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    <title>種を蒔く人々 | 空と土プロジェクト</title>
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    <updated>2012-04-23T23:06:56Z</updated>
    
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    <title>蕪栗沼ふゆみずたんぼプロジェクト ―総務省「緑の分権改革調査事業」で復興を推進―　（宮城県大崎市）</title>
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    <published>2012-03-23T08:26:10Z</published>
    <updated>2012-04-23T23:06:56Z</updated>

    <summary>昨年『幸せの経済学』という映画が封切られ話題になりましたね。今年に入っても各地で...</summary>
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        <name>大和田順子</name>
        
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        <![CDATA[<p>昨年『幸せの経済学』という映画が封切られ話題になりましたね。今年に入っても各地で自主上映会が開かれています。時々、その上映会後のディスカッションにスピーカーとして呼ばれることがあります。日本でも2008年のリーマンショックや、社会の様々な危機（心の危機、経済の危機、気候の危機など）に直面し、さらに大震災・原発事故を経験し、いよいよ信頼やローカル経済、生物多様性、コミュニティ、低炭素を重視した地域社会づくりに舵を切っていこうという動きが加速してきたように思います。暮らしも経済も、ローカルを重視した新たな幸せを求める時代になってきたのではないでしょうか。</p>

<p>こうした時代背景の元、始められたのが総務省"緑の分権改革調査事業"（2009年開始）です。そのコンセプトは「分散自立・地産地消・低炭素型の地域主権型社会へと転換することをめざすものであり、そのために、地域の豊かな自然環境、再生可能なクリーンエネルギー、安全で豊富な食料、歴史文化資産の価値等を最大限活用し、地方公共団体と市民、NPO 等の協働・連携により、地域の自給力と創(そう)富力(ふりょく)を高めるしくみをつくる。」というものです。<br />
　<br />
昨年度、宮城県大崎市が取組む、緑の分権改革調査事業「蕪栗沼ふゆみずたんぼプロジェクト」のコーディネータとして、私は事業をサポートしました。大崎市は、内陸部ですので津波被害はありませんでしたが、橋や道路、公共施設や民家、店舗などに建物に甚大な被害がありました。震災直後は、その復旧作業で市の職員の方たちは不眠不休の毎日でした。そうした時期だからこそ、地域の資源を生かし、周辺の自治体や住民と連携・協働し、地域循環経済のしくみをつくり、復興に取り組んでいこうと、緑の分権改革調査事業に応募され、採択されました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="TimeLapse7black.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/TimeLapse7black.JPG" width="400" height="225" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
冬期、田んぼに水を張る「ふゆみずたんぼ」。蕪栗沼の周辺40ha</p>

<p>「蕪栗沼ふゆみずたんぼプロジェクト」のビジョンは、"自然・生きものと共鳴するいとなみを通じたコミュニティづくり"です。プロジェクト６つの取り組みが行われましたが、その中からいくつかご紹介しましょう。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="2012magan-tojima.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/2012magan-tojima.jpg" width="300" height="223" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
毎年9月下旬には4,000km離れたシベリアからマガンが渡ってくる。<br />
最盛期には10万羽を超える。</p>

<p><br />
<strong>１） 応援団をつくる。「ふゆみずたんぼ広め隊」</strong></p>

<p>プロジェクトでは、仙台市や大崎市の女性による「ふゆみずたんぼ広め隊！」を組織しました。地元や周辺にお住まいの女性が参加することで、口コミやユニークなアイディアが続々生まれるだろうと考えたからです。蕪栗沼やふゆみずたんぼの魅力やプロジェクトの進捗を、ブログやフェイスブック、ツイッターなどソーシャルメディアを通じて情報発信していただきました。広め隊の皆さんは、研修に参加し、ツアーやマルシェの企画を練り、特に「マルシェジャポン仙台」に出展したブースでは、設営から試食のお料理づくりやその提供まで、積極的に関与してくださいました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P1011921.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/P1011921.JPG" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>応援団は個人だけではありません。三菱地所グループと東京・丸の内で食育活動を行う「丸の内シェフズクラブ」（服部幸應会長以下26名のシェフのネットワーク）が2011年11月より開始した「Rebirth東北フードプロジェクト」が仙台ロイヤルパークホテルで昨年11月と今年４月に開催した食イベントや、今年２月に丸の内で開催された宮城の食を応援する「はらくっつい宮城食堂」でも食材の一つとしてふゆみずたんぼのササニシキを使用いただきました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="111114hotelevent.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/111114hotelevent.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
2011年11月17日　仙台ロイヤルパークホテルにて</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="111117hotelevent2.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/111117hotelevent2.jpg" width="353" height="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
銀座寿司幸さんによる「ふゆみずたんぼ」のササニシキのチラシ寿司</p>

<p>また、仙台のレストランやホテルにも働きかけ、「蕪栗沼ふゆみずたんぼ美味ツアー」を実施し、仙台ロイヤルパークホテルの池田総料理長や観光関係者に来訪いただきました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="1202tour1-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/1202tour1-L.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
農家、斉藤肇さんのふゆみずたんぼの真ん中で</p>

<p><br />
<strong>２） 美しいメディアをつくる。絵本、ショートムービー</strong></p>

<p>蕪栗沼、ふゆみずたんぼ、渡り鳥など、人と自然の絆による生物多様性の促進や、豊かで幸せな地域コミュニティづくりなどにかかわる物語を伝達するため、絵本『渡り鳥からのメッセージ』と映像（ショートムービー）を制作しました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="ehon.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/ehon.jpg" width="380" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>絵本は葉祥明氏が、映像とウェブサイトはThink the Earthの上田壮一氏がプロデュースし、仙台市のクリエイティブプロダクションに制作していただきました。</p>

<p>※<a href="http://kabukuri-tambo.jp/movie/" target="_blank">映像詩「蕪栗沼ふゆみずたんぼ」（秋冬篇）</a></p>

<p>地元の人にとっては、ふだん見慣れている渡り鳥やふゆみずたんぼの景色ですが、クリエイターの皆さんによって新たな視点で表現され、改めてその美しさに驚かれていました。</p>

<p><br />
<strong>３） バイオマスエネルギー。蕪栗沼の葦(よし)からペレットを製造</strong></p>

<p>地元のＮＰＯ法人蕪栗ぬまっこくらぶは、これまで主に環境学習などを行ってきましたが、近年は沼の葦に着目し、ペレット化を試みていました。プロジェクトでは、葦を刈り取り、ペレットを製造し、バイオマスエネルギーとしての活用を推進するための実証を行いました。蕪栗沼の葦原1haにて、葦やヤナギを伐採し、葦ペレット4000kg・ヤナギペレット150kgを製造し、効率的な製造プロセスを確立することができました。葦原30haを野焼きから葦ペレットに転換することにより、年間700万円のコスト削減になります。また、陸地化を防ぐことにより、植生の回復につながり、葦は毎年生えることから、1haで年間15トンのCO2削減にもつながることもわかりました。</p>

<p>葦は乾燥させるエネルギーも必要ないし、小規模なペレタイザーを使用し沼周辺でペレット製造を行うことにより、低コストで高効率な製造方法を確立しました。ペレットは"自然や生きものと共鳴する暮らし"に共感する人を対象に、付加価値を付けて今後販売していこうと考えています。この方式を"葦ペレット蕪栗沼方式"と名付けました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="yoshiperet.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/yoshiperet.JPG" width="225" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
<strong>４） 「ふゆみずたんぼ」を通じた津波被災水田の再生</strong></p>

<p>昨年8月に、このコラムでもレポートしましたが、ＮＰＯ法人田んぼは、津波被害を受けた農地（水田）の迅速な復興に「ふゆみずたんぼ」が効果があると仮説を立て、昨年度気仙沼の被災水田を再生し、お米を収穫することができました。</p>

<p>その手法をさらに南三陸町入谷地区（58a）、塩竃市浦戸諸島寒風沢島（60a）、石巻市渡波地区（20a）において、農家、ＮＰＯ、都市部企業、都市部ボランティア等と連携し再生しました。３か所で大小のガレキを撤去し、水を入れ、抑塩効果や生きものの復活状況を調査しました。この調査により、ふゆみずたんぼは抑塩効果および生物多様性促進に有効であることが確認されました。</p>

<p>※<a href="http://soratsuchi.com/owada/2011/08/post-21.html" target="_blank">被災水田再生に関するレポート</a></p>

<p>そして、今年度は、三次補正予算で募集された「緑の分権・被災地復興モデル調査事業」を活用し、南三陸町、塩竃市（浦戸諸島寒風沢島）と大崎市とで「ふゆみずたんぼネットワーク」を形成し、お米や周辺の海産物を活用した地域連携食ブランドをつくることにしました。復興に向けたしくみづくりです。これを支えるのは、再生・復興にかかわる人々の縁であり、その需要を"縁需"と呼びたいと思います。</p>

<p>※蕪栗沼・ふゆみずたんぼプロジェクト　<a href="http://kabukuri-tambo.jp/" target="_blank">http://kabukuri-tambo.jp/</a><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>復興元年。いわきで始めたい、未来のエネルギー</title>
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    <published>2012-01-07T02:41:07Z</published>
    <updated>2012-01-08T03:05:57Z</updated>

    <summary>震災から10か月、震災の影響で避難している人は全国47都道府県、1,200以上の...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>震災から10か月、震災の影響で避難している人は全国47都道府県、1,200以上の市区町村に334,786人（12/15現在、東日本大震災復興対策本部事務局調べ）職を失った人は12万人とも言われています。<br />
2012年は「復興元年」と言われていますが、地元自治体はもちろん、企業や団体には色々なことができると思います。では、首都圏に住む、個人には何ができるのでしょうか。寄附、ボランティア、風評被害を受けている農産物を購入する、被災地に行って宿泊や食事を現地でする・・・　特に首都圏は東北に心理的にも物理的にも距離が近いので、息の長いサポートを続けていきたいものです。</p>

<p>私も震災以降毎月のように、ここ数カ月は毎週のように東北に通っています。行先はいろいろです。宮城県気仙沼市、大崎市、南三陸町、石巻市、亘理町、岩沼市、塩釜市、そして福島県いわき市・・・<br />
被災地の様子を拝見し、被災された方からお話をうかがい、ボランティア活動に参加するなどしてきました。７月には認定ＮＰＯ法人女子教育奨励会（JKSK）が主催する「結結（ゆいゆい）プロジェクト　東北と首都圏の女性交流会　第１回車座　in亘理町」に実行委員の一人として参加しました。</p>

<p>「結結プロジェクト」は、JKSKが東日本大震災を機に、東北で復興活動に取り組む女性たちの課題や取り組みに関し、首都圏の女性たちが共に考え、支援・協力・応援をしていくために立ち上げたものです。東北で活動する女性と、首都圏で社会の課題を解決することを仕事としている女性たちとの車座（交流会）を定期的に開催していきます。回を重ね、参加者を増やすことによって、新しい価値観で新しいコミュニティを創造する女性ネットワークを100人以上に拡げていこうという考えです。もちろん、女性だけではありません。志を同じくする男性にも参加いただいています。</p>

<p>亘理町で開かれた１回目の車座交流会は、ボランディアセンターや津波被害の現場訪問の後、蔵王のホテルに場所を移し活動報告会、そして翌日午前中３時間をかけて、東北の女性たちが抱える課題の解決策を皆で話し合うワークショップを行いました。参加者は東北・首都圏合わせて42人、男性も５人ほど。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="110715yuiyui1.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/110715yuiyui1.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
その場で出されたアイディアのいくつか、例えば福島県いわき市の遊休農地に綿を植えようというプロジェクトや宮城県内で被災した環境関連の中小企業実態調査などが始まりました。また、「次の車座の開催をぜひいわきで！」という福島県いわき市からの参加者の要望を受け、12/2～3日、第２回車座交流会がいわき市で開催されました。今回は見学やワークショップに加え「未来のエネルギーを考えるシンポジウム」も開催しました。</p>

<p><br />
<strong>移住先としても人気だったいわき</strong><br />
福島県いわき市は人口約33万人。東北地方で最大の工業都市です。かつては常磐炭坑で栄え、閉山後は工場を誘致すると共に、フラガールやスパハワイアンズ、湯本温泉、水族館など多彩な観光資源があり、観光客数は県内第1位の年間約1,102万人でした。また、東北地方では年間日照時間が最も長い地域でもあります。<br />
震災前のいわきは、首都圏から高速道路で２時間半と比較的近く、海があり温暖な気候などから人気の移住先でした。それが、震災により津波、地震、原発事故の甚大な被害を受け、海では海水浴も漁もできなくなってしまいました。農地は耕作されない場所が増え、農産物は放射線が検出されずとも売れません。また、湯本温泉や海水浴場などもありますが、観光客の姿もほとんどありません。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="111202hisanohama2.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/111202hisanohama2.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
原発から30kmに近い久之浜地区。解体される家屋に咲く花</p>

