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    <title>種を蒔く人々 | 空と土プロジェクト</title>
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    <title>山村に響く幼児達の歓声　－森の幼稚園「まるたんぼう」（鳥取県智頭町）－</title>
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    <published>2010-07-23T00:41:10Z</published>
    <updated>2010-07-23T02:24:28Z</updated>

    <summary>森の中から小さい子供たちの歓声が聞こえてくる。10人はいるだろうか。林の中に放置...</summary>
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        <name>大和田順子</name>
        
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        <![CDATA[<p>森の中から小さい子供たちの歓声が聞こえてくる。10人はいるだろうか。林の中に放置されている杉の丸太をシーソーにして遊んでいるのだ。<br />
93％が山林の、人口8000人弱の山村といえば、通常は高齢化率が高く、人の姿、とりわけ子供の声など聞こえないのが一般的だ。しかし、ここ智頭町（ちづちょう）は違う。晴れの日も、雨の日も、雪の日も、平日は毎日、町のどこかの森で子供達の楽しそうな声が響いている。それは「森の幼稚園」があるからだ。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="moriasobi.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/moriasobi.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
何でも遊具になる</p>

<p><br />
鳥取県智頭町は、鳥取県の南東部に位置し、鳥取藩の宿場町「智頭宿」で知られる。面積の93%を山林が占め、ほとんどが杉で、かつては十大林業地として栄えた。鳥取砂丘を育くむ千代川の源流の町だ。</p>

<p>「森の幼稚園」とは、1954年にデンマークで一人の母親、エラ・フラタウさんによって始められた自然の中での野外保育だ。ドイツでは1993年に始まり各地に急速に広がっていった。特徴は、森や自然の中での五感を使った自然体験にある。日本でも1985年から屋外で保育をしている「青空自主保育なかよし会」（神奈川県鎌倉）や、「キープ森のようちえん」（山梨県北杜市）、「ねっこぼっこ」（愛知県春日井市）などがある。2005年からは「森のようちえん全国交流フォーラム」も開かれている。</p>

<p>私が訪ねた智頭町の森の幼稚園「まるたんぼう」は昨年（2009年）にスタートした。始めたのは西村早枝子さん。鳥取県の職員であるが、育児休業中に自分の子供を森の中で育てたいと活動を始めた。２年目の今年は12人の３歳～５歳の子供たちが町内外から通っている。保育士さんは男女２名という体制。<br />
町内から５人、鳥取市内から７人。町内は毎日17:00まで預かる。</p>

<p><br />
◆　<strong>町内９か所の森がフィールド</strong></p>

<p>朝９時に町役場前に集合し、その日のフィールドに移動する。フィールドは町内に９か所。松の採圃（穂？）場、芦津（あしず）の森林セラピーロード、針葉樹（杉）林、広葉樹林、キャンプ場など、一口に森と言ってもバラエティに富んでいる。園舎は特にない。<br />
今日のフィールドはキャンプ場近くの林と川だ。服装は帽子と長靴はマストアイテム。リックサックには着替え、お弁当、水筒、おやつが入っている。皆自分で背負う。金曜は「保護者アシスタントの日」で、一人か二人のお父さんお母さんが参加できる日だ。お父さんの姿も３人見える。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="asanokai.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/asanokai.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
「朝の会」歌で始まる</p>

<p>幼稚園は歌に始まり、続いてリュックサックをしょって林の中に入っていく。リュックに付いた熊鈴がチリン、チリンと鳴って子供達の居場所を知らせてくれる。道があるわけではない。林の中を自由に歩き回り、林に放置されている丸太をシーソーにして遊んだり、発見したヘビを保育士さんに触らせてもらったり、鹿の角を拾ったり。虫の図鑑を持ってきて、熱心に眺めていたり、色々なものをコレクションしたり、それこそ十人十色の自然体験をしている。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="jimuguri2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/jimuguri2.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
ヘビ（じむぐり）に触ってみた</p>

<p><br />
渓流は、岩魚もいるという澄んだ流れの速い川で、５月は未だ水温も低い。それでもどんどん川の中に入っていく子供もあれば、水にぬれないように岩を渡っている子供もある。せせらぎの音が心地よい。<br />
「今年４月に入園した３歳児も先輩を見習って、２か月で歩き方が変わってくるんですよ。足のゆびをしっかり使って、岩に吸いつくように歩くようになるんです。」とは保育士の山中さん。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kawaasobi.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kawaasobi.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
林の次は渓流</p>

<p><br />
ここでは親の口癖、「危ない」「汚い」「ダメ」「早く」は禁止ワードだ。子供同士のけんかも大人は仲裁しない。「危ない」「ダメ」と大人が言わなくても子供達は本能的に危険を察知する。危険だと感じるところには近寄らないし、基本的に危険なことはしない。ケガや傷も一年間活動を続けて、集合場所の駐車場でケガをした子供一人、調理の日に包丁で指を切った子供一人の２回だけだという。</p>

