空と土プロジェクト

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CSRツアー:間伐材ファニチャー開発ツアー

10月24日水曜日。
空には雲一つない秋晴れの水曜日に開催されたのは、
三菱地所グループの社員を対象とした
「間伐材ファニチャー開発ツアー」。

空と土プロジェクトの一環として開催された今回のツアー参加者は、総勢34名。
また、特別ゲストとして、国産木材と自然素材を使った住まいを提案している、
住工房なおの鈴木直子さんにもご参加いただきました。
鈴木さんには後ほど間伐材について教えていただきます。



みずがき湖ビジターセンターでは、木々の美しい紅葉を見ることができました。

実際に体験することで、間伐材の可能性を探りたい

さて、ツアー報告をする前に予備知識として間伐材のことを
少しだけお伝えしておきます。

間伐とは、植林された木々を成長途中で間引くこと。
これは森林を明るく保ち、木々をまっすぐ太く立派に育てるためには
必要不可欠な作業。言い換えれば、大切な森を守る作業です。
そうして間引かれた木が「間伐材」と呼ばれます。

日本の森林率は68%でフィンランドに次ぐ世界第2位の森林大国です。
山梨県の森林率は78%で、国内第5位。
なかでも今回訪れる増富地区は、なんと95%が森林という場所なのです。

それだけ森林豊かな日本ですが、大量に間引かれる間伐材が
これまでほとんど使われてきませんでした。
というのも、森から搬出するコストに見合うほどの需要がなかったから。

最近になって、住宅やバイオマスエネルギーへの活用が見直され始めていますが、
それでも多くの間伐材は森に放置されたまま。

今回のツアーでは、その間伐材をもっと身近なものに有効活用できないか、
活用することで日本の森を守ることができないかを
実際の森を視察して間伐材で家具を作ることで、
「間伐材の可能性」を探りたいと思います。

まずは、森林を視察しよう

新宿を出発して約2時間半。
増富に到着した一行がまず向かったのは「ヒノキの森」。

足元が平らなのは、もともと田んぼだったからなんですね。

ここはもともと田んぼとして使われていた土地でしたが、
集落の過疎化が進んできたため、ヒノキを植えて森が作られました。
ところが、過疎化はさらに進んでしまい、
人の手が入らなくなってしまったのです。

人の手が入らなくなると何が起こるかと言うと、
木は密集して成長し、枝も伸び放題になるため、森の中に日光が入らなくなります。
すると育つのは、柱などには使えないような細い木ばかり。
また、日光が入らないと草など他の生き物も生息できない森になります。

現在は、間伐体験用に活用しているため日の光が入る森になりましたが、
人の手が入らなければ、森はダメージを受けるということが分かりました。

ちなみに、先日完成したばかりのコミュニティハウスの基礎は
この森で間伐したヒノキから作っているんですよ!


間伐材を運び出してみよう

ヒノキの森を視察した一行は、
枯葉や枯れ枝でフカフカになった山道を登り、
標高1200メートルの場所にある「カラマツの森」へと移動しました。


天気も良くて、ハイキング気分を味わえました。

カラマツは標高の高い場所で育つ落葉針葉樹。
木材は硬く丈夫ですが、割れやすく使いにくいため、
間引いた間伐材は「切り捨て間伐」と呼ばれ、
全国各地で森の中にそのまま放置されていました。
というのも、材木を運び出すコストと需要がまったく合わないからです。

ところが技術の向上によって、
ハリなどに使える強度の強い材料として生まれ変わることができ、
最近では注目されるようになりました。
空と土プロジェクトでも「空土合板」を開発中なので、
これからの活用に期待できますね。

それではカラマツの間伐材を運び出す体験をしてみましょう。
森の奥までは軽トラックが入れないので、そこまでは手で運びます。
間伐材1本は1人でも頑張れば運べる重さですが、
今日は4人1組となりロープを使って作業をします。


1本なら簡単ですが、たくさんの間伐材を少人数で運び出すのは大変な作業です。

「けっこう軽いね!」という声が聞こえてきましたが、
これを少人数で何度も往復することを考えると、とても大変。
コストが合わずに切り捨てられていたことも納得できますね。

間伐材を搬出している途中、森の中でイノシシか鹿の頭蓋骨を見つけました。
あらゆる生き物が生活をし、人間に豊かな恵みを与えてくれる大切な森。
その森を後世にまでつなげていくために、
私たちが出来ることを考え、形にすることで、守っていきたいですね。

五郎舎でいただく、秋の味覚に癒されて

間伐材を搬出し終わると、時刻はちょうどお昼時。
古民家風民宿「五郎舎」に移動して、
お昼ご飯をいただきましょう。


秋の味覚を、目と舌で堪能できました!ごちそうさまでした。

今日のメニューは、しめじとマイタケの炊き込みご飯、トマトのお味噌汁、
柿とサツマイモのフライ、サラダ、花豆、栗。
秋の味覚が満載です!

なかでも驚いたのは、トマトのお味噌汁と柿のフライ。
お味噌汁というよりもトマトのスープといった具合で、とても美味しい!
おかわり続出のお味噌汁でした。ぜひおうちでも試してみてください。

そして何と言っても柿のフライ!
これは一口食べて驚いた方も多かったのではないでしょうか?
とても爽やかなフライで、意外な食べ方に感動すら覚えました。

五郎舎さん、美味しい秋の味覚をごちそうさまでした。


美味しい食事をいただけるのも、ツアーの醍醐味です。



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