空と土プロジェクト

空土バスツアー郷土料理体験と新酒蔵開きツアー

今だけ味わえる生酒を求めて萬屋醸造店へ

さて、郷土料理でおなかを満たした一行が、次に向かったのは
本日のもうひとつのお楽しみ、酒蔵見学と試飲会の会場である萬屋醸造店。
酒蔵の隣には、創業220年を超える造り酒屋の酒蔵を改装したギャラリー「六斎」が併設され、
昭和初期、当時の当主と交流があった与謝野晶子にまつわる品も収蔵されています。
酒銘ともなっている「春鶯囀(しゅうのうてん)」は、
与謝野晶子が詠んだ「法隆寺などゆく如し 甲斐の御酒(みき)春鶯囀のかもさるゝ蔵」
という句に感銘を受けた当主によって命名されたんだそうです。

到着後、さっそく2組に別れて、
酒蔵とギャラリー六斎をローテーションで見学。
酒蔵の見学では自家製精米機や巨大な発酵タンクや麹をつくる室(むろ)を拝見させていただきました。
精米機の前では、米の磨き加減(精米歩合)による味わいの違いなど、
日本酒造りにまつわる基礎知識を社長自らご説明いただきました。
みなさん普段何気なく飲んでいる日本酒の作り方の話しに興味津津です。

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ひと通り見学を終えると、最後のお楽しみ。
火入れ(加熱処理)を行っていない貴重な生酒の「丸の内」を試飲します!
さらに、本日は特別に2月4日の立春の朝にだけ絞られる特別純米生原酒も
用意いただき、皆さんのテンションも一気にアップ。

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鼻を抜ける爽やかな香りと口の中に広がる豊かな香り。
サラっとして飲みやすく、コクが良い余韻となってもう一杯、もう一杯と
ずっと飲んでいたくなります。
酵母が新鮮な期間しか飲むことができない貴重な味わいに、
一行は興奮を隠しきれませんでした。

昨年の夏は長雨が続き、稲の生育はいまひとつだったそうですが、
“NPO法人えがおつなげて”のみなさんの努力の甲斐があり、等級検査では無事に一等米を獲得。
純米酒「丸の内」は、気温が一番低く微生物の活動も弱まる
“寒”の頃(秋の収穫を終えた11月頃から2月頃)に造られる“寒造り”。
今年の純米酒「丸の内」の出来も上々だったそうです。

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貴重なお酒のお供には、地元の特産品を使ったおつまみがテーブルに並びました。
三年物のアカネマスの薫製や六郷のおかあさんの手作りコロッケ、
大塚にんじんの酒粕マヨサラダ、地元のねぎと身延みそを使ったねぎみそなど、
東京ではなかなかお目にかかれないおつまみの数々。
あまりのおいしさに、ついついお酒もすすみます。
2種類の貴重なお酒の他にも、大吟醸をはじめとした常設の試飲コーナーがあり、
一杯ずつ味を確かめながら、お気に入りの味を探していました。

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去年の春から、田植え、稲刈りとつないできた活動が、素晴らしい味わいに変わりました。
酒米の生育を見守っていただいた「NPO法人 えがおつなげて」の皆さん、
伝統料理みみづくりを教えていただいた「つくたべかん」の皆さん、
一流の技で、見事な日本酒に仕上げていただいた「萬屋醸造店」の皆さんの
ご協力があって、素晴らしいツアーとなりました。
ぜひ、来年もお会いできる日を楽しみにしています。

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