<p><br />
<strong>◆　地産地消弁当。弁当箱も地元の杉で手作り</strong></p>

<p>林と川で２時間以上遊び、スタート地点のキャンプ場の広場に戻って、ようやくお昼ご飯。一番お昼が待ち遠しかったのは私かもしれない。３時間近く外を歩いているだけなのに疲れた。子供達は走り回ったり、水遊びをしているからもっと疲れているはずなのに、２カ月余りですっかり体型も見違えてきたという。金曜はお弁当の日で、お弁当箱は親子で手作りした地元智頭産の杉材で作った"わっぱ"だ。本日初公開だそうだ。お弁当箱の中には地域の食材を中心にしたおかずが色々。鹿の燻製には驚いた。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="wappa.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/wappa.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
大山地鶏の酒蒸し。ご飯にはぜんまいの味噌佃煮</p>

<p><br />
昼食は月曜がおにぎり弁当で、木曜は調理の日だ。子供はお米と野菜を一種類家から持ってくる。ご飯とお味噌汁だけのシンプルな昼食。野菜を切ることも子供たちがする。</p>

<p>また、月曜は「ものづくり」の日で、地域のお年寄りから藍染のたたき染めとか、木工などを習う。「まるたんぼう畑」もあり、野菜も育てている。<br />
なんと充実したプログラムだろう。園舎が無くても、遊具が無くてもこれほど多彩でオリジナルな活動を子供達は体験できるのだ。</p>

<p><br />
<strong>◆　マングローブに魅せられて森林の専門家に</strong></p>

<p>代表の西村早枝子さんは1972年、東京都町田市に生まれた。東京生まれの東京育ちだ。東京農大の林学科でマングローブの関心を持ち、琉球大学修士課程に進学。その後、さらに京都大学農学研究科熱帯林環境学講座（博士課程）に進む。京大在学中に1年半ミャンマーに留学。学生結婚し、2001年に長女が誕生した。</p>

<p>翌02年、鳥取県出身の夫が県の職員になり、03年林業技師の募集があったので早枝子さんも林業技師の仕事に就いた。林道に道を付ける仕事や、森林組合による森林整備の監督などが仕事だ。林業専攻の夫婦にとって日本十大林業地の智頭は憧れの地だった。いずれ智頭町に、古民家に住みたいという夢を持っていた夫妻は2006年、念願の古民家を入手し智頭町に移住。３人の子供と愛犬と暮らしている。ちなみに6haの山（半分は広葉樹）も町内に入手した。"マイ滝"が自慢だ。</p>

<p>そんな森のプロでもある西村さんが、「森の幼稚園」を知ったのは『デンマークの子育て・人育ち』という本を読んだこと。「幸福度一番の国では、こんな子育てがされているんだ。森の幼稚園を自分もしたい」と思ったことがきっかけだ。<br />
ミャンマーでの生活も大きな影響を与えている。牛車や馬車が車代わり。「ミャンマーでの一年半、ビルマ人もいかないようなデルタ地帯で研究していたので、けっこうサバイバルというか生きる力が付いたように思います。ミャンマーに比べて今の日本の子育ては全く子供をスポイルしています。日本は殺菌しすぎ。」と指摘する。</p>

<p><br />
<strong>◆　町民になり「100人委員会」に参加</strong></p>

<p>西村さんは2006年に鳥取市内から智頭町に移住し、町の「人づくり塾」に参加した。地域に知り合いがいなかったので、まずは「森の幼稚園」について勉強するグループを作り、仲間を作っていった。そして、先進事例として愛知の「ねっこぼっこ」の副園長さんを町に招き講演会を開いた。<br />
「この講演会で、完全に火が付きましたね。翌月から親子で森の中のお散歩をするお散歩会を始めたんです。そして、翌年には「森の幼稚園を作る会」を作りました。」<br />
素早い行動の西村さんだ。2008年、町長が変わり、「100人委員会」ができた。西村さんも参加し、森の幼稚園を提案。2009年度に保育士一人分の人件費の予算がついた。町民のアイディアに町が予算を付けるという制度だ。</p>

<p>寺谷（てらたに）町長は言う。「市町村のリーダーに知恵が無ければ住民に知恵を借りればいい。それで私は町民から知恵を借りる「100人委員会」を作ったんです。自分たちの町だから、自分たちで考えて提案してください。良いアイディアがあったら予算付けますからと。その一つが森の幼稚園でした。」<br />
地元の人は森や自然は当り前になってしまっているが、東京育ちの、いわゆる"よそ者"の西村さんからすれば、智頭は素晴らしい森林がある山村で、スゴク素敵なのだ。</p>