<p><br />
今回の車座交流会の参加者は60人ほど。地域の課題解決を検討するワークショップは８つのテーマで話し合いました。いわきを再生可能エネルギーの拠点にしよう、畑に綿や菜種を植えよう、若い人考える復興計画をつくろうなど、様々なアイディアが出されました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="110203kurumaza.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/110203kurumaza.jpg" width="300" height="400" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
実際、いわきは市内で使用されている電力使用量の約３倍の再生可能エネルギーのポテンシャルを有する町です。長い日照時間を活かした太陽光、風力、温泉熱、小水力など多くの可能性があります。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="いわき.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%8D.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>そもそも福島県は再生可能エネルギーのポテンシャルが47都道府県中６位でしたが、これまで取組まれてきませんでした。しかし、すでに復興ビジョンにおいて"脱原発"を宣言しています。震災後、県内で最も人口が多くなったいわき市が率先して再生可能エネルギーの活用に着手することの意義は大きいと思います。市内の企業だけでなく、市民にとっても自分のこととして未来のエネルギーを考え、実践する最適地と言えるのではないでしょうか。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="111202paneliwaki.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/111202paneliwaki.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
各地から再生可能エネルギーの専門家・実践者が集まったシンポジウム</p>

<p>2012年、これからが復興活動の本番です。特に原発事故の被害を受けた地域の震災復興にはこれから長い年月がかかるでしょう。いわきで特産だった「メヒカリ」という魚を食べることができる日も、きっとまた来るにちがいありません。私はいわきで出会った市民、ＮＰＯ、大学関係の皆様と一緒に、再生可能エネルギーを中心とした地域コミュニティづくりに今年は取組みたいと考えています。</p>

<p>※認定NPO法人ＪＫＳＫ　<a href="http://jksk.jp/j/index.html" target="_blank">http://jksk.jp/j/index.html</a></p>]]>
        
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    <title>&quot;まちなみ&quot;&quot;むらなみ&quot;を支える&quot;いとなみ&quot;</title>
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    <published>2011-10-26T07:28:57Z</published>
    <updated>2011-11-26T08:59:02Z</updated>

    <summary>農山村巡りをするようになって４年が経ちます。今年も紅葉、そして、新米や栗、キノコ...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>農山村巡りをするようになって４年が経ちます。今年も紅葉、そして、新米や栗、キノコなど秋の美味の頃になりましたね。少し前ですが10月上旬に、岐阜県飛騨市で開かれた「全国町並みゼミ」に参加し、各地で町並み保存活動をされている皆様と、地元の美酒・美味を楽しみながら交流してきました。<br />
今年34回を迎えた同ゼミは、全国各地で町並みの保存に取り組む人たちが一堂に会するもので、500人近い参加者がありました。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="1110hidahurukawa4.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/1110hidahurukawa4.JPG" width="300" height="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
白壁土蔵街を流れる瀬戸川　（飛騨市古川）</p>

<p><br />
飛騨市は岐阜県北部に位置し、2004年に旧古川町、旧神岡町、旧河合村、旧宮川村が合併した、人口27000人余りの町です。古川は江戸時代に増島城の城下町としてつくられ、今でも商人町が残っています。奈良・平安時代から大工として都に仕事に行った歴史から、飛騨の匠の技として代々受け継がれてきました。40年ほど前から町並み保存や市内を流れる瀬戸川の浄化運動に取り組み、今でも匠の技が息づく昔ながらの町屋や寺社が、豊かで落ち着いた町並みをつくっています。２軒の造り酒屋や土蔵、「飛騨の匠文化館」など町の歴史が暮らしの営みと共に息づいています。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="1110hidashifurukawa6.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/1110hidashifurukawa6.JPG" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
造り酒屋「蓬莱」</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="1110hidafurukawa2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/1110hidafurukawa2.JPG" width="400" height=300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
それぞれの家屋に花が飾られて　（飛騨市古川）</p>

<p><br />
◆<strong>棚田と板倉の里</strong></p>

<p>私が参加した分科会は農村の景観を考える分科会でした。埼玉県小川町の有機の里づくり、この「空土プロジェクト」そして、生きものと共生する地域づくりとして兵庫県豊岡市、宮城県大崎市の取り組みを紹介させていただきました。いずれもその地域に特有の農産物や景観などを活かしたコミュニティビジネスや地場産業との連携など、地域の人々"いとなみ"が農村景観＝むらなみをつくっているとお話しました。</p>

<p>分科会の会場は市内から車で30分の宮川町には「種蔵」という小さな農村集落でした。ここには石積みの棚田と地区内に点在する板倉が美しい農村景観をつくりだしています。板倉というのは木造の倉庫で米や味噌、種を保管する場所です。高齢化により棚田の多くが畑に変わっていますが、ミョウガとエゴマの産地になっています。ミョウガの花を見たことはありましたが、群生しているところを見るのは初めてでした。実が大きく、多くが京都の漬物になっているそうです。地元の特産品としてブランド化すれば良いのに、もったいないですね。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="1110tanekura.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/1110tanekura.JPG" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
種蔵の美しい農村景観</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="111002tanekura1-M.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/111002tanekura1-M.jpg" width="300" height="225" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
群生するミョウガの花</p>

<p><br />
その集落にある施設「板倉の宿　種蔵」が秀逸でした。これは平成21年に体験宿泊施設としてオープンしたものです。古民家を移築し、囲炉裏や漆喰の落ち着いた部屋、お風呂の浴槽は檜でした。食事はもちろん地域の食材を使った郷土料理をいただくことができます。朝食には山菜の煮物や、鮎の一夜干しが付きますが、幸せな一日の始まりでした。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="1110tanakura3.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/1110tanakura3.JPG" width="300" height="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
「板倉の宿　種蔵」</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="1110hinokihuro.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/1110hinokihuro.JPG" width="300" height="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
檜のお風呂からもむらなみが楽しめる</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="1110tanekura2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/1110tanekura2.JPG" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
朝食。ほう葉味噌でご飯がすすむ</p>

<p><br />
今回の「町並みゼミ」では、飛騨市古川の大工さんの匠の技と、住民の高い美意識に支えられた"まちなみ"。そして種蔵の豊かな"むらなみ"に感心しました。これら、町と村の住民が交流することで相互の価値を再発見し、双方の景観が残っていくのではないでしょうか。いずれにしても大阪や東京など都市部の無秩序な景観に比べてなんと質が高く美しいことか、と改めて実感した３日間でした。<br />
景観・文化・暮らしの技に触れる町歩き、村歩きお勧めです。<br />
</p>]]>
        
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    <title>農地の復興　その２　ふゆみずたんぼ復興プロジェクト（宮城県南三陸町）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2011/08/post-21.html" />
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    <published>2011-08-30T00:31:54Z</published>
    <updated>2011-08-30T00:34:07Z</updated>

    <summary>続いて、その２。ふゆみずたんぼ復興プロジェクトです。 ◆「ふゆみずたんぼ」で水田...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>続いて、その２。ふゆみずたんぼ復興プロジェクトです。</p>

<p>◆<strong>「ふゆみずたんぼ」で水田をよみがえらせる</strong></p>

<p>農地のダメージは塩害だけではありません。セシウムなど放射性物質も心配です。<br />
8/28の日本農業新聞に、日本有機農業研究会のシンポジウム（8/27開催）の報告の記事が掲載されています。それによると「放射性セシウムについて、作物に吸収させないためには腐葉土など腐植質の施用や土壌の団粒構造が有効である」と研究報告がなされたとあります。</p>

<p>津波被害を受けた農地の塩害を防ぎ、微生物がたくさんいる水田によみがえらせよう、という取り組みにチャレンジしているのは、「ＮＰＯ法人田んぼ」（宮城県大崎市　代表　岩淵成紀さん）です。気仙沼、南三陸町などで、「<a href="http://www.geocities.jp/npotambo/newpage12.html" target="_blank">ふゆみずたんぼ復元プロジェクト</a>」による水田復興に取り組んでいます。<br />
８月21日に、南三陸町入谷地区で取り組まれている活動に参加してきました。　</p>

<p>海から3.5km離れている、山間のエリアまで、川伝いに津波は到達しました。周囲の杉が茶色く枯れているのがその爪痕です。こんなところまで、船や車が流されてきたのです。その後、大きな漂流物は重機等で撤去されましたが、農地には小さな木の破片やガレキが沢山残っています。水田に戻すには、この小さなガレキを取り除く必要がありますが、人海で手作業で行うしかありません。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://soratsuchi.com/owada/1108minami2-L.jpg"><img alt="1108minami2-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/assets_c/2011/08/1108minami2-L-thumb-400x300-1303.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></a></span><br />
こんな場所まで津波は来た</p>

<p>東京に本社のある企業派遣のボランティアの方たちと岩淵さんと一緒に私もその作業をしました。幸い時々小雨が降る、８月にしては涼しい一日でした。最初にクワで表土を５センチくらい掘り、大きめの木の破片を取り除きます。続いて潮干狩りに使うクマデで小さなゴミを取り除きます。根気のいる作業です。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://soratsuchi.com/owada/1108minami3-L.jpg"><img alt="1108minami3-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/assets_c/2011/08/1108minami3-L-thumb-400x336-1305.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://soratsuchi.com/owada/1108minami4-L.jpg"><img alt="1108minami4-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/assets_c/2011/08/1108minami4-L-thumb-300x224-1309.jpg" width="300" height="224" class="mt-image-none" style="" /></a></span><br />
こんなものが田んぼの土の中から出てくる</p>

<p>「ふゆみずたんぼ」とは、水田に冬の間も水を張る農法で、稲の切り株やワラなどの有機物が水中で分解され、微生物や藻が発生し、それを餌とする様々な生きものが水田に集まってきます。また、冬期におけるこれらの生きものの活動が「トロトロ層」という抑草効果のある層を水田に作り出し、無農薬・無化学肥料栽培に役だっています。大崎市田尻にある蕪栗沼の周辺の水田には「ふゆみずたんぼ」が多いのですが、それは冬の間にやってくる渡り鳥のために始められたものです。</p>

<p>※蕪栗沼とふゆみずたんぼ　<a href="http://soratsuchi.com/owada/2010/09/post-14.html" target="_blank">http://soratsuchi.com/owada/2010/09/post-14.html</a></p>

<p>岩淵さんは、塩害被害を受けた水田に水を張り、塩分を耕土の下に沈殿させることで、稲に対する塩の害を避けることができると考えました。また、ふゆみずたんぼは微生物がたくさん増えますので、元気な土壌ができ、放射能の害も最小限にとどめることができるのではないでしょうか。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://soratsuchi.com/owada/1108minami0-L.JPG"><img alt="1108minami0-L.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/assets_c/2011/08/1108minami0-L-thumb-400x336-1307.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></a></span><br />
「子供たちが学べる田んぼにしたい」と言う岩淵さん</p>

<p>小さなガレキを取り除くには人手がかかります。が、一つでも多くの田んぼを復興するために、この冬にどれだけそれができるのか、そしてふゆみずたんぼを増やすことができるのか、サポートしてくれる個人や企業との橋渡しを私もしたいと思います。</p>]]>
        
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    <title>農地の復興　その１。復興トマト（宮城県岩沼市）</title>
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    <published>2011-08-29T02:11:26Z</published>
    <updated>2011-08-30T02:05:13Z</updated>

    <summary>大震災から半年近くが経ちますが、ＴＶ等でも未だにガレキの山や、壊れた堤防の映像が...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>大震災から半年近くが経ちますが、ＴＶ等でも未だにガレキの山や、壊れた堤防の映像が流れているように被災現場はほとんど震災直後のままです。一方、仮設住宅に商店街や、各地での復興支援イベントなど、復興に向けた様々な動きも日に日に大きくなってきていますね。私も震災以来、毎月東北に足を運び、いくつかの活動に参加しています。今回はその中から農地の復興その１「復興トマト」と、その２「ふゆみずたんぼ復興プロジェクト」の２つをご紹介いたします。</p>

<p>◆<strong>塩害の農地で甘いトマトが実った</strong></p>

<p>その一つ。６月４日に津波で塩害被害を受けた農地（岩沼市）にトマトの苗を植え、８月20日に収穫してきました。糖度計で８を超えるものも多く（一般的なトマトは５程度）、本当に甘くて美味しいトマトが実りました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="1108fukkotomato.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/1108fukkotomato.jpg" width="291" height="195" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
真っ赤に実った</p>

<p>今年、仙台周辺の農地は排水設備が壊れ、広い範囲にわたって塩害の被害を受け、稲作も畑作もできない状況です。そして周辺の松林は茶色く枯れ、防波堤も未だ崩れたままです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://soratsuchi.com/owada/1108iwanuma-L.jpg"><img alt="1108iwanuma-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/assets_c/2011/08/1108iwanuma-L-thumb-400x300-1290.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>"復興トマト"は、「ＮＰＯ法人農商工連携サポートセンター」（代表理事　大塚洋一郎さん）と、農業ベンチャーの「マイファーム」（京都府、代表取締役　西辻一真さん）が共同で企画した農地再生プロジェクトの一つです。地元岩沼ロータリークラブおよび東京大学都市持続再生センターとの共催で実施されました。<br />
６月４日には、仙台から電車で10分ほど南下したところにある岩沼市の畑でトマトとネギの苗を植え、オーガニックコットンの種をまきました。親子連れや東京などから49人が、地元のロータリークラブの方など含め、総勢80人位で植えました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://soratsuchi.com/owada/110604tomato-L.jpg"><img alt="110604tomato-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/assets_c/2011/08/110604tomato-L-thumb-400x252-1293.jpg" width="400" height="252" class="mt-image-none" style="" /></a></span></p>

