秋の味覚体験』です。中庭で山梨県産の7種類のブドウと甘柿・渋柿(渋は抜いてあります)の試食会。こんなにたくさんの種類のぶどうを食べ比べたのは初めて。それぞれ風味も食感も違ってみんな「美味しい、美味しい」と連呼。用意されたブドウはあっという間になくなりました。そして、新宿に向かう帰りのバスでは収穫を祝ってみんなで乾杯!自然の恵みの素晴らしさを身体と味覚でたっぷり実感できた楽しいツアーでした。

ずらりと並んだ山梨産のブドウと柿。
ずらりと並んだ山梨県産のブドウと柿。
初めて食べる種類のブドウもたくさんありました。
初めて食べる種類のブドウもたくさんありました。
山梨のブドウは、甘くて美味しいよ!
山梨のブドウは、甘くて美味しいよ!
大満足の充実した一日でした!
大満足の充実した一日でした!
グループ会社社員 Oさん

「こんなにたくさんの種類のブドウを見たのは初めてかも。どれも甘くてとってもおいしかった。自然の豊かさを実感できた一日でした。」

グループ会社社員 Yさん

「古民家事務所がとっても素敵。ふだん経験できないことを今日はたくさん体験できました。帰りに、お米やお菓子のお土産もいただいて言うことなしです。」

ツアーを体験してみて

ツアーを体験してみて
グループ会社社員 Oさん

とてもいい経験になりました

楽しかったです!東京生まれで、プランターでトマトを育てることぐらいしかしたことがなかったのでとてもいい経験になりました。ほんの少しですが農業の楽しさ、大変さに触れることができました。普段、接することがあまりないグループ会社の人たちと親しくお話する機会があったのもよかったと思います。

グループ会社社員 Yさん

想像していたよりもずっと楽しかったです

朝早く起き、自然と触れ合い美味しい食材までいただき充実した1日でした。そして、稲刈りは、体力勝負であることを実感しました。この楽しさは参加しないとわからない貴重な経験でしたので周りの皆さんに感想を踏まえて伝えていきたいと思います。

グループ会社社員 Sさん

来年は田植えから参加したいと思います

今日はとても貴重な体験ができました。会社には、この活動のことを知らない人もまだ多いと思うので、帰ったら先輩や同期のみんなに伝えていきたいです。実際に体験することで、いろいろな苦労も見えてきて新鮮な驚きでした。自然のこと、農業のこと、いろいろなことを考えるきっかけになりました。田植えから経験することができると、もっといろいろなことを感じられるかな。