<p>そして、森の幼稚園が始まり、地元テレビや新聞を中心に取材が増え、半年もしないうちに京阪神や、四国から視察者が続々やってくるようになった。<br />
「スゴイ教育だと見に来た人は言うんです。ところがスゴイ教育ではない。なんのことはない。年取った人たちが昔子供だった頃、野山を走り回っていた。昔は皆そんな遊びをしていたんです。<br />
けれど、それが今は斬新。しかも、子どもが森に入ると年寄りが見守る。何かあっちゃいけないと。これでお寄りよりの役割もできたんですよ。」と寺谷町長。</p>

<p><br />
<strong>◆　森の中で五感、コミュニケーション力が育まれる</strong></p>

<p>参加しているお母さんに話をうかがってみた。なんと、智頭町から100km離れている北栄町から通っているという。<br />
「新聞で見て、西村さんに連絡し、お散歩会に参加し、今年３歳になったので入れていただきました。今年は原則週５回コースのみなんですが、うちは遠いので週３回なんです。金曜は毎週一緒に私が来ています。月・水曜は鳥取市内まで40kmを１時間かけて連れてきて、そこから送迎バスに乗せてもらっています。私も毎週来るのが楽しみで、ほんとに満足しています。子供も伸び伸びしていますよ。」</p>

<p>保育士の山中さんにも聞いてみた。山中さんは生まれも育ちも智頭の26歳。小さい頃は野山で走り回って遊んでいたという。<br />
「以前は母子支援施設で５年ほど働いていましたがルールが多くて自由が少なかったです。<br />
ここに通っている子供は子供らしいし、個性がある。ちゃんと挨拶するし、人を助けることは当たり前。毎日外にいるせいか風邪もひかない。外遊びが日常になっているので無理もしないし、はしゃがない。五感で感じている。それに参加しているお父さんたちも子どもの気持ちに戻って一緒に遊んでいますよ。」<br />
確かに、どうも見ているとお父さんの達はかなり子供達に同化して、一緒に川の中で水遊びをしたりしている。これなら仕事のストレスの解消にもなりそうだ。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kawaasobi2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kawaasobi2.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
お昼ご飯の後は、また川遊び。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="honnnojikan.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/honnnojikan.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
最後はお話の時間。皆集中している。</p>

<p><br />
最後に、西村さんが山村の魅力を話してくれた。<br />
「山村の魅力は、子育ての場としての魅力でしょうか。山には山菜も沢山あるし、昔ながらの伝統が残っているし、食べ物も水も空気も一級品です。<br />
古民家を改築したわが家のお風呂は薪でもたけるようにしました。薪でたいたお風呂はお湯が柔らかいというか、なんだか違うんです。今年は家の裏で蜂も飼い始めました。自然に呼び込む方法を近所のおじさんに教えてもらったんです。ここで生まれ育った方は出ていく人が多いですが、東京生まれ東京育ちの私のような者には素晴らしいところだと感じます。<br />
子供がいれば山村も明るくなると思うんです。だから子供がたくさんいる町にしたいんです。」<br />
子育てを終えてしまったが、東京生まれ東京育ちの私にも、智頭はとても素敵なところに思える。できれば住みたいとも。</p>

<p>「大人が教えたい自然や体験ではなく、子どもが自分で興味を持つ自発性に任せたい」という西村さんの子育て観。<br />
２年目を迎えた智頭町の森の幼稚園「まるたんぼう」。ますます県内外から注目が高まっている。<br />
「大人向け・森の幼稚園」があったら私もぜひ参加したいものだ。</p>

<p><br />
※読み始めたら止まらないブログ「智頭の森のようちえん　まるたんぼう」<br />
　<a href="http://blog.zige.jp/marutanbou/" target="_blank">http://blog.zige.jp/marutanbou/</a><br />
　毎日の活動の様子が綴られています！</p>

<p><br />
（森の幼稚園「まるたんぼう」訪問日時：2010年５月18日（金）晴れ9:00～12:30）<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>あたたかいおむすび　－鳴子の米プロジェクト－</title>
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    <published>2010-06-22T21:37:03Z</published>
    <updated>2010-06-24T02:45:55Z</updated>

    <summary>カウンターには10種類のおむすびが並んでいる。しおむすび、麹南蛮味噌焼き、梅干・...</summary>
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        <name>大和田順子</name>
        
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        <![CDATA[<p>カウンターには10種類のおむすびが並んでいる。しおむすび、麹南蛮味噌焼き、梅干・のり、味噌漬け混ぜ込みなど。鳴子温泉地区（宮城県大崎市）に昨年12月にオープンしたおにぎり店「むすびや」。お米は地域で作られている「ゆきむすび」という品種を使っている。土日の営業で一日に70人余りのお客さんが来る。お店で働くのは20歳の専門学校生から50～70代の地域の農家のおかみさん達など10人が交代であたっている。</p>

<p><img alt="onigiri.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/onigiri.JPG" width="400" height="300" /><br />
どれにしようか迷う</p>