<p>東京からの参加者は「ガレキの撤去など力仕事はできないけど、何かしたかった。」、「復興のお手伝いができることは本当に嬉しい」と気持ちを語っていました。<br />
熊本の塩トマトが甘くて美味しいと有名ですが、トマトは塩分に強い野菜なのです。</p>

<p>塩分に強いと言っても、今回の農地の塩分濃度は３％程度と高くとても作物が育つ環境ではありません。そこで、<a href="http://www.myfarm.co.jp/soil/?gclid=CMTtpaz28qoCFYYdpAodgy0SPg" target="_blank">マイファーム</a>の西辻さんは、海水をかぶった土地に海洋微生物が残っていることに着目しました。微生物が持つ酸素をつくり、塩分を減らす作用を促すため、特別に配合した肥料等を苗の定植の３週間前にまいたところ、３％程度あった畑の塩分が１％以下に下がったのです。<br />
さらに土壌の元気を取り戻すために別の微生物も活用しました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="110604nishitsuji-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/110604nishitsuji-L.jpg" width="299" height="448" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
「根を切って植えます」と西辻さんの指導で</p>

<p>岩沼市で代々農業を営んでこられた飯塚悦男さん（62歳）、とトマト農家である八巻文彦さん（42歳）の協力を得て、露地とビニールハウスに、地元の方たちとボランティアの人たちが一緒に約600本の苗を植えました。<br />
「田畑はほとんど津波の被害を受けて、今年は何にも植えられません。でも、今日こうしてトマトを植えることができたのは、本当に嬉しいです。何か一つでも実れば、本当に励みになります。」という八巻さんの言葉に心打たれました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://soratsuchi.com/owada/110604tomato3-L.jpg"><img alt="110604tomato3-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/assets_c/2011/08/110604tomato3-L-thumb-400x266-1295.jpg" width="400" height="266" class="mt-image-none" style="" /></a></span><br />
トマトの苗を植え、綿の種をまいた（6/4）</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://soratsuchi.com/owada/1108otsuka-L.jpg"><img alt="1108otsuka-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/assets_c/2011/08/1108otsuka-L-thumb-300x400-1297.jpg" width="300" height="400" class="mt-image-none" style="" /></a></span><br />
無事、実った。収穫を喜ぶ大塚さん（8/20）</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://soratsuchi.com/owada/1108iwanuma3-M.jpg"><img alt="1108iwanuma3-M.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/assets_c/2011/08/1108iwanuma3-M-thumb-400x300-1301.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></a></span><br />
今回も総勢70人近く！(8/20)</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://soratsuchi.com/owada/1108wata-L.jpg"><img alt="1108wata-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/assets_c/2011/08/1108wata-L-thumb-400x533-1299.jpg" width="300" height="400" class="mt-image-none" style="" /></a></span><br />
オーガニックコットンも開花</p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>森の力を被災者支援＆復興に活かす。オークヴィレッジの提案</title>
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    <published>2011-05-28T09:40:23Z</published>
    <updated>2011-08-17T09:59:13Z</updated>

    <summary>５月10～15日、東京青山にあるスパイラルホールで「緑の国へ　～木と語り、自然に...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>５月10～15日、東京青山にあるスパイラルホールで「緑の国へ　～木と語り、自然に学び、そして地球を考えたい～」と題するオークヴィレッジの展示会が開かれました。会期中は3,000人以上を超える人が来場されました。また、５月12日に開かれた緊急提言シンポジウム「森と海をつなぐ日本の再出発」は、気仙沼で牡蠣の養殖を行い、ＮＰＯ法人「海は森の恋人」代表の畠山重篤さん、作家のＣＷニコルさん、オークヴィレッジの稲本正さんらが、東京農大の宮林茂幸教授のコーディネートにより、森の力を活かした日本の新たな復活への熱い思いと力強い提案を語りました。400人を超える人がつめかけ、大盛況でした。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="OVevent-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/OVevent-L.jpg" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>※シンポジウムのU-stream　<a href="http://www.ustream.tv/recorded/14646971" target="_blank">http://www.ustream.tv/recorded/14646971</a></p>

<p><br />
◆　<strong>オークヴィレッジからの３つの提案</strong></p>

<p>展示会場で最も大きく、まず目を引くのが、スギの間伐材による住宅です。当初は仮設住宅として、後に普通の住宅として活用できるという設計になっています。何しろ、間伐材や杉材は全国に沢山あります。東北のスギや間伐材を使って復興住宅を作ろうという提案です。ＴＶなどで見る仮設住宅はプレハブのものが多く、これから夏場はずいぶんと暑そうに感じます。また、逆に冬場は床が寒そうです。これが木材であれば、夏涼しく、冬暖かい、そして釘を使っていませんし、後に普通の住宅として活用可能だというから建材を無駄にすることもありません。しかも、間伐材の有効利用で、森の再生にも役立ちます。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="OVhouse-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/OVhouse-L.jpg" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>会場には同じくスギの間伐材の家具や、位牌を入れる小さな厨子（ずし）もありましたご位牌を身近に置いておきたいという被災者の方の要望に応えて作られたものだそうです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="OVzushi.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/OVzushi.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
厨子</p>

<p>そして、２つめの提案は被災地の子供たちに積木を贈ろうというもの。認定ＮＰＯ法人「日本グッド・トイ委員会」と提携し、様々な材種でつくられた積木を一つ100円の寄付で現地の避難所や幼稚園・保育園にプレゼントします。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="OVtsumiki.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/OVtsumiki.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
積木</p>

<p>３つめの提案は、同社の日本産アロマ「yuica（ゆいか）」を使って、避難所の方たちのマッサージをするというものです。yuicaを使っているサロンの方たちが出向き、ボランティア活動されているそうです。yuicaについては後半で詳しくご紹介いたしましょう。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="OVaroma.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/OVaroma.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>また、会場には広葉樹の苗も並んでいました。これは６月５日に気仙沼の近くの森で開かれるＮＰＯ法人「海は森の恋人」主催の植樹祭で植えられるものだそうです。私も今年の植樹祭には参加しようと考えています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="OVnae.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/OVnae.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
◆<strong>100年かかって育った木は、100年使えるモノに</strong></p>

<p>さて、「オークヴィレッジ」の稲本正さんが東京を離れ、飛騨高山に家具工房を開設したのは1974年のことでした。周辺８haの荒地を得て広葉樹の育林を含め、工芸村を立ち上げることから始めました。「100年かかって育った木は、100年使えるモノに」を理念に、家具製造、建築や、どんぐりを植える活動などに取り組んでこられました。私も何度か高山の工房をお訪ねしましたが、豊かな森の中にギャラリーや工房、宿泊施設などが点在するとても気持ちの良い場所です。</p>

<p>※オークヴィレッジ　<a href="http://www.oakv.co.jp/" target="_blank">http://www.oakv.co.jp/</a></p>

<p>そして、2009年から新たに取り組んでいるプロジェクトが、日本産アロマ「yuica」（ゆいか）です。アロマと聞くと、ラベンダーやミントなどをイメージしますが、日本の樹木からもエッセンシャルオイルを抽出することができるのです。「スギ」「ヒノキ」の香りを始め、珍しいところでは楊枝に使われる「クロモジ」があります。その香りはシャネルの香水に使われているローズウッドにも似ている大変優美な良い香りです。ちなみにクロモジは焼酎に入れるととても良い香りがつくと、東京農大の宮林先生が授業でおっしゃっていました。今度試してみようと思います（笑）。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kuromoji-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kuromoji-L.jpg" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
クロモジ</p>

<p><br />
◆　<strong>日本の森から生まれたアロマで森も地域も元気に</strong></p>

<p>「日本産アロマyuicaは"枝ビジネス"なんですよ。地域のお年寄の収入にもなっているんです。」と稲本さん。<br />
「yuica」では、エッセンシャルオイルを抽出する木の枝や葉を地域の人たちが山から持ってきて、それによって収入を得るコミュニティビジネスでもあるのです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="yuica-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/yuica-L.jpg" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>葉っぱビジネスとして徳島県上勝町の「いろどり」が有名ですね。つまもの用の葉を地域のお年寄りが山から採取して販売するというもので、年収数百万円の方も少なくないとか。しかし、上勝町から出荷される葉っぱは、つまもの市場の約８割を占めているというのです。これでは市場を拡大することや他の産地で同じようなビジネスを展開することはできない、と常々思っていました。その点、エッセンシャルオイルの抽出には大量の枝や葉が必要ですから、各地の沢山の方に参加していただけるのではないでしょうか。</p>

<p>日本の国土の67％は森林。森は水や土が育まれるところ。豊かな森は、豊かな川、田畑、そして漁場へとつながっています。私たち日本人は、森によって生かされ、癒されてきました。そして、「yuica」という森の恵みを私たちが使うことで心身が癒され、森の手入れにもつながり、地域の人々や森の健康が回復されるのですね。</p>

<p>※　yuica　<a href="http://www.yuica.com/" target="_blank">http://www.yuica.com/</a></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="forest-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/forest-L.jpg" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
オークヴィレッジの森、せせらぎ</p>]]>
        
    </content>
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    <title>東日本大震災　救援・復興支援活動の始め方 　</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2011/04/post-18.html" />
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    <published>2011-04-15T21:31:45Z</published>
    <updated>2011-08-17T10:02:47Z</updated>

    <summary>気仙沼へ、救援物資を運ぶトラックに同行 東日本大震災から一カ月余り、それぞれが個...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p><strong>気仙沼へ、救援物資を運ぶトラックに同行</strong></p>

<p>東日本大震災から一カ月余り、それぞれが個人として企業として、あるいは所属する団体として様々な支援活動を始めていらっしゃることでしょう。私の回りでも沢山の活動が始まり、続いていますが、そのいくつかを紹介しましょう。</p>

<p>私が共同代表を務める一般社団ロハス・ビジネス・アライアンスの会員企業でもある、物流会社のウインローダーさんでは、J-waveとタイアップした「J-WAVE　Heart to Heart つなげる、ココロ」プロジェクトを実施されました。</p>

<p>救援物資をJ-WAVEを通じて呼びかけ、3月17日（木）～31日（木）まで受け付けました。１万人を超える視聴者から続々と救援物資が届き、段ボールの個数は32,196個ほどに。それらを同社の４トントラックに積んで福島県いわき市、会津若松市、相馬市、南相馬市、宮城県仙台市、塩釜市、多賀城市、石巻市、気仙沼市、黒川郡、岩手県宮古市、釜石市、遠野市、陸前高田市、大船渡市など15地域に30便に渡って届けられました。</p>

<p>東村山にある同社のセンターでは救援物資の仕分け作業が行われましたが、そのボランティアに参加された方は一日50人、のべ750人を超えたそうです。活動支援金として期間中396名の方から6,219千円の支援金が集まり、トラックの燃料代のほか、事務局運営費等の諸経費に充てられました。</p>

<p>４月４日、気仙沼に救援物資を運ぶトラックに同行し、現地に行きました。東北自動車道は全線開通していたものの福島県あたりでは道路の凹凸がかなりあり地震の激しさがうかがわれました。そして、サービスエリアの売店には土産物がほとんどありません。特に特産の海産物は皆無に等しい状態でした。<br />
たまたま一軒のサービスエリアの売店にあった気仙沼産の冷凍ホヤ、しばらくは食べられないに違いありません。買いました。ホヤや牡蠣、ホタテの再生を応援したい！としみじみ思いました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kesen16.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kesen16.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
仙台名産の笹かまぼこも棚から姿を消している</p>

<p>前日の晩11時に東京を出て、途中何回かサービスエリアで休憩・仮眠を取り、翌日11時頃気仙沼に到着。町までは普段と何も変わらない農村風景が続いていました。建物も倒壊しているものはほとんど無く。それが、気仙沼の海岸地域に入った途端、景色は一変するのです。ＴＶで毎日のように放映されている、町が津波に飲み込まれ、がれきが延々と散乱している景色が広がっていました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kesen4.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kesen4.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kesen6.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kesen6.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>４トントラック一杯の救援物資は地元のボランティアグループの案内で高台にある公民館に届けられました。赤ちゃん用や高齢者用の紙おむつ、缶詰、洗剤、歯ブラシ、靴などをトラックから降ろす手伝いを地元の方と一緒に行いました。物資はかなり足りてきているようで、秋田県から毎日配送される塩むすびと沢庵、サバの缶詰をいただくほどでした。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kesen3.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kesen3.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
地元の方と、東京からのメンバーで荷降ろしリレー</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kesen7.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kesen7.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
秋田の米も美味しい</p>

<p>気仙沼市の人口は約74000人、７割が水産業のまちです。一か月が経った今でもライフラインのうち水道が50％、電気が60％の回復状況です。しかし、６月中には魚市場の再開を目指して関係者の皆様が奮闘されています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kesen14.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kesen14.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
大型船48隻が座礁</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kesen13.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kesen13.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
また、気仙沼と言えば『森は海の恋人』著者の畠山さんの活動拠点です。畠山重篤さんも被災され、牡蠣の養殖筏も流されてしまったそうです。しかし、これまで積み重ねてこられた活動で知り合った全国の方々を中心に支援の輪が広がっています。こうした時こそ、日頃の顔と顔の見える信頼関係が強さを発揮することはありません。　</p>

