空と土プロジェクト

HOME > 過去の活動内容 > 2012年度 > CSRツアー:自然エネルギー視察ツアー
  • 活動内容
  • 2013年度
  • 2012年度
  • 2011年度
  • 2010年度
  • 2009年度
  • 活動報告
  • 2012年度
  • 2011年度
  • 2010年度
  • 2009年度
  • 2008年度

CSRツアー:自然エネルギー視察ツアー

7月4日(水)。
夏を思わせるような梅雨の晴れ間となったこの日は、
三菱地所グループの社員を対象とした
「自然エネルギー視察ツアー」が開催されました。

空土ツアーの一環として開催された今回のツアーには、
自然エネルギーや省エネに対して興味のある方はもちろんのこと
メガソーラー発電に精通した方や
各グループの環境担当や広報を担っている方、
空と土プロジェクトに興味を持つ方などが参加し、
総勢38人の大規模なツアーになりました。

また、特別ゲストとして、
経済産業省産業技術環境局技術振興課長の藤原豊さんと
一般社団法人ロハス・ビジネス・アライアンス共同代表の大和田順子さん、
空土ツアーではおなじみのNPO法人えがおつなげて代表理事の曽根原久司さんに
ご参加いただきました。
午後からのセミナーで講師として語っていただきます。


日本のエネルギー自給率は、わずか4%

さて、ツアー報告をする前に、
再生可能な自然エネルギーについておさらいをしたいと思います。

再生可能エネルギーとは、自然の力で常に補充される、
太陽光や地熱、水力、風力、バイオマスなど事実上枯渇しないエネルギーのこと。
福島原子力発電所での事故をターニングポイントに
それら再生可能な自然エネルギーの活用が今もっとも注目されています。

加えて、再生可能エネルギー固定買取制度が2012年7月1日より施行され、
決められた期間・決められた価格での買取が保証されることになったので
これからますますの普及と拡大が見込まれているのです。

そもそも日本は、1960年頃までは水力などによるエネルギー自給率が
全体の約60%を占めていました。
しかし、高度経済成長によるエネルギー需要から
石油や石炭、天然ガス、ウランなどを大量に輸入するようになり、
国内での自給率は大幅に低下してしまいます。
その結果、現在では日本のエネルギー自給率が
わずか4%にとどまることになってしまったのです。

石油の埋蔵量もあと数十年で枯渇すると言われている中、
海に囲まれ、水資源や森林資源が豊富にある日本の課題は、
自然エネルギーを積極的に普及させて自給率を上げていくこと。

とは言え、太陽光や風力、水力、地熱などの発電所を新設するには
多額の費用が必要となる上に、さまざまな制約や利権など 問題を抱えていることも事実なのです。


自然エネルギーの鍵は、地域性を活かすこと

一方で、山梨県では地域性を活かした自然エネルギーへの取り組みが普及しています。
特に北杜市は日照時間が日本一のためメガソーラーが多く建設されていますし、
日本一の名水の里であり山地も多いため、小水力発電にも向いています。
さらには、豊かな森林に恵まれた地なので間伐材が多く、
バイオマスエネルギーを生み出すこともできるのです。

そんな次世代エネルギーファームとして成長を続けている山梨県から
今回は一つでも多くのヒントを得て帰りましょう。

それでは、自然エネルギー視察ツアーレポートに戻ります。


全国3位のメガソーラー、米倉山太陽光発電所

今回最初に訪れたのは、甲府市にある米倉山太陽光発電所です。
PR施設である「ゆめソーラー館やまなし」の方から説明を受けながら、
施設内を見学しました。

米倉山太陽光発電所は約20ヘクタールもある広大な土地に建設されています。
実はこの土地、バブル期に「米倉山ニュータウン」として開発しようとしたものの、
バブル崩壊により計画が中止になり、以降遊休地として放置されてきた場所なんです。

10年以上放置されていたため、2009年に東京電力と共同で
発電所を設置しようと計画を立てたときは、ジャングルのように荒れていましたが、
1年かけて整備を行い、2012年1月に全面運転を開始しました。

発電所に設置されているソーラーパネルの枚数は約8万枚で、
一般家庭3400軒分の年間使用電力量に当たる
1200万KWhの電力を1年間に生み出しています。
その規模は、なんと全国3位とのこと。

ちなみに、米倉山のソーラーパネルは風から受ける影響を最低限にするため、
パネルを地面に直置きする「置き基礎」という作りを採用しています。
これはメガソーラー発電所を作るに当たってのお手本になっているんだとか。
しかも、パネルと地面の角度も10度と低く、
風景とパネルがうまく調和するように作られているんです。


エネルギーも地産地消。ゆめソーラー館がお手本に

ゆめソーラー館は「太陽エネルギーゾーン」と
「山梨のエネルギーゾーン」に分かれていて、
太陽光や山梨県の電力に関する歴史を学ぶことができます。
スクリーンに映し出される映像を見るみなさんの顔は、真剣そのものでした。

中でも印象的だったのが、蓄電のはなし。
太陽光発電はどうしても天候に左右されてしまいますが、
米倉山では電力を安定供給できるように
水電界や超電導によって電力を蓄電しているんだそうです。

特にゆめソーラー館は館内で使用するエネルギーを自給自足するために、
リチウムイオンや水素を使った蓄電と、
敷地内にある雨水を使った小水力発電を並行して使っています。
これで365日、安定した電力を館内で使用できるそうです。
今後の日本社会のお手本になると言えますね。

一通り館内で説明を受けた後、私たちは展望台へと移動しました。
展望台までは、170段もの階段を登らなくてはいけません。
かなりの炎天下ですが、メガソーラーを一望できるので
張り切って登りましょう!

「けっこう辛いね(笑)」、「筋肉痛になりそう」なんて会話をしながらも
頂上に到着すると、眼下にはメガソーラーと美しい自然の風景が広がっていました。
太陽の恵みを活用したクリーンでエコなメガソーラー。
全国各地でこの光景が見られる日を楽しみにしたいですね。



ページトップ