<p>　<br />
同店を運営するNPO鳴子の米プロジェクトの理事長、上野健夫さんの話をお聞きしてから、「こびるランチ」（600円）をいただいた。こびるとは農作業の休憩に食べる軽食「小昼（こびる）」のこと。おにぎり二つ、惣菜、浅漬け、具だくさんの味噌汁。お肉や魚が付かずとも十分にお腹いっぱいになる。こんなに美味しいおにぎりは東京では食べられない。地元産の食材を使っているからなのか、にぎっているお母さんたちの気持ちからなのか・・・　新作はしょうがむすびだそうで、それもいただいてみた。ピリッとしてこれも美味しい。</p>

<p><img alt="kobiru.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/kobiru.JPG" width="400" height="300" /><br />
こびるランチ。おむすびは梅干・のり、味噌漬け混ぜ込み</p>

<p><br />
店内の内装は、地域の杉の間伐材を使用し、器も全てオリジナルで木製だ。味噌汁椀の口当たりの良いのには驚いた。これらの器や、おにぎりの具材など買い求めたいところだが、販売はしていないという。</p>

<p><img alt="sibatasan.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/sibatasan.JPG" width="300" height="400" /><br />
農業専門学校生の柴田まりこさん。割烹着と姉さんかぶりのてぬぐい姿がかわいい</p>

<p><br />
レジを担当していた若い女性に話を聞いてみると、『現代農業』という雑誌で、「鳴子の米プロジェクト」のことを知り、感動して現地を訪れ、「むすびや」で週末アルバイトをするようになったそうだ。仙台出身で、今は古川にある学生寮に住み、週末に車で鳴子に通っている。来春卒業だが、「卒業後もぜひ鳴子で仕事をしたい。暮らしたい」という。</p>

<p><br />
◆　<strong>鳴子の米プロジェクト</strong></p>

<p>「鳴子の米プロジェクト」は鳴子地区の農家、旅館、自治体職員などによって2006年に始まった。鳴子温泉地区は、北は秋田県、西は山形県に接する県境の地域にあり、地区の暮らしや農業を支える水源の地、鬼首（おにこうべ）は、山に囲まれた典型的な中山間地域だ。冬は雪が深く、夏は気温が低く、日照時間も短い。米づくりに苦労してきた地域で小規模農家が多い。農家の高齢化も進み、耕作放棄地も増えている。また、米の価格の安さも米の生産を減らす大きな理由だ。鳴子地区ではこの10年で水稲面積は31%減り、118戸が離農している。耕作放棄地の増大は農村の景観を失わせる。</p>

<p>農村の景観。春（５月下旬～６月中旬）の田んぼには水が入り稲が植えられ、ツバメが飛び、カエルが鳴く。夏にはトンボやホタルが飛び交い、そして秋の田んぼには稲が干されている風景だ。鳴子地区の天日乾燥は"くいがけ"というものだ。稲の干し方は地域の気候風土によって異なり、旅情をそそる。こうした農村の景観が失われることは、鳴子温泉にとって重要な観光資源が失われることを意味する。</p>

<p>「鳴子の米プロジェクト」には、大きな農家、小さな農家、旅館やホテルなどの観光業、こけし工人、女性グループ、JA、役所などさまざまな人達が参加している。総合プロデューサーは農業・民俗研究家の結城登美雄さん。プロジェクトの目的は、競争原理や市場原理を越えて、関係者が支えあい、豊かな地域をつくっていくことだ。<br />
　<br />
まずは寒冷地向けに合う品種を探すことから始まった。市の職員で鳴子総合支所観光農政課（当時）の安部祐輝さんは県の農業試験場に走った。そして「東北181号」という品種に出会った。さっそく、３軒の農家で2006年春、試験栽培が始まった。</p>

<p>並行してプロジェクト会議、調査、レシピ開発などが次々と進められていった。「東北181号」は、低アミロース米という、ご飯として食べている「うるち米」と、餅などに加工する「もち米」の、中間の性質を持っている。粘りがあり、冷めても硬くなりにくいのが特徴だ。初めて収穫された米は水加減を何度も変えて炊き、試食された。</p>

<p>試験栽培を行った農家の曽根清さんは言う。「これまで鬼首ではうめえ米はできねえべ、と言われて悔しい思いをしてきたんです。それが、この米は水が冷たいところでもよく育って。そして試食したら皆がうまいって言ってくれて、本当にうれしかったですわ。」</p>

<p><img alt="sonesan.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/sonesan.JPG" width="400" height="300" /><br />
試験栽培に取り組んだ曽根さん（5月19日撮影。田植え前）</p>

<p><br />
翌 2007年３月のひな祭りに「東北181号」を使ったおにぎりなど料理が披露された。プロジェクトのシンボルマークが発表された。また「東北181号」は新品種に登録されることが決まり、鳴子から提案した「ゆきむすび」と命名された。雪深い地でこれからも人と人が結ばれていくことを願う思いからだ。</p>