<p><br />
帰り道には、名取市に寄りました。津波の被害を受けた仙台空港の近くです。ここは広い範囲で田んぼや畑が津波の被害を受け、田畑が塩をかぶり、大小さまざまな漂流物が田畑に散在している状態です。塩害と漂流物を取り除かないと農業を再開することはできません。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="natori1.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/natori1.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
宮城県内で４割1,500haの水田が被害を受けた</p>

<p><br />
<strong>震災から１か月余り。救援から復興支援へ</strong></p>

<p>震災から一カ月余り、避難所には食糧など救援物資はほぼいきわたり、医療面でも臨時の診療所が解説され、また仮設住宅の建設も急ピッチで進んでいます。しかし、内陸部でも被害を受けている地域も少なくなく、また原発事故による農産物への風評被害や被災された地域の人への差別的な行動、放射能汚染で田植えや野菜の作付ができない農地など、新たな問題も浮上してきています。</p>

<p>そんな中、４月５日、東京で「ニッポン農力向上＆震災復興大作戦！緊急フォーラム」が開かれました。基調講演は埼玉県小川町で「霜里農場」を営む金子美登（よしのり）さん。<br />
続く意見表明の部で私は、３つの提案をしました。金子さんのお話しに続く意見表明のトップバッターでしたので、まずはこれからのサステナブルな社会の実現に向けて金子さんが下里集落で進めてきた<u>有機農業をベースに、地域の事業者や企業と提携して進めてきた地域づくりを「下里モデル」と命名し、全国に広げていくことや、都市と農山村の交流による東北の農林漁業の復興支援を提案</u>しました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="daikouryu.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/daikouryu.jpg" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>意見表明の部ではコモンズという出版社の編集長で『地域の力』（岩波新書）の著者でもある大江正章さんは、"すぐにやるべきこと"として、<br />
　①食べて（買って）支える<br />
　　・地震・津波の被害が大きい地域の加工品を意識して買う・食べる<br />
　　・風評被害にあった地域の農産物を安全性に配慮しつつ、特に50代以上は買う・食べる<br />
　②安全性だけにこだわる人に、農業が存続することの意義を真剣に伝える<br />
　<br />
"なるべく早く行いたいこと"として<br />
　①各人の専門や得意を生かしてチャリティーを行う<br />
　　原発問題を中心に「暮らし方を考えるブックフェア」の開催を模索中。<br />
　②土壌の放射能汚染を調べる検査機関のリストを協力してつくる<br />
　③少なくとも浜岡原発とプルサーマル型原発を即時停止させる<br />
　④今年の作付けができない被災地域のために増産する。その際、減反を緩和させる。</p>

<p>そして、"中期的に行うべきこと"として<br />
　①福島原発周辺地域で営農が継続できない農家の受け入れを進める<br />
　②地産地消・自産自消・国民皆農の意義をよりアピールし、実践する<br />
　③化石燃料になるべく依存しない有機農業と脱成長の道を描き出す<br />
を提案されました。</p>

<p>すぐにできること、消費者として福島や茨城県の農産物を食べて買い支えること。日頃あまり意識しませんが、両県からの農産物に私たちの食はずいぶんとお世話になっています。両県の農業を支えることは自分達の食、ひいては命を支えることでもあります。</p>

<p><br />
<strong>農地・漁場再生、一次産業の復興に何ができるか</strong></p>

<p>近著『アグリ・コミュニティビジネス』でも紹介した株式会社マイファームからも、「send ai 届けプロジェクト」と題して支援活動を始めたとお聞きしましした。<br />
①同社が運営する農園等の区画で、利用者と共同で保存のきく作物を育て、スタッフや利用者の親族やお知り合いで被災された方々にお届けする<br />
②塩害で使えなくなった農地の再生に取り組む<br />
③東北地方の農家様のために、耕作放棄地＋民家のセットを移住先として提案する</p>

<p>取り組みコンセプトは上記の３つですが、さっそく社長の西辻一真（かずま）さんは宮城県に入り、農地の状態や農家の方、地域のＮＰＯなどと会い、その可能性を調査してきました。田畑の漂流物を取り除くボランティアツアーを５月に計画するとも聞いていますが、引き続きその活動に注目していきたいと思います。</p>

<p>私もＬＢＡのメンバーの皆様を中心に、民間ベースで顔の見える関係から雇用創出や事業再生に貢献すること、社会全体を食とエネルギー・福祉の分散・地域内自給圏の確立するような活動に取り組んでいきたいと考えています。まずは５月13日に復興支援を考えるフォーラムを開催することにしました。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>今こそ、サステナブルな社会づくりに舵を切ろう</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2011/03/post-17.html" />
    <id>tag:soratsuchi.com,2011:/owada//2.108</id>

    <published>2011-03-19T22:40:58Z</published>
    <updated>2011-03-24T23:34:37Z</updated>

    <summary>震災お見舞い申し上げます。 私たちは今回の地震・津波、そして原子力発電所の事故で...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>震災お見舞い申し上げます。<br />
私たちは今回の地震・津波、そして原子力発電所の事故で多くのことを考えました。私は改めて、食とエネルギーの自給や地域コミュニティを重視したサステナブルな社会に方向転換する時が来たのではないかと、考えています。</p>

<p>◆　<strong>エネルギー政策の転換を</strong></p>

<p>最大の不安は原発事故ですが、すでに各国で脱原子力発電への動きが広がっています。「ドイツのメルケル首相は15日、国内の旧型7基の原子力発電所の稼働を3カ月間の「安全点検」期間中、一時停止すると発表した。」(3/15ウォルストリートジャーナル)　<br />
ドイツでは2000年～2010年の10年間に、太陽光発電などを自然エネルギーでの発電比率が６％から16％と10％増えました。今後2020年までに35％、そして2050年には100％にしようというシナリオを持っています。</p>

<p>経営コンサルタントの大前研一さんは、大学院原子力工学科博士課程に留学し、工学博士号を取得し、帰国後、日立製作所へ入社し、高速増殖炉の設計に携わり、同社を2年で退職し、同年新設された経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーへ転職したというキャリアです。</p>

<p>大前さんはご自身のＴＶ番組で、「巨大地震が来ても、こういう方策があるから原子力発電所は大丈夫と説明してきたが、それが今回破たんした。今後新規に国内で原発をつくることはできないだろうし、海外に売ることもできないだろう。もし、原発を続けるのとしても民間企業が運営をするのは無理。また、新しい３号機に海水を注入することを政府は決断したのだから、国家政策で進めてきたプルサーマルもこれで凍結せざるを得ない。電力政策を抜本的に見直す機会。」と語っています。</p>

<p>日本も何年までに、何％を自然エネルギーへとシフトさせていくんだ、何年までに原発を廃止するんだと決め、ビジョンとシナリオを描けば、その道に転換することが可能なのではないでしょうか。環境エネルギー政策研究所でも、エネルギーシフトの政策提言レポート「3.11後のエネルギー戦略ペーパー　No.1」を公表されましたね。2050年までに原子力発電を廃止し、100％自然エネルギーにシフトさせるシナリオです。<br />
<a href="http://www.isep.or.jp/images/press/ISEP_Strategy110323.pdf" target="_blank">http://www.isep.or.jp/images/press/ISEP_Strategy110323.pdf</a></p>

<p>これを機に、私たち市民一人ひとりも、エネルギーの問題を自分のこととして考えてみませんか。自宅で太陽光発電などでエネルギーを自給する、地熱や小水力、波力などを活用し、地域ごとに発電しエネルギーを融通する。エネルギー源を選べるようにする・・・色々なことが考えられそうです。</p>

<p><br />
◆　<strong>幸せな未来は懐かしい風景の中にある</strong></p>

<p>私が書籍『アグリ・コミュニティビジネス　－農山村力×交流力でつむぐ幸せな社会－』の中で紹介した、霜里農場の金子美登（かねこよしのり）さんから学んだこと。<br />
食とエネルギーの自給区をつくることが第一の基本。有機農業で自給に十分な量の農産物を生産できるようになったら、近隣の消費者と提携してお互いの命や食を支え合う。そして、地域の産業（酒造、豆腐店、飲食店、企業による買い支えなど）との提携によって集落全体を有機農業に転換する。<br />
これは、ローカル（地域コミュニティ）をベースにした地域経済圏をつくることを意味します。</p>

<p>そして、兵庫県豊岡市がコウノトリの野生復帰を実現させたのはコウノトリが1971年に絶滅してから34年後のことでした。金子さんが1971年に有機農業を始めて、集落全体が有機農業に転換するまでにも40年という歳月がかかりました。</p>

<p>取り戻す、つくりなおすには時間がかかります。それでも、私たちが自分の子供や孫のことを思ったら、成熟した日本ならではの新たな幸せな社会を築こうとするならば、これまでとは違う道を選択する時期が到来したのではないでしょうか。</p>

<p>「ＡＢＣニュース」では被災地のビフォー、アフターの写真を掲載しています。<br />
暮らしやまち、生態系の回復にも時間はかかるでしょうけれど、この美しかった風景を記憶に刻んでおきたい。<br />
<a href="http://www.abc.net.au/news/events/japan-quake-2011/beforeafter.htm" target="_blank">http://www.abc.net.au/news/events/japan-quake-2011/beforeafter.htm</a></p>

<p>これからのまちづくりは、石油や原子力に依らない、自然エネルギー源をベースにし、公共交通機関を充実させたコンパクトシティ型のまちで、支え合いの互助精神がいきわたり、周辺の農林（漁）業資源をベースにしたコミュニティビジネスを沢山創出し、ローカル経済を重視した豊かで幸せな地域社会をつくる。私自身もこれからそうした地域づくりに貢献していきたいと心から思っています。　</p>]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>『アグリ・コミュニティビジネス　－農山村力×交流力でつむぐ幸せな社会－』出版</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2011/01/post-16.html" />
    <id>tag:soratsuchi.com,2011:/owada//2.104</id>

    <published>2011-01-28T01:47:51Z</published>
    <updated>2011-08-17T10:05:01Z</updated>

    <summary>この「空土ブログ」で連載してきた各地のレポートが一冊の本になりました。『アグリ・...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>この「空土ブログ」で連載してきた各地のレポートが一冊の本になりました。『アグリ・コミュニティビジネス』（学芸出版社）です。「空土プロジェクト」やパートナーであるNPO法人えがおつなげての取り組みも、もちろん紹介させていただいています。</p>

<p>私が農山村を訪問するようになってまだ３年余りですが、東京生まれで東京育ちで故郷が無いからか、いずれの農山村やそこの人々は魅力に満ちていると感じました。</p>

<p>そして、農山村は資源の宝庫だと知るようになりました。また、そこで農産物や自然、文化を活かした暮らしやビジネスを起こし、都市と農村の交流を促し、豊かで幸せな地域づくりをしている人達に出会いました。</p>

<p>その活動を「アグリ・コミュニティビジネス」と命名し、地域の課題を解決し、コミュニティづくりに取り組む企業、自治体、NPO、新規就農者など13の事例を紹介しています。</p>

<p>すでに、サステナブルな暮らし方にシフトしている人や地域ばかりでした！！<br />
　<br />
<img alt="ACB2011.jpg" src="http://www.owadajunko.com/archives/ACB2011.jpg" width="250" height="352" /></p>

<p>はじめに、おわりに、そして講演会などのお知らせを学芸出版社の<a href="http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1280-4.htm">ホームページ</a>に掲載いただいています。こちらから注文もできますので、ぜひご覧いただければ幸いです。</p>

<p><br />
＜目次＞<br />
◆chapter1──開墾に行こう！</p>

<p>1　「耕作放棄地・開墾スタディツアー」に参加する都市の人々<br />
2　食糧危機への不安、自給に憧れる都市生活者<br />
3　自産自消は楽しい<br />
4　65歳を超えた農業者の平均年齢<br />
5　マーケティング3.0</p>

<p>◆chapter2──自然資源を活かしたビジネスの新機軸</p>

<p>2・1　都市近郊の耕作放棄地50haを菜園に再生<br />
　　　マイファーム（京都府京都市）</p>

<p>2・2　森で周年放牧された牛たちが、ゆったり草をはむ<br />
　　　アミタ「森林ノ牧場 那須」（栃木県那須町）</p>

<p>2・3　農家、土壌、着る人の健康を考える―オーガニックコットンの草分け<br />
　　　アバンティ（東京都新宿区）</p>

<p>2・4　植物の力を暮らしに活かす―ハーブのある生活を広めて30年<br />
　　　生活の木（東京都渋谷区）</p>

<p><br />
◆chapter3──豊かな地域社会づくり</p>

<p>3・1　都市農山村交流で限界集落の耕作放棄地を再生<br />
　　　えがおつなげて（山梨県北杜市須玉町増富）</p>

<p>3・2　土づくり、人づくり、美しい里づくりで40年<br />
　　　霜里農場（埼玉県小川町下里）</p>

<p>3・3　生物多様性を育み、地域づくりへつなげる<br />
　　　コウノトリの野生復帰（兵庫県豊岡市）</p>

<p>3・4　おむすびが人と人の絆を育む<br />
　　　ふゆみずたんぼ／鳴子の米プロジェクト（宮城県大崎市）</p>

<p>3・5　"根のある暮らし"の提案<br />
　　　群言堂／他郷阿部家（島根県大田市大森町）</p>

<p>3・6　みどりの風が吹く"疎開"の町<br />
　　　森のようちえん／森林セラピー（鳥取県智頭町）</p>

<p><br />
◆chapter4──都市から移住した新規就農者たち</p>

<p>4・1　限界集落を女性パワーで"源快集楽"に！<br />
　　　　キノコハウス／西会津ローカルフレンズ（福島県西会津町）</p>

<p>4・2　大企業社員から転身、有機にこだわる山里の農的暮らし<br />
　　　　ひぐらし農園（福島県喜多方市）</p>

<p>4・3　三ツ星レストランの給仕長から有機農業事業の経営者に<br />
　　　　ビオファームまつき（静岡県富士宮市）</p>

<p><br />
◆chapter5──アグリ・コミュニティビジネスの始め方<br />
　<br />
1　事業プランをデザインする<br />
2　地域の資源<br />
3　都市生活者のニーズ<br />
4　独自性、物語性の検討―SWOT分析<br />
5　4つのCで考える―多様な主体の協働で地域価値をつくる<br />
6　その他のポイント</p>