<p>◆　<strong>農家が安心して再生産できる価格</strong></p>

<p>プロジェクトでは作り手である農家が安心して米を再生産できる価格として　1俵（60kg）18,000円が設定された。JA経由では12,000円前後が相場なので、6,000円は高い。食べ手は１kg400円（１俵に換算すると24,000円）で購入する。一俵当たりの農家の手取りと食べ手の購入価格の差額の6,000円は、NPO鳴子の米プロジェクトを通じて農業を志す若者たちの就農支援や、商品開発等に使う。この新しい地域づくりの仕組みが評価され2009年地域づくり総務大臣表彰も受賞した。</p>

<p>食べ手は鳴子温泉の旅館、県内外の消費者など約800人が購入をしている。田植えや稲刈り、くいがけには食べ手の人たちも応援にかけつける。毎年東京から参加している人もいるそうだ。今どき珍しく「鳴子の米プロジェクト」にはホームページが無い。「人と人、顔の見える範囲で伝え、信頼関係を作ながら広めているんです。」と理事長の上野さん。</p>

<p><img alt="uenosan.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/uenosan.JPG" width="300" height="400" /><br />
理事長の上野さんも農家だ</p>

<p><br />
そして食べ手は個人だけでなく県内の食品製造会社や仙台の弁当や東京の企業にも広がっている。購入価格は個人同様1kg当たり400円と変わらない。通常使用するお米の原価より高いが取り組みに共感し一定量を購入している。</p>

<p>プロジェクト５年目の今年、2010年の作付は40農家、16haにまで拡大した。</p>

<p>「鳴子の米プロジェクト」には、作り手と食べ手、つなぎ手といった人と人の"絆"がそこにはある。つながりを紡いで信頼関係を作ってきた。だから「むすびや」で出されるおむすびは、さめても温かいのだ。</p>

<p><img alt="musubiya.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/musubiya.JPG" width="400" height="300" /><br />
「むすびや」。今日もこびるランチは売り切れ</p>

<p><br />
（2010年5月19日、6月19日訪問）<br />
</p>]]>
        
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    <title>南アルプス市で、桃の花見＆桃の花びらジャムづくり</title>
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    <published>2010-04-11T10:30:45Z</published>
    <updated>2010-04-12T02:10:39Z</updated>

    <summary>今年は桜が長期間楽しめましたね。私は、お花見に桜と、桃と、桜桃（サクランボ）が満...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>今年は桜が長期間楽しめましたね。私は、お花見に桜と、桃と、桜桃（サクランボ）が満開の南アルプス市に行ってきました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="RIMG3549.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/RIMG3549.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
桃の花</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="RIMG3560.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/RIMG3560.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
桜桃の花</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="RIMG3570.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/RIMG3570.JPG" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
洋梨の花も咲きかけて</p>

<p>南アルプル市の果樹農家やＮＰＯ南アルプスフィールドトリップの皆さんとは、昨年、ＮＰＯえがおつなげてが事務局を務めた「ファームリーグ」の「フルーツボンチェス」チームでご一緒したご縁です。ファームリーグというのは、山梨県を５つのエリアに分け、各地域の農産物や自然資源などを活かしたプログラムづくりを競うというプロジェクトでした。</p>

<p>※<a href="http://yamanashi.farmleague.jp/" target="_blank">やまなし企業ファームリーグ「アグリーグ」</a>　</p>

<p>「フルーツボンチェス」チームは、甲府盆地を中心としたエリアで特産品は果樹です。中でも中心的なフィールドとなったのが南アルプス市です。山梨県の西部にあって県都甲府市から西へ15km、東京から120km圏に位置しています。平成14年４月に4町2村が合併し、日本初のカタカナ名の市として誕生しました。南アルプス登山の拠点として数多くの登山客が訪れます。小笠原流礼法の祖として知られる小笠原氏発祥の地として、また、武田信玄の生母の出身地であることや、信玄堤遺跡群など武田氏に関する史跡も多く残されています。 </p>

<p>特産品の果樹は江戸時代から「甲州八珍果」と言われ、果樹産地として栄えてきました。４月、ピンクの桃の花に始まり、初夏にはさくらんぼ摘みが人気で、スモモの生産量も日本一です。桃・ブドウ・柿・キウイなど一年を通じ色々な果物が生産されています。 とはいえ、永年作物である果樹は、技術の習得に時間がかかり、高齢化による遊休農地の増加など、果樹産地の継承が難しい状況におかれつつあります。</p>

<p>現地を最初に訪れたのは昨年の暮れと２月でした。果樹の産地、桃の花が美しいと言われても、冬には緑や花はありません。春になったらきっと来ようと思っていました。</p>

<p>一足先に、４月４日は、フルーツボチェスチームの東京メンバー「リコリタ」の眞田さんが、アキバのメイドさんを連れて「桃の花びら摘み隊」キックオフイベントを同地で開催しました。リコリタでは、昨年から秋葉原に、メイドさん達が参加する菜園を開き、お米を作るなど話題になりました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="meido.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/meido.jpg" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
桃の花とアキバのメイドさん（一部コスプレナースも参加！）</p>

<p>※　<a href="http://blog.livedoor.jp/licolita/archives/51557839.html" target="_blank">秋葉原菜園</a></p>

<p><br />
◆<strong>食育ツーリズム「やまなし食育探検隊」</strong></p>

<p>４月10日には、食育ツーリズム「やまなし食育探検隊」のイベントで「桃の花びら摘みとジャムづくり」という人気のプログラムが実施されると聞いて、オーガニックコットンメーカー、アバンティの渡邊社長らを誘って参加してきました。</p>

<p>イメージ通りでした。車窓からも満開の桃の花の絨毯があちらこちらに広がっています。桜、桃、桜桃とトリプルで満開です。</p>

<p>「<a href="http://syokuiku.npo-farm.net/" target="_blank">やまなし食育探検隊</a>」イベントは年に25回も開催されているそうで、毎回季節の農作業や農産物に合せた食育プログラムが実施されています。地元の親子連れを中心に定員は25人。10日も小学校低学年の子供や家族連れで賑わっていました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="momo.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/momo.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
子供達も大喜び。広げた傘に花びらを落とします</p>

<p>この「桃の花びらジャム」は同ＮＰＯ考案のヒット商品です。私は知らなかったのですが、桃などは枝に数個の花を残して蕾を落とし、数個なった実の中から最も大きなものを残すというつくり方をするのだそうです。ということは多くの花は不要となるわけです。その花の花びらを活用するのが、この「桃の花びらジャム」なのです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="momohanabira.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/momohanabira.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
桃の花びら。沢山摘みました</p>

<p>午後は自分達で摘んだ花びらでジャムづくりも体験します。昼食は菜の花パスタと、春三昧です。<br />
また、食育イベントの後、同ＮＰＯが管理している畑の一部にオーガニックコットンの種も蒔きました。</p>

<p>ＮＰＯ南アルプスフィールドトリップは、果樹農家の小野隆さんを、中心に、各種ジャムなどの加工品、そして果樹を活用したツーリズムを多く手がけ、農商工連携・６次産業化で活動の幅を広げています。女性はフルーツが大好き！まだまだ色々なツアーや商品が開発できそうですね。</p>

<p>※<a href="http://npo-farm.com/" target="_blank">ＮＰＯ南アルプスファームトリップ</a></p>

<p>なんだか、ふんわり、ほんわか、とっても幸せな一日でした。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="RIMG3642.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/RIMG3642.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
自分の顔写真入りラベルを貼ったお土産の「桃の花びらジャム」<br />
左はメイドさんツアーに参加したコスプレナース<br />
お湯を注げば「桃の花びらティー」</p>

<p><br />
　　　<br />
</p>]]>
        
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    <title>複業的林業のすすめ。NPO土佐の森・救援隊の取組み</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2010/03/npo-1.html" />
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    <published>2010-03-11T02:21:10Z</published>
    <updated>2010-03-11T09:36:42Z</updated>

    <summary>今年は龍馬イヤーですね。私も今年はＮＨＫ大河ドラマを見ています。龍馬もさることな...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>今年は龍馬イヤーですね。私も今年はＮＨＫ大河ドラマを見ています。龍馬もさることながら、三菱財閥の祖、岩崎弥太郎氏のインパクト強いですよね。<br />
「高知にきてみいや」ということで、今月は、高知に行ってきました。もう、龍馬一色。１月中旬～「土佐・龍馬であい博」が開催されています。高知駅には立派な駅舎ができ、駅前には博覧会のメイン会場もオープン。</p>

<p>※「土佐・龍馬であい博」　<a href="http://www.ryoma-deaihaku.jp/" target="_blank">http://www.ryoma-deaihaku.jp/</a></p>

<p>◆ <strong>国土の７割が森林なのに、木材自給率は２割程度</strong></p>

<p>日本の食糧自給率が41％と先進国の中でも最も低いことは良く知られていますが、木材自給率を調べたところ、もっと低いのです。一時は20％を切ったほどでしたが、若干上向いて、それでも24％という現状です。国土の７割が森林であるにも、かかわらず、使用する木材の８割近くを輸入しているのです。</p>

<p>林野庁では、森林の機能として洪水などの災害防止、水源かん養、生物多様性保全や地球温暖化防止などを挙げ、国民の経済や生活の安定に欠くことのできない「緑の社会資本」と位置づけています。</p>