<p><br />
◆chapter6──農山村力×交流力でつむぐ幸せな社会</p>

<p>-------------------------------------------------------<br />
    <br />
＜はじめに＞<br />
<a href="http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/5381/mae.htm">http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/5381/mae.htm</a></p>

<p>＜おわりに＞<br />
<a href="http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/5381/ato.htm">http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/5381/ato.htm</a></p>

<p>＜講演会情報＞　<br />
　1/28　仙台・計画行政学会東北集会<br />
　2/28　京都・出版記念セミナー<br />
　3/3　 池袋ジュンク堂　19:00～<br />
   <br />
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=owadajunkocom-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&asins=4761512806" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>

<p></p>

<p></p>

<p> </p>]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>埼玉県小川町下里地区、農林水産祭むらづくり部門で「天皇杯」受賞</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2010/11/post-15.html" />
    <id>tag:soratsuchi.com,2010:/owada//2.97</id>

    <published>2010-11-23T02:00:18Z</published>
    <updated>2011-08-17T10:06:54Z</updated>

    <summary> ◆　有機農業を通じた美しく豊かな里づくり 有機農業者の金子美登（かねこよしのり...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p><br />
◆　<strong>有機農業を通じた美しく豊かな里づくり</strong></p>

<p>有機農業者の金子美登（かねこよしのり）さんが有機農業を始めて今年で40年。金子さんの「霜里農場」のある下里（しもざと）地区の「下里農地・水・環境保全向上対策委員会」（代表、安藤郁夫さん）が、今年、農林水産祭のむらづくり部門で「天皇杯」を受賞されました。おめでとうございます。11月23日に、その表彰式が明治神宮会館で行われます。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="tennnouhai2010.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/tennnouhai2010.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>受賞理由として下里集落の「有機農業を通じた美しく豊かな里づくり」は、「地元で昔から栽培されていた在来大豆の有機農法による集団栽培を平成13年から始めました。その後、有機栽培は小麦や水稲にも広がり、近隣の豆腐店、酒造会社、製粉製麺業者、醤油製造会社、パン屋や消費者などにも支えられ、全量を完売するに至っています。<br />
このような取組は、これまで"点"としての活動にすぎなかった有機農業を、地域ぐるみの取り組みとすることにより、"面"的な広がりへと展開するものです。<br />
また、生産者のみならず、地域が一体となって取り組む共同活動や都市住民、企業との交流、さらには自然環境の保全など『美しくて豊かな里』づくりに向けた活動へと広がりを見せています。」と評されています。</p>

<p>昨年から何回となく下里を訪問する機会がありましたが、確かに四季折々美しい農村景観が広がっています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="shimosatomugi.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/shimosatomugi.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
春先は麦畑の緑も美しい</p>

<p>下里では、金子さんより16歳年上で、地区のリーダー的存在である安藤郁夫さんが、今から10年前に「金子さんのやっている有機農業を自分もやってみたい」と申し出たことから、地区が有機に転換していきました。安藤さんは30年間、金子さんの有機農業を見てきたのです。そして、30年経って初めて、自分も有機農業をやってみたいとおっしゃったのです。</p>

<p>最初は大豆、そして小麦、水稲と有機農業への転換が図られて行きました。お米を最初に全量買い上げたのは銀座にある自然食レストランでした。正確には銀座にあった、と言うべきでしょう。このレストラン、2008年秋のリーマンショックの影響で閉店を余儀なくされ、買い上げられるはずだった1.8トンのお米が宙に浮いてしまったのです。</p>

<p><br />
◆　<strong>地元のリフォーム会社がお米を全量買い上げ</strong></p>

<p>さあどうしたものかと、頭を悩ませていた金子さんでした。そんな頃、2009年1月に、私はリフォーム会社「ＯＫＵＴＡ（オクタ）」の社長、山本拓己（やまもとたくみ）さんを誘って、霜里農場見学会にでかけたのでした。見学会終了後、金子さんと懇談していて、金子さんはお米の行き場が無くなって困っていることを話されました。その時、なんと山本さんが、「そのお米全量わが社で買い取りましょう」と申し出たのです。</p>

<p>リフォーム会社がなぜお米を？<br />
「社員に安全で美味しいお米を提供するのも社長の仕事だ」というのです。しかも地元の企業として地域の有機農業を応援したいというのです。そして、2009年３月～「こめまめプロジェクト」と名付けられた下里地区のお米の全量買い支えが始まりました。これを"企業によるＣＳＡ"と私は呼んでいます。ＣＳＡとはコミュニティによる地域農業の支援です。地元農家のとりまとめや、お米の出荷に関する精米、袋詰めなどこまごました業務は、霜里農場見学会をコーディネートしている地元のＮＰＯ法人「生活工房つばさ・游」の高橋優子さんが奔走してくださいました。</p>

<p>お米は１kg400円と"農家が元気の出る"価格で買い取りますから、２軒残っていた地域の慣行農家も、ついに2009年の作付から有機農業に転換をしたのでした。これで、金子さんが40年前に始めた有機農業が、下里地区の田畑20haへと広がったのです。</p>

<p>OKUTAでは、その後、社員とその家族、取引先や顧客などステークホルダーの皆さんと霜里農場＆小川町有機農業バスツアーを行ったり、下里地区の森林の整備などにも関わり、活動を深めています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="yamamoto-kaneko.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/yamamoto-kaneko.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
稲刈り。左が山本さん、右が金子さん</p>

<p><br />
天皇杯の受賞理由には「有機農業の実践により、地域に活気が生まれたことは、我が国農業・農村がおかれた困難を打開する可能性を秘めた事例である。」とも書かれています。他の地域にもぜひ広がっていってほしいものです。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kaneko2010-2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kaneko2010-2.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
「農民が元気になると村は美しくなる」と金子さん</p>

<p><br />
◆　<strong>コミュニティトレードで有機小麦パン</strong></p>

<p>私が井手敏和さんと2007年に立ちあげたＬＢＡ（ロハス・ビジネス・アライアンス）には、「ＯＫＵＴＡ」、ハーブ・アロマテラピーの「生活の木」、オーガニックコットンの「アバンティ」など、グリーンやロハスなライフスタイルを推進する事業を行っている会社が集っています。ＯＫＵＴＡの山本さんと、生活の木の重永忠さん、井手さんらは「エクスキューズ」という社会貢献バンドを組んでチャリティライブを行うなどもされています。</p>

<p>来年1月出版予定の『アグリ・コミュニティビジネス』の取材で、今年8月、久々に飯能にある「生活の木」の「薬香草園」というハーブ園にでかけました。1996年、住宅・都市整備公団（独立行政法人都市再生機構）が開発を手がけた5,000戸のニュータウン内に作られたものです。敷地面積12000平米、ガーデン面積6500平米という規模で、ハーブガーデンのあるニュータウンということで、人気を呼びました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="yakukou１.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/yakukou%EF%BC%91.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
　<br />
そのハーブ園には、ショップや教室、レストラン、ベーカリー、アーユルヴェーダサロンもあります。責任者の井上さんとランチをしながらお話しを色々うかがっていて、パンの小麦を有機に変えたいという考えをお聞きしたのです。それならば、「近くの小川町に有機農業で作った小麦がありますよ」と、９月には現地にご案内し、ＮＰＯ「つばさ・游」の高橋さんにお願いし、さっそく小麦を手配していただきました。11月中旬から「薬香草園」のベーカリーには小川町下里産・有機農業小麦のパンが登場しています。そして、来年６月に収穫される約1.5トン分が「生活の木」用として11月に種が播かれました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="organicbread.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/organicbread.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
色々なタイプを試作中</p>

<p>昨日（11月22日）、天皇杯授賞式のリハーサルで明治神宮にいらっしゃっていた金子さん、安藤さんらを、近くに本店・本社のある「生活の木」にご案内しました。30年かけてコツコツとハーブ・アロマテラピーを広め、定着させてきた重永さんと、40年かけてコツコツと有機農業に取り組み、広めてきた金子さん、その精神は同じです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="syugou.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/syugou.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
後列：左から二番目が金子さん、中央が安藤さん。右端が重永さん</p>

<p>「生活の木」では、ガーナのシアバターを使った石鹸づくりや、アマゾンでのローズウッドの植林など、"コミュニティトレード"に取り組んでいます。それは、地域の資源を活用し、地域に仕事や商品を生みだす、取引を通じた豊かなコミュニティづくりです。今回の下里地区の有機農業による小麦を使ったパンもコミュニティトレードの一つと言えるでしょう。</p>

<p>※霜里農場について　<a href="http://soratsuchi.com/owada/2009/12/39.html" target="_blank">http://soratsuchi.com/owada/2009/12/39.html</a></p>]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>生きものを育むお米　－蕪栗沼と「ふゆみずたんぼ」（宮城県大崎市）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2010/09/post-14.html" />
    <id>tag:soratsuchi.com,2010:/owada//2.84</id>

    <published>2010-09-30T01:50:46Z</published>
    <updated>2011-08-19T00:32:10Z</updated>

    <summary>今年も新米の季節になりましたね。どこの産地の、どんな品種の、どのように育てられた...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>今年も新米の季節になりましたね。どこの産地の、どんな品種の、どのように育てられたお米を食べていますか？</p>

<p>私はここ数年、福島県西会津町で作られているお米を年間まとめて申し込み、毎月宅配で直送してもらっています。あと足りない分を、各地に出張した際などに買っています。西会津のお米は知人のキノコ農家の80代のお父さんが作っているコシヒカリで、その田んぼは山の中腹にあり、その上には田んぼも人家もありません。ですからその田んぼの水は飯豊連峰の伏流水で生活排水が一切入らないものです。農薬は減農薬ですが、中山間地域の農業を少しでもサポートしたくて購入しています。味もとっても良くて食欲が進んで困るほどです。</p>

<p><img alt="jichan.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/jichan.JPG" width="300" height="225" /><br />
80代でも現役！会津のお米は美味しい</p>

<p><br />
出張先で購入するお米は、農法や地域づくりに共感して選んでいます。<br />
例えば兵庫県豊岡市。以前、このコラムでも紹介しましたが、1971年に一回絶滅したコウノトリを復活させようと、地域の人たちが一丸となって取り組み「コウノトリ育む農法」が導入されコウノトリは34年ぶりに復活しました。今では豊岡市には約40羽のコウノトリが棲み、上空を舞っています。この農法で作られたお米です。</p>

<p>※コウノトリ復活の物語　<a href="http://soratsuchi.com/owada/2009/08/post-6.html" target="_blank">http://soratsuchi.com/owada/2009/08/post-6.html</a></p>

<p><br />
<strong>◆コウノトリのお手本は大崎市蕪栗沼</strong></p>

<p>今年４月、その豊岡のコウノトリが一羽、宮城県大崎市の蕪栗沼に飛んできました。蕪栗沼では毎年10万羽を超える渡り鳥が越冬している。コウノトリは羽を広げると２メートルにもなる鳥だから、鳥に慣れている大崎市の人たちも大いに驚きました。640km離れている兵庫県豊岡市から飛んできたのです。途中あちこちに立ち寄り約4,000kmの長旅の末、蕪栗沼に降り立ちました。なんでも"感謝状"を届けにきたのだそうです。</p>

<p>何の感謝状？　それはマガンや蕪栗沼のおかげでコウノトリが復活できたから、その感謝の気持ちを表すものだといいます。<br />
渡り鳥であるマガンの飛来地を保全するために、蕪栗沼周辺の農地を冬の間も湿地状態にしておく"冬期湛水"（冬の間も田に水をはる）をこの地域では実施しており「ふゆみずたんぼ」と呼ばれています。それを豊岡市は「コウノトリ育む農法」を確立する際に参考にしたのです。今でも双方の職員が人事交流したり、一緒にイベントや展示会に参加しています。知恵や情報の交換だけでなく、共に生物多様性を促進する農業を広く社会にＰＲし、他の地域への拡大や消費者への認知向上を目指しているのです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="owada-huyumizu1.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/owada-huyumizu1.JPG" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
ふゆみずたんぼ（写真提供：大崎市）</p>