<p>1950年代には９割程度の自給率でしたが、64年の木材輸入自由化を境目に低下の一途をたどり、2000年には18.2％にまで落ち込みました。輸入木材に押され、国産材の需要が減ると、山林の経済価値は下がり、森林の成長に応じて木を間引く間伐さえ十分にできない状態になってしまいました。日本の森の三割が、倒木や土砂崩れなど深刻な被害に見舞われています。森が荒れれば森林の持つ多様な機能も損われます。人手が加わらないことで、森林は危機に瀕しているわけです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="jinkourin.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/jinkourin.jpg" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
山の表層が崩れ落ちる（写真は全て：土佐の森・救援隊）</p>

<p><br />
◆ <strong>森林ボランティアを組織化</strong></p>

<p>高知県は、森林面積が84％と全国一の森林比率で、2007年度の森林面積は約59万７千ヘクタール。そのうち、約29万９千ヘクタールが人工の民有林で、間伐が必要な森は54％にものぼります。県は、山林を集約化した大規模林業を推進し、約100ヘクタール以上を「森の工場」と認定してきました。</p>

<p>ところが、県内の林家約25000戸のうち、所有面積が１～３ヘクタールの小規模林家が約半数あり、高齢化していたり、長年の放置で所有者の境界線が不明であったり、なかなか集約化が進まないのも実情です。</p>

<p>そんな中、高知県中央部、土佐和紙発祥の地として知られる いの町のNPO法人「土佐の森・救援隊」がユニークな取組みをしています。2003年に、森林ボランティアによる森林の整備保全活動（間伐、植樹、近自然作業道の整備等）、グリーンツーリズム活動、その他森林・林業関係のイベント（森林・林業の研修会、講習会、都市と山村の交流会、ボランティア祭り、ログハウス教室等）を実践してきました。2003から４年間で、のべ162回のイベントを開催し、3,842人が参加しました。</p>

<p><br />
◆　<strong>合い言葉は「C材で晩酌しよう」</strong></p>

<p>NPOの事務局長を務める中嶋さん（48歳）は、30代前半まで東京で勤め、その後Uターンし、活動に参加するようになりました。<br />
会員やボランティアのメンバー約90人は、自分の都合の良いときに間伐や搬出作業に参加します。参加者には作業量に応じて「モリ券」という地域通貨が配られます。１枚1,000円相当で、地域のスーパーや飲食店、ガソリンスタンドなど約30か所で使うことができます。収入は月一人数万円、中には10万円を超える人もあります。08年度は約400万円分が使われました。原資は、搬出した木材の販売収入です。Ａ・Ｂ材は原木市場へ、Ｃ材（端材や切り株、傷ついた材木など）はトン当たり3,000～5,000円で隣町のバイオマス発電施設へ原料として出荷しています。</p>

<p>山に放置されていた林地残材（りんちざんざい）や、端材など住民や会員が軽トラックなどで運び、バイオマス発電施設の原料として利用されるこの仕組みは、「第８回高知エコ産業大賞」（2009年３月、エコデザイン協議会主催）を受賞しました。森林整備が進み、お金は地域で、地域資本のお店を中心に使われます。副業的にちょっとした収入になりますので、「C材で晩酌代を稼ごう」が合い言葉になっているのです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="tosanomori.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/tosanomori.jpg" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
C材を運ぶ軽トラックの行列ができる</p>

<p><br />
◆　<strong>副業型林家の育成</strong></p>

<p>地域には、兼業農家がたくさんいますが、林業をする人はほとんどいません。以前は当たり前だった「自分の山は自分で管理する」ということを、今一度、取り戻す活動にも取り組んでいます。これこそが、山村振興・森林環境保全の礎になるとの信念からです。本業を持ちながら、副業で森の手入れをする人を増やそうと、同NPOは"副業型林家"の育成にも力を入れています。森林から木を搬出する機械は高性能の大型機械ですと数千万円もしますが、救援隊が考案した「土佐の森方式軽架線（けいかせん）」と呼ぶ、ワイヤーとウインチで木を林道まで運び出す機具のキットは20万円（ウインチ別）です。３～７人で一日（５ｈ）に５ｍ3程度の木を搬出することが可能です。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="keikasen3.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/keikasen3.jpg" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
ワイヤーとウインチで木材を運び出す</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="keikasen2.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/keikasen2.jpg" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
土佐の森方式軽架線キット</p>

<p>この簡単な機具や、改めてチェーンソーの使い方を学んでもらい、副業型林家を育成したい、それが健康な森をつくることにつながる、と常々中嶋さんが考えていたところ、県に提案する機会が訪れました。県は、専業での大規模集約型と、小規模の副業型を森づくりの両輪と位置づけ、今年度初めて養成塾を補助事業として予算化（約230万円）したのです。</p>