<p>大崎市は2006年に古川市、鳴子町、鹿島台市など１市６町が合併してできた市です。面積は宮城県下で３番目に広く、南北72kmにも及ぶ、人口13.6万人のまちです。<br />
蕪栗沼は、大崎市東部の田尻（たじり）地域にある淡水湖。かつては1,000haを越える湿地でしたが、新田開発等で水田を造成し、河川改修を重ね、現在は150haになっています。ここにマガンやカモ類など毎年１万羽を超える渡り鳥が飛来し越冬してきたのですが、他の地域の湿地が減少する中で、飛来数は年々増えていきました。2000年頃にはその数は10万羽を超え、ねぐらや餌場の分散が急務となり、冬に使用しない沼周辺の水田に水を張ることで、その確保を図ることが検討されました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="huyumizu2-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/huyumizu2-L.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
10万羽を超える水鳥が越冬</p>

<p>そして、2003年冬から農林水産省の「田園自然環境保全・再生支援事業」を導入し、沼周辺の水田で冬の間、田に水を張る「ふゆみずたんぼ」の実証試験が地域の農家10戸の参加を得て、20haで始まったのです。<br />
当時田尻町の農政商工課長で「ふゆみずたんぼ」導入の旗振り役を務めた西澤誠弘さんは、自らも米の生産農家でした。<br />
「冬場に水をはり、農薬や化学肥料を使わない稲作です。実際、ちゃんと育つのか心配でした。しかし、やらなければ蕪栗沼周辺の水質悪化や汚染が進み、マガンの生息地も確保できません。2003年は冷害でお米が不作でしたが、いち早く冬期湛水・有機農法で作っている農家のお米はちゃんと実っていたんです。それを見て私たち農家も決心がつきました。また、外部の専門家の協力も得ながら取り組み始めました。」<br />
内心不安ではあったものの、「ふゆみずたんぼ」を開始しました。そして、翌年秋、みごとな稲穂が実ったのです。安心で美味しく、マガンや蕪栗沼を守るという物語のあるお米の誕生です。<br />
販路は、初年度は㈱たじり穂波公社を通じ、二年目からはＪＡみどりのでも扱ってもらうようになりました。首都圏を中心にパルシステムや大手スーパーマーケットなどで販売されています。農家の手取りは１俵約24,000円ですから十分再生産可能な価格です。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="sunset-huyumizu-L.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/sunset-huyumizu-L.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
夕日が沈むふゆみずたんぼ</p>

<p><br />
<strong>◆田んぼも含めて「ラムサール条約登録湿地」</strong></p>

<p>こうして渡り鳥の餌場やねぐらを保全する活動が始まり、一部の水田が湿地に戻されるなど、「ふゆみずたんぼ」を採用した稲作は定着していきました。そして、2005年11月には蕪栗沼とその周辺の水田が「ラムサール条約登録湿地」に認定されたのです。登録範囲423haには259haの水田も含まれていますが、水田が含まれる登録湿地は世界でもここだけであり、単に湿地を保全するだけでなく農業という営みとの共存は貴重です。<br />
農薬や化学肥料を使用しない水田の冬期湛水は、稲の切り株やワラなどの有機物が水中で分解され、微生物や藻が発生し，それを餌とする様々な生物が水田に集まってきます。また、冬期におけるこれらの生物の活動が「トロトロ層」という抑草効果のある層を水田に作り出し、無農薬・無化学肥料栽培を促進しているのです。</p>

<p>地域で「ふゆみずたんぼ」を推進するのは農家や行政だけではありません。「蕪栗ぬまっこくらぶ」と「田んぼ」というＮＰＯ法人が一緒に活動しています<br />
「蕪栗ぬまっこくらぶ」は蕪栗沼を保全する活動を行うため現在、副理事長の戸島潤さんらによって1997年に設立され、2000年にＮＰＯ法人となりました。環境保全・環境教育・農業との共生を３つの柱として、行政や地域住民との協働によって、蕪栗沼の豊かな自然環境を未来に伝えることを目標に活動しています。</p>

<p>一方、ＮＰＯ「田んぼ」は、ふゆみずたんぼをはじめ、環境に配慮した水田農法を普及させるために2005年に岩渕 成紀さんが設立しました。岩渕さんはぬまっこくらぶの理事でもあります。蕪栗沼をはじめ、全国の水田で活動を行い、生き物共生・環境配慮農法を広めています。<br />
岩渕さんによれば「ふゆみずたんほは、江戸時代の『会津農書』貞享元年（1684年）の中に「田冬水」という表現として出ているんですよ。冬の間に有機物の多い菌類とイトミミズ・ユスリカなどの泥に棲息する生物たちが水中で活性化して農業の生産力が高まり、抑草効果があると、この時代の農家がすでに体感していたことがうかがわれるのです。」といいます。</p>

<p>マガンの早朝の飛び立ちや、夕方のねぐら入りの様子は壮観だそうです。朝焼けの空に、地響きのような音を伴って一斉に飛び立つその光景は多くの旅人を魅了しています。私も10月にはいよいよこのねぐら入りと、飛び立ちを見にいく予定です。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="magantobitati.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/magantobitati.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
日の出前、一斉に飛び立つ</p>

<p>６月にレポートした大崎市鳴子温泉地区で行われている「鳴子の米プロジェクト」は、"人と人の絆"を育むプロジェクトでしたが、蕪栗沼と「ふゆみずたんぼ」では"人と生き物の絆"が育くまれていました。</p>

<p>※「鳴子の米プロジェクト」については　<a href="http://soratsuchi.com/owada/2010/06/post-12.html" target="_blank">http://soratsuchi.com/owada/2010/06/post-12.html</a></p>]]>
        
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    <title>山村に響く幼児達の歓声　－森の幼稚園「まるたんぼう」（鳥取県智頭町）－</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2010/07/post-13.html" />
    <id>tag:soratsuchi.com,2010:/owada//2.74</id>

    <published>2010-07-23T00:41:10Z</published>
    <updated>2011-08-17T10:16:58Z</updated>

    <summary>森の中から小さい子供たちの歓声が聞こえてくる。10人はいるだろうか。林の中に放置...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>森の中から小さい子供たちの歓声が聞こえてくる。10人はいるだろうか。林の中に放置されている杉の丸太をシーソーにして遊んでいるのだ。<br />
93％が山林の、人口8000人弱の山村といえば、通常は高齢化率が高く、人の姿、とりわけ子供の声など聞こえないのが一般的だ。しかし、ここ智頭町（ちづちょう）は違う。晴れの日も、雨の日も、雪の日も、平日は毎日、町のどこかの森で子供達の楽しそうな声が響いている。それは「森の幼稚園」があるからだ。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="moriasobi.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/moriasobi.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
何でも遊具になる</p>

<p><br />
鳥取県智頭町は、鳥取県の南東部に位置し、鳥取藩の宿場町「智頭宿」で知られる。面積の93%を山林が占め、ほとんどが杉で、かつては十大林業地として栄えた。鳥取砂丘を育くむ千代川の源流の町だ。</p>

<p>「森の幼稚園」とは、1954年にデンマークで一人の母親、エラ・フラタウさんによって始められた自然の中での野外保育だ。ドイツでは1993年に始まり各地に急速に広がっていった。特徴は、森や自然の中での五感を使った自然体験にある。日本でも1985年から屋外で保育をしている「青空自主保育なかよし会」（神奈川県鎌倉）や、「キープ森のようちえん」（山梨県北杜市）、「ねっこぼっこ」（愛知県春日井市）などがある。2005年からは「森のようちえん全国交流フォーラム」も開かれている。</p>

<p>私が訪ねた智頭町の森の幼稚園「まるたんぼう」は昨年（2009年）にスタートした。始めたのは西村早栄子さん。鳥取県の職員であるが、育児休業中に自分の子供を森の中で育てたいと活動を始めた。２年目の今年は12人の３歳～５歳の子供たちが町内外から通っている。保育士さんは男女２名という体制。<br />
町内から５人、鳥取市内から７人。町内は毎日17:00まで預かる。</p>

<p><br />
◆　<strong>町内９か所の森がフィールド</strong></p>

<p>朝９時に町役場前に集合し、その日のフィールドに移動する。フィールドは町内に９か所。松の採圃（穂？）場、芦津（あしず）の森林セラピーロード、針葉樹（杉）林、広葉樹林、キャンプ場など、一口に森と言ってもバラエティに富んでいる。園舎は特にない。<br />
今日のフィールドはキャンプ場近くの林と川だ。服装は帽子と長靴はマストアイテム。リックサックには着替え、お弁当、水筒、おやつが入っている。皆自分で背負う。金曜は「保護者アシスタントの日」で、一人か二人のお父さんお母さんが参加できる日だ。お父さんの姿も３人見える。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="asanokai.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/asanokai.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
「朝の会」歌で始まる</p>

<p>幼稚園は歌に始まり、続いてリュックサックをしょって林の中に入っていく。リュックに付いた熊鈴がチリン、チリンと鳴って子供達の居場所を知らせてくれる。道があるわけではない。林の中を自由に歩き回り、林に放置されている丸太をシーソーにして遊んだり、発見したヘビを保育士さんに触らせてもらったり、鹿の角を拾ったり。虫の図鑑を持ってきて、熱心に眺めていたり、色々なものをコレクションしたり、それこそ十人十色の自然体験をしている。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="jimuguri2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/jimuguri2.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
ヘビ（じむぐり）に触ってみた</p>

<p><br />
渓流は、岩魚もいるという澄んだ流れの速い川で、５月は未だ水温も低い。それでもどんどん川の中に入っていく子供もあれば、水にぬれないように岩を渡っている子供もある。せせらぎの音が心地よい。<br />
「今年４月に入園した３歳児も先輩を見習って、２か月で歩き方が変わってくるんですよ。足のゆびをしっかり使って、岩に吸いつくように歩くようになるんです。」とは保育士の山中さん。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kawaasobi.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kawaasobi.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
林の次は渓流</p>

<p><br />
ここでは親の口癖、「危ない」「汚い」「ダメ」「早く」は禁止ワードだ。子供同士のけんかも大人は仲裁しない。「危ない」「ダメ」と大人が言わなくても子供達は本能的に危険を察知する。危険だと感じるところには近寄らないし、基本的に危険なことはしない。ケガや傷も一年間活動を続けて、集合場所の駐車場でケガをした子供一人、調理の日に包丁で指を切った子供一人の２回だけだという。</p>

<p><br />
<strong>◆　地産地消弁当。弁当箱も地元の杉で手作り</strong></p>

<p>林と川で２時間以上遊び、スタート地点のキャンプ場の広場に戻って、ようやくお昼ご飯。一番お昼が待ち遠しかったのは私かもしれない。３時間近く外を歩いているだけなのに疲れた。子供達は走り回ったり、水遊びをしているからもっと疲れているはずなのに、２カ月余りですっかり体型も見違えてきたという。金曜はお弁当の日で、お弁当箱は親子で手作りした地元智頭産の杉材で作った"わっぱ"だ。本日初公開だそうだ。お弁当箱の中には地域の食材を中心にしたおかずが色々。鹿の燻製には驚いた。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="wappa.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/wappa.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
大山地鶏の酒蒸し。ご飯にはぜんまいの味噌佃煮</p>

<p><br />
昼食は月曜がおにぎり弁当で、木曜は調理の日だ。子供はお米と野菜を一種類家から持ってくる。ご飯とお味噌汁だけのシンプルな昼食。野菜を切ることも子供たちがする。</p>

<p>また、月曜は「ものづくり」の日で、地域のお年寄りから藍染のたたき染めとか、木工などを習う。「まるたんぼう畑」もあり、野菜も育てている。<br />
なんと充実したプログラムだろう。園舎が無くても、遊具が無くてもこれほど多彩でオリジナルな活動を子供達は体験できるのだ。</p>

<p><br />
<strong>◆　マングローブに魅せられて森林の専門家に</strong></p>

<p>代表の西村早栄子さんは1972年、東京都町田市に生まれた。東京生まれの東京育ちだ。東京農大の林学科でマングローブの関心を持ち、琉球大学修士課程に進学。その後、さらに京都大学農学研究科熱帯林環境学講座（博士課程）に進む。京大在学中に1年半ミャンマーに留学。学生結婚し、2001年に長女が誕生した。</p>

<p>翌02年、鳥取県出身の夫が県の職員になり、03年林業技師の募集があったので早枝子さんも林業技師の仕事に就いた。林道に道を付ける仕事や、森林組合による森林整備の監督などが仕事だ。林業専攻の夫婦にとって日本十大林業地の智頭は憧れの地だった。いずれ智頭町に、古民家に住みたいという夢を持っていた夫妻は2006年、念願の古民家を入手し智頭町に移住。３人の子供と愛犬と暮らしている。ちなみに6haの山（半分は広葉樹）も町内に入手した。"マイ滝"が自慢だ。</p>

<p>そんな森のプロでもある西村さんが、「森の幼稚園」を知ったのは『デンマークの子育て・人育ち』という本を読んだこと。「幸福度一番の国では、こんな子育てがされているんだ。森の幼稚園を自分もしたい」と思ったことがきっかけだ。<br />
ミャンマーでの生活も大きな影響を与えている。牛車や馬車が車代わり。「ミャンマーでの一年半、ビルマ人もいかないようなデルタ地帯で研究していたので、けっこうサバイバルというか生きる力が付いたように思います。ミャンマーに比べて今の日本の子育ては全く子供をスポイルしています。日本は殺菌しすぎ。」と指摘する。</p>

<p><br />
<strong>◆　町民になり「100人委員会」に参加</strong></p>

<p>西村さんは2006年に鳥取市内から智頭町に移住し、町の「人づくり塾」に参加した。地域に知り合いがいなかったので、まずは「森の幼稚園」について勉強するグループを作り、仲間を作っていった。そして、先進事例として愛知の「ねっこぼっこ」の副園長さんを町に招き講演会を開いた。<br />
「この講演会で、完全に火が付きましたね。翌月から親子で森の中のお散歩をするお散歩会を始めたんです。そして、翌年には「森の幼稚園を作る会」を作りました。」<br />
素早い行動の西村さんだ。2008年、町長が変わり、「100人委員会」ができた。西村さんも参加し、森の幼稚園を提案。2009年度に保育士一人分の人件費の予算がついた。町民のアイディアに町が予算を付けるという制度だ。</p>

<p>寺谷（てらたに）町長は言う。「市町村のリーダーに知恵が無ければ住民に知恵を借りればいい。それで私は町民から知恵を借りる「100人委員会」を作ったんです。自分たちの町だから、自分たちで考えて提案してください。良いアイディアがあったら予算付けますからと。その一つが森の幼稚園でした。」<br />
地元の人は森や自然は当り前になってしまっているが、東京育ちの、いわゆる"よそ者"の西村さんからすれば、智頭は素晴らしい森林がある山村で、スゴク素敵なのだ。</p>

<p>そして、森の幼稚園が始まり、地元テレビや新聞を中心に取材が増え、半年もしないうちに京阪神や、四国から視察者が続々やってくるようになった。<br />
「スゴイ教育だと見に来た人は言うんです。ところがスゴイ教育ではない。なんのことはない。年取った人たちが昔子供だった頃、野山を走り回っていた。昔は皆そんな遊びをしていたんです。<br />
けれど、それが今は斬新。しかも、子どもが森に入ると年寄りが見守る。何かあっちゃいけないと。これでお寄りよりの役割もできたんですよ。」と寺谷町長。</p>

<p><br />
<strong>◆　森の中で五感、コミュニケーション力が育まれる</strong></p>

<p>参加しているお母さんに話をうかがってみた。なんと、智頭町から100km離れている北栄町から通っているという。<br />
「新聞で見て、西村さんに連絡し、お散歩会に参加し、今年３歳になったので入れていただきました。今年は原則週５回コースのみなんですが、うちは遠いので週３回なんです。金曜は毎週一緒に私が来ています。月・水曜は鳥取市内まで40kmを１時間かけて連れてきて、そこから送迎バスに乗せてもらっています。私も毎週来るのが楽しみで、ほんとに満足しています。子供も伸び伸びしていますよ。」</p>

<p>保育士の山中さんにも聞いてみた。山中さんは生まれも育ちも智頭の26歳。小さい頃は野山で走り回って遊んでいたという。<br />
「以前は母子支援施設で５年ほど働いていましたがルールが多くて自由が少なかったです。<br />
ここに通っている子供は子供らしいし、個性がある。ちゃんと挨拶するし、人を助けることは当たり前。毎日外にいるせいか風邪もひかない。外遊びが日常になっているので無理もしないし、はしゃがない。五感で感じている。それに参加しているお父さんたちも子どもの気持ちに戻って一緒に遊んでいますよ。」<br />
確かに、どうも見ているとお父さんの達はかなり子供達に同化して、一緒に川の中で水遊びをしたりしている。これなら仕事のストレスの解消にもなりそうだ。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kawaasobi2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kawaasobi2.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
お昼ご飯の後は、また川遊び。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="honnnojikan.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/honnnojikan.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
最後はお話の時間。皆集中している。</p>

<p><br />
最後に、西村さんが山村の魅力を話してくれた。<br />
「山村の魅力は、子育ての場としての魅力でしょうか。山には山菜も沢山あるし、昔ながらの伝統が残っているし、食べ物も水も空気も一級品です。<br />
古民家を改築したわが家のお風呂は薪でもたけるようにしました。薪でたいたお風呂はお湯が柔らかいというか、なんだか違うんです。今年は家の裏で蜂も飼い始めました。自然に呼び込む方法を近所のおじさんに教えてもらったんです。ここで生まれ育った方は出ていく人が多いですが、東京生まれ東京育ちの私のような者には素晴らしいところだと感じます。<br />
子供がいれば山村も明るくなると思うんです。だから子供がたくさんいる町にしたいんです。」<br />
子育てを終えてしまったが、東京生まれ東京育ちの私にも、智頭はとても素敵なところに思える。できれば住みたいとも。</p>

<p>「大人が教えたい自然や体験ではなく、子どもが自分で興味を持つ自発性に任せたい」という西村さんの子育て観。<br />
２年目を迎えた智頭町の森の幼稚園「まるたんぼう」。ますます県内外から注目が高まっている。<br />
「大人向け・森の幼稚園」があったら私もぜひ参加したいものだ。</p>

<p><br />
※読み始めたら止まらないブログ「智頭の森のようちえん　まるたんぼう」<br />
　<a href="http://blog.zige.jp/marutanbou/" target="_blank">http://blog.zige.jp/marutanbou/</a><br />
　毎日の活動の様子が綴られています！</p>

<p><br />
（森の幼稚園「まるたんぼう」訪問日時：2010年５月18日（金）晴れ9:00～12:30）</p>]]>
        
    </content>
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    <title>あたたかいおむすび　－「鳴子の米プロジェクト」（宮城県大崎市）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2010/06/post-12.html" />
    <id>tag:soratsuchi.com,2010:/owada//2.69</id>

    <published>2010-06-22T21:37:03Z</published>
    <updated>2010-09-30T02:22:33Z</updated>

    <summary>カウンターには10種類のおむすびが並んでいる。しおむすび、麹南蛮味噌焼き、梅干・...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>カウンターには10種類のおむすびが並んでいる。しおむすび、麹南蛮味噌焼き、梅干・のり、味噌漬け混ぜ込みなど。鳴子温泉地区（宮城県大崎市）に昨年12月にオープンしたおにぎり店「むすびや」。お米は地域で作られている「ゆきむすび」という品種を使っている。土日の営業で一日に70人余りのお客さんが来る。お店で働くのは20歳の専門学校生から50～70代の地域の農家のおかみさん達など10人が交代であたっている。</p>

<p><img alt="onigiri.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/onigiri.JPG" width="400" height="300" /><br />
どれにしようか迷う</p>

<p>　<br />
同店を運営するNPO鳴子の米プロジェクトの理事長、上野健夫さんの話をお聞きしてから、「こびるランチ」（600円）をいただいた。こびるとは農作業の休憩に食べる軽食「小昼（こびる）」のこと。おにぎり二つ、惣菜、浅漬け、具だくさんの味噌汁。お肉や魚が付かずとも十分にお腹いっぱいになる。こんなに美味しいおにぎりは東京では食べられない。地元産の食材を使っているからなのか、にぎっているお母さんたちの気持ちからなのか・・・　新作はしょうがむすびだそうで、それもいただいてみた。ピリッとしてこれも美味しい。</p>

<p><img alt="kobiru.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/kobiru.JPG" width="400" height="300" /><br />
こびるランチ。おむすびは梅干・のり、味噌漬け混ぜ込み</p>

<p><br />
店内の内装は、地域の杉の間伐材を使用し、器も全てオリジナルで木製だ。味噌汁椀の口当たりの良いのには驚いた。これらの器や、おにぎりの具材など買い求めたいところだが、販売はしていないという。</p>

<p><img alt="sibatasan.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/sibatasan.JPG" width="300" height="400" /><br />
農業専門学校生の柴田まりこさん。割烹着と姉さんかぶりのてぬぐい姿がかわいい</p>

<p><br />
レジを担当していた若い女性に話を聞いてみると、『現代農業』という雑誌で、「鳴子の米プロジェクト」のことを知り、感動して現地を訪れ、「むすびや」で週末アルバイトをするようになったそうだ。仙台出身で、今は古川にある学生寮に住み、週末に車で鳴子に通っている。来春卒業だが、「卒業後もぜひ鳴子で仕事をしたい。暮らしたい」という。</p>

<p><br />
◆　<strong>鳴子の米プロジェクト</strong></p>

<p>「鳴子の米プロジェクト」は鳴子地区の農家、旅館、自治体職員などによって2006年に始まった。鳴子温泉地区は、北は秋田県、西は山形県に接する県境の地域にあり、地区の暮らしや農業を支える水源の地、鬼首（おにこうべ）は、山に囲まれた典型的な中山間地域だ。冬は雪が深く、夏は気温が低く、日照時間も短い。米づくりに苦労してきた地域で小規模農家が多い。農家の高齢化も進み、耕作放棄地も増えている。また、米の価格の安さも米の生産を減らす大きな理由だ。鳴子地区ではこの10年で水稲面積は31%減り、118戸が離農している。耕作放棄地の増大は農村の景観を失わせる。</p>

<p>農村の景観。春（５月下旬～６月中旬）の田んぼには水が入り稲が植えられ、ツバメが飛び、カエルが鳴く。夏にはトンボやホタルが飛び交い、そして秋の田んぼには稲が干されている風景だ。鳴子地区の天日乾燥は"くいがけ"というものだ。稲の干し方は地域の気候風土によって異なり、旅情をそそる。こうした農村の景観が失われることは、鳴子温泉にとって重要な観光資源が失われることを意味する。</p>

<p>「鳴子の米プロジェクト」には、大きな農家、小さな農家、旅館やホテルなどの観光業、こけし工人、女性グループ、JA、役所などさまざまな人達が参加している。総合プロデューサーは農業・民俗研究家の結城登美雄さん。プロジェクトの目的は、競争原理や市場原理を越えて、関係者が支えあい、豊かな地域をつくっていくことだ。<br />
　<br />
まずは寒冷地向けに合う品種を探すことから始まった。市の職員で鳴子総合支所観光農政課（当時）の安部祐輝さんは県の農業試験場に走った。そして「東北181号」という品種に出会った。さっそく、３軒の農家で2006年春、試験栽培が始まった。</p>

<p>並行してプロジェクト会議、調査、レシピ開発などが次々と進められていった。「東北181号」は、低アミロース米という、ご飯として食べている「うるち米」と、餅などに加工する「もち米」の、中間の性質を持っている。粘りがあり、冷めても硬くなりにくいのが特徴だ。初めて収穫された米は水加減を何度も変えて炊き、試食された。</p>

<p>試験栽培を行った農家の曽根清さんは言う。「これまで鬼首ではうめえ米はできねえべ、と言われて悔しい思いをしてきたんです。それが、この米は水が冷たいところでもよく育って。そして試食したら皆がうまいって言ってくれて、本当にうれしかったですわ。」</p>

<p><img alt="sonesan.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/sonesan.JPG" width="400" height="300" /><br />
試験栽培に取り組んだ曽根さん（5月19日撮影。田植え前）</p>

<p><br />
翌 2007年３月のひな祭りに「東北181号」を使ったおにぎりなど料理が披露された。プロジェクトのシンボルマークが発表された。また「東北181号」は新品種に登録されることが決まり、鳴子から提案した「ゆきむすび」と命名された。雪深い地でこれからも人と人が結ばれていくことを願う思いからだ。</p>

<p>◆　<strong>農家が安心して再生産できる価格</strong></p>

<p>プロジェクトでは作り手である農家が安心して米を再生産できる価格として　1俵（60kg）18,000円が設定された。JA経由では12,000円前後が相場なので、6,000円は高い。食べ手は１kg400円（１俵に換算すると24,000円）で購入する。一俵当たりの農家の手取りと食べ手の購入価格の差額の6,000円は、NPO鳴子の米プロジェクトを通じて農業を志す若者たちの就農支援や、商品開発等に使う。この新しい地域づくりの仕組みが評価され2009年地域づくり総務大臣表彰も受賞した。</p>

<p>食べ手は鳴子温泉の旅館、県内外の消費者など約800人が購入をしている。田植えや稲刈り、くいがけには食べ手の人たちも応援にかけつける。毎年東京から参加している人もいるそうだ。今どき珍しく「鳴子の米プロジェクト」にはホームページが無い。「人と人、顔の見える範囲で伝え、信頼関係を作ながら広めているんです。」と理事長の上野さん。</p>

<p><img alt="uenosan.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/uenosan.JPG" width="300" height="400" /><br />
理事長の上野さんも農家だ</p>

<p><br />
そして食べ手は個人だけでなく県内の食品製造会社や仙台の弁当や東京の企業にも広がっている。購入価格は個人同様1kg当たり400円と変わらない。通常使用するお米の原価より高いが取り組みに共感し一定量を購入している。</p>

<p>プロジェクト５年目の今年、2010年の作付は40農家、16haにまで拡大した。</p>

<p>「鳴子の米プロジェクト」には、作り手と食べ手、つなぎ手といった人と人の"絆"がそこにはある。つながりを紡いで信頼関係を作ってきた。だから「むすびや」で出されるおむすびは、さめても温かいのだ。</p>

<p><img alt="musubiya.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/musubiya.JPG" width="400" height="300" /><br />
「むすびや」。今日もこびるランチは売り切れ</p>

<p><br />
（2010年5月19日、6月19日訪問）<br />
</p>]]>
        
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    <title>南アルプス市で、桃の花見＆桃の花びらジャムづくり</title>
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    <published>2010-04-11T10:30:45Z</published>
    <updated>2011-08-17T10:19:34Z</updated>

    <summary>今年は桜が長期間楽しめましたね。私は、お花見に桜と、桃と、桜桃（サクランボ）が満...</summary>
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        <name>大和田順子</name>
        
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        <![CDATA[<p>今年は桜が長期間楽しめましたね。私は、お花見に桜と、桃と、桜桃（サクランボ）が満開の南アルプス市に行ってきました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="RIMG3549.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/RIMG3549.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
桃の花</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="RIMG3560.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/RIMG3560.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
桜桃の花</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="RIMG3570.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/RIMG3570.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
洋梨の花も咲きかけて</p>

<p>南アルプル市の果樹農家やＮＰＯ南アルプスフィールドトリップの皆さんとは、昨年、ＮＰＯえがおつなげてが事務局を務めた「ファームリーグ」の「フルーツボンチェス」チームでご一緒したご縁です。ファームリーグというのは、山梨県を５つのエリアに分け、各地域の農産物や自然資源などを活かしたプログラムづくりを競うというプロジェクトでした。</p>

<p>※<a href="http://yamanashi.farmleague.jp/" target="_blank">やまなし企業ファームリーグ「アグリーグ」</a>　</p>

<p>「フルーツボンチェス」チームは、甲府盆地を中心としたエリアで特産品は果樹です。中でも中心的なフィールドとなったのが南アルプス市です。山梨県の西部にあって県都甲府市から西へ15km、東京から120km圏に位置しています。平成14年４月に4町2村が合併し、日本初のカタカナ名の市として誕生しました。南アルプス登山の拠点として数多くの登山客が訪れます。小笠原流礼法の祖として知られる小笠原氏発祥の地として、また、武田信玄の生母の出身地であることや、信玄堤遺跡群など武田氏に関する史跡も多く残されています。 </p>

<p>特産品の果樹は江戸時代から「甲州八珍果」と言われ、果樹産地として栄えてきました。４月、ピンクの桃の花に始まり、初夏にはさくらんぼ摘みが人気で、スモモの生産量も日本一です。桃・ブドウ・柿・キウイなど一年を通じ色々な果物が生産されています。 とはいえ、永年作物である果樹は、技術の習得に時間がかかり、高齢化による遊休農地の増加など、果樹産地の継承が難しい状況におかれつつあります。</p>

<p>現地を最初に訪れたのは昨年の暮れと２月でした。果樹の産地、桃の花が美しいと言われても、冬には緑や花はありません。春になったらきっと来ようと思っていました。</p>

<p>一足先に、４月４日は、フルーツボチェスチームの東京メンバー「リコリタ」の眞田さんが、アキバのメイドさんを連れて「桃の花びら摘み隊」キックオフイベントを同地で開催しました。リコリタでは、昨年から秋葉原に、メイドさん達が参加する菜園を開き、お米を作るなど話題になりました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="meido.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/meido.jpg" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
桃の花とアキバのメイドさん（一部コスプレナースも参加！）</p>

<p>※　<a href="http://blog.livedoor.jp/licolita/archives/51557839.html" target="_blank">秋葉原菜園</a></p>

<p><br />
◆<strong>食育ツーリズム「やまなし食育探検隊」</strong></p>

<p>４月10日には、食育ツーリズム「やまなし食育探検隊」のイベントで「桃の花びら摘みとジャムづくり」という人気のプログラムが実施されると聞いて、オーガニックコットンメーカー、アバンティの渡邊社長らを誘って参加してきました。</p>

<p>イメージ通りでした。車窓からも満開の桃の花の絨毯があちらこちらに広がっています。桜、桃、桜桃とトリプルで満開です。</p>

<p>「<a href="http://syokuiku.npo-farm.net/" target="_blank">やまなし食育探検隊</a>」イベントは年に25回も開催されているそうで、毎回季節の農作業や農産物に合せた食育プログラムが実施されています。地元の親子連れを中心に定員は25人。10日も小学校低学年の子供や家族連れで賑わっていました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="momo.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/momo.JPG" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
子供達も大喜び。広げた傘に花びらを落とします</p>

<p>この「桃の花びらジャム」は同ＮＰＯ考案のヒット商品です。私は知らなかったのですが、桃などは枝に数個の花を残して蕾を落とし、数個なった実の中から最も大きなものを残すというつくり方をするのだそうです。ということは多くの花は不要となるわけです。その花の花びらを活用するのが、この「桃の花びらジャム」なのです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="momohanabira.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/momohanabira.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
桃の花びら。沢山摘みました</p>

<p>午後は自分達で摘んだ花びらでジャムづくりも体験します。昼食は菜の花パスタと、春三昧です。<br />
また、食育イベントの後、同ＮＰＯが管理している畑の一部にオーガニックコットンの種も蒔きました。</p>

<p>ＮＰＯ南アルプスフィールドトリップは、果樹農家の小野隆さんを、中心に、各種ジャムなどの加工品、そして果樹を活用したツーリズムを多く手がけ、農商工連携・６次産業化で活動の幅を広げています。女性はフルーツが大好き！まだまだ色々なツアーや商品が開発できそうですね。</p>

<p>※<a href="http://npo-farm.com/" target="_blank">ＮＰＯ南アルプスファームトリップ</a></p>

<p>なんだか、ふんわり、ほんわか、とっても幸せな一日でした。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="RIMG3642.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/RIMG3642.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
自分の顔写真入りラベルを貼ったお土産の「桃の花びらジャム」<br />
左はメイドさんツアーに参加したコスプレナース<br />
お湯を注げば「桃の花びらティー」</p>

<p><br />
　　　</p>]]>
        
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    <title>複業的林業のすすめ。NPO土佐の森・救援隊の取組み</title>
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    <published>2010-03-11T02:21:10Z</published>
    <updated>2011-08-17T10:21:29Z</updated>

    <summary>今年は龍馬イヤーですね。私も今年はＮＨＫ大河ドラマを見ています。龍馬もさることな...</summary>
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        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
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        <![CDATA[<p>今年は龍馬イヤーですね。私も今年はＮＨＫ大河ドラマを見ています。龍馬もさることながら、三菱財閥の祖、岩崎弥太郎氏のインパクト強いですよね。<br />
「高知にきてみいや」ということで、今月は、高知に行ってきました。もう、龍馬一色。１月中旬～「土佐・龍馬であい博」が開催されています。高知駅には立派な駅舎ができ、駅前には博覧会のメイン会場もオープン。</p>

<p>※「土佐・龍馬であい博」　<a href="http://www.ryoma-deaihaku.jp/" target="_blank">http://www.ryoma-deaihaku.jp/</a></p>

<p>◆ <strong>国土の７割が森林なのに、木材自給率は２割程度</strong></p>

<p>日本の食糧自給率が41％と先進国の中でも最も低いことは良く知られていますが、木材自給率を調べたところ、もっと低いのです。一時は20％を切ったほどでしたが、若干上向いて、それでも24％という現状です。国土の７割が森林であるにも、かかわらず、使用する木材の８割近くを輸入しているのです。</p>

<p>林野庁では、森林の機能として洪水などの災害防止、水源かん養、生物多様性保全や地球温暖化防止などを挙げ、国民の経済や生活の安定に欠くことのできない「緑の社会資本」と位置づけています。</p>

<p>1950年代には９割程度の自給率でしたが、64年の木材輸入自由化を境目に低下の一途をたどり、2000年には18.2％にまで落ち込みました。輸入木材に押され、国産材の需要が減ると、山林の経済価値は下がり、森林の成長に応じて木を間引く間伐さえ十分にできない状態になってしまいました。日本の森の三割が、倒木や土砂崩れなど深刻な被害に見舞われています。森が荒れれば森林の持つ多様な機能も損われます。人手が加わらないことで、森林は危機に瀕しているわけです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="jinkourin.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/jinkourin.jpg" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
山の表層が崩れ落ちる（写真は全て：土佐の森・救援隊）</p>

<p><br />
◆ <strong>森林ボランティアを組織化</strong></p>

<p>高知県は、森林面積が84％と全国一の森林比率で、2007年度の森林面積は約59万７千ヘクタール。そのうち、約29万９千ヘクタールが人工の民有林で、間伐が必要な森は54％にものぼります。県は、山林を集約化した大規模林業を推進し、約100ヘクタール以上を「森の工場」と認定してきました。</p>

<p>ところが、県内の林家約25000戸のうち、所有面積が１～３ヘクタールの小規模林家が約半数あり、高齢化していたり、長年の放置で所有者の境界線が不明であったり、なかなか集約化が進まないのも実情です。</p>

<p>そんな中、高知県中央部、土佐和紙発祥の地として知られる いの町のNPO法人「土佐の森・救援隊」がユニークな取組みをしています。2003年に、森林ボランティアによる森林の整備保全活動（間伐、植樹、近自然作業道の整備等）、グリーンツーリズム活動、その他森林・林業関係のイベント（森林・林業の研修会、講習会、都市と山村の交流会、ボランティア祭り、ログハウス教室等）を実践してきました。2003から４年間で、のべ162回のイベントを開催し、3,842人が参加しました。</p>

<p><br />
◆　<strong>合い言葉は「C材で晩酌しよう」</strong></p>

<p>NPOの事務局長を務める中嶋さん（48歳）は、30代前半まで東京で勤め、その後Uターンし、活動に参加するようになりました。<br />
会員やボランティアのメンバー約90人は、自分の都合の良いときに間伐や搬出作業に参加します。参加者には作業量に応じて「モリ券」という地域通貨が配られます。１枚1,000円相当で、地域のスーパーや飲食店、ガソリンスタンドなど約30か所で使うことができます。収入は月一人数万円、中には10万円を超える人もあります。08年度は約400万円分が使われました。原資は、搬出した木材の販売収入です。Ａ・Ｂ材は原木市場へ、Ｃ材（端材や切り株、傷ついた材木など）はトン当たり3,000～5,000円で隣町のバイオマス発電施設へ原料として出荷しています。</p>

<p>山に放置されていた林地残材（りんちざんざい）や、端材など住民や会員が軽トラックなどで運び、バイオマス発電施設の原料として利用されるこの仕組みは、「第８回高知エコ産業大賞」（2009年３月、エコデザイン協議会主催）を受賞しました。森林整備が進み、お金は地域で、地域資本のお店を中心に使われます。副業的にちょっとした収入になりますので、「C材で晩酌代を稼ごう」が合い言葉になっているのです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="tosanomori.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/tosanomori.jpg" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
C材を運ぶ軽トラックの行列ができる</p>

<p><br />
◆　<strong>副業型林家の育成</strong></p>

<p>地域には、兼業農家がたくさんいますが、林業をする人はほとんどいません。以前は当たり前だった「自分の山は自分で管理する」ということを、今一度、取り戻す活動にも取り組んでいます。これこそが、山村振興・森林環境保全の礎になるとの信念からです。本業を持ちながら、副業で森の手入れをする人を増やそうと、同NPOは"副業型林家"の育成にも力を入れています。森林から木を搬出する機械は高性能の大型機械ですと数千万円もしますが、救援隊が考案した「土佐の森方式軽架線（けいかせん）」と呼ぶ、ワイヤーとウインチで木を林道まで運び出す機具のキットは20万円（ウインチ別）です。３～７人で一日（５ｈ）に５ｍ3程度の木を搬出することが可能です。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="keikasen3.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/keikasen3.jpg" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
ワイヤーとウインチで木材を運び出す</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="keikasen2.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/keikasen2.jpg" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
土佐の森方式軽架線キット</p>

<p>この簡単な機具や、改めてチェーンソーの使い方を学んでもらい、副業型林家を育成したい、それが健康な森をつくることにつながる、と常々中嶋さんが考えていたところ、県に提案する機会が訪れました。県は、専業での大規模集約型と、小規模の副業型を森づくりの両輪と位置づけ、今年度初めて養成塾を補助事業として予算化（約230万円）したのです。</p>

<p>「少ない投資でしたら始めやすく、止めることも可能です。農家は農閑期に、サラリーマンは土日に森の手入れをすることができます。それによって、生物多様性や水源涵養機能のある、豊かな森づくりが進むのです。」と中島さん。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="jibaturinka.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/jibaturinka.jpg" width="250" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
100年後を考える森の仕事</p>

<p>中山間地域では、副業ならぬ、"複業"が適しているのではないでしょうか。先月訪れた宮崎県の諸塚村でも、家族で森の仕事をしながら、お茶やシイタケを作り、牛を飼うという農林畜複合経営が行われていました。組合わせる産物は地域によって異なるのでしょうが、農林複合型や、サラリーマン＆林複合型、商林、工林など、いろいろな組み合わせが考えられますね。複業は福業！幸せな働き方だと思うのは私だけでしょうか。</p>

<p>NPO土佐の森・救援隊のしくみは今、各地で導入され始めています。同じような状況の各地の農山村に適した方法だからなのでしょう。</p>]]>
        
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