<p>「少ない投資でしたら始めやすく、止めることも可能です。農家は農閑期に、サラリーマンは土日に森の手入れをすることができます。それによって、生物多様性や水源涵養機能のある、豊かな森づくりが進むのです。」と中島さん。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="jibaturinka.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/jibaturinka.jpg" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
100年後を考える森の仕事</p>

<p>中山間地域では、副業ならぬ、"複業"が適しているのではないでしょうか。先月訪れた宮崎県の諸塚村でも、家族で森の仕事をしながら、お茶やシイタケを作り、牛を飼うという農林畜複合経営が行われていました。組合わせる産物は地域によって異なるのでしょうが、農林複合型や、サラリーマン＆林複合型、商林、工林など、いろいろな組み合わせが考えられますね。複業は福業！幸せな働き方だと思うのは私だけでしょうか。</p>

<p>NPO土佐の森・救援隊のしくみは今、各地で導入され始めています。同じような状況の各地の農山村に適した方法だからなのでしょう。<br />
</p>]]>
        
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    <title>村全体がＦＳＣ認証林の宮崎県諸塚村（もろつかそん）</title>
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    <published>2010-02-28T05:26:57Z</published>
    <updated>2010-03-05T03:15:01Z</updated>

    <summary>◆　「山村再生全国研修会」開催される ここのところ、山村関連のご縁が続きます。2...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>◆　<strong>「山村再生全国研修会」開催される</strong></p>

<p>ここのところ、山村関連のご縁が続きます。2月25・26日と東京で開かれた「山村再生全国研修会」で、事例報告やビジネス研修を務めさせていただきました。また、来週末（3/6）は、浜松市（天竜壬生ホール）で開かれる<a href="http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/businessindex/shinko/forestry/sinpo/index.htm" target="_blank">「まち・もりシンポ「都市×森林＝∞」</a>で、トークショーやシンポジウムの進行役を務めます。これに先だち、登壇者のお一人で、直木賞作家三浦しをんさんの『神去（かむさり）なあなあ日常』という小説を読みました。高校卒業と同時に三重県の山奥の村に送り込まれた青年の、1年にわたる林業体験や、山で暮す人々との交流を描いた作品です。宮崎駿さんも本の帯を書かれていますが、『風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』ファンの私にとっては、宮崎映画を見ているような感じでした。</p>

<p>さて、「山村再生研修会」の研修テキストを作成するために、何カ所か山村を訪問させていただいたのですが、その一つが、宮崎県諸塚村でした。林業で元気な山村づくりを続けています。昨年10月現地を訪問し、諸塚村企画課長で「諸塚村産直住宅推進室事務局長」兼「諸塚村観光協会事務局長」の矢房孝広さんにお話をうかがいました。矢房さんは、建設会社で10年勤務した経験を持つ一級建築士でもあります。</p>

<p>ちなみに、この「山村再生全国研修会」というのは、林野庁補助事業「平成21年度山村再生総合対策事業」の一環で行われたもので、全国から約100名の関係者が参加されました。</p>

<p>※山村再生全国研修会　<a href="http://www.sanson-saisei.com/kenshu/point.html" target="_blank">http://www.sanson-saisei.com/kenshu/point.html</a></p>

<p>参加されている方々が各地で取り組んでいる活動は、林業やバイオマスのような森林資源を活かした事業はもちろんですが、大学生が中山間地の棚田の米をWEBサイトで販売するプランや、間伐材と組子技術を活用した組み立て家具、森林セラピーや温泉・野草・薬膳料理などの健康増進、園舎を持たず森の中で子供を養育する「森のようちえん」などなど、"森の恵み"を活かした興味深い取組みが沢山あり、またまた感激していました。</p>

<p>※山村再生取組み事例　<a href="http://www.sanson-saisei.com/jirei/yamajikara/ichiran.html#hito" target="_blank">http://www.sanson-saisei.com/jirei/yamajikara/ichiran.html#hito</a><br />
　</p>

<p>◆　<strong>諸塚村　森林認証林による家づくり推進</strong></p>

<p>宮崎県東臼杵郡諸塚村は、九州山脈中央に位置する面積18,759ha、人口1900人700世帯の山村です。宮崎空港から車で２時間半位。95％が山林、88の集落が点在しています。1907（明治40）年に"林業立村"を村是で宣言した村です。1948（昭和22）年から、16の公民館（建物ではなく、集落単位の組織）と呼ばれる組織ができ、行政とは別に相互扶助の地域社会運営体制があります。</p>

<p>山林のほとんどが民有林で、国の森林政策では針葉樹の一斉造林が進められましたが、諸塚村では適地適木の造林を行い、針葉樹と広葉樹を混植し、今では山は"モザイク林相"となっています。中規模林家20～30haが多く、家族経営で、シイタケ、茶、牛という"諸塚型複合経営"が営まれています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="morotsuka5.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/morotsuka5.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
山間に点在する集落。山裾に広がる茶畑</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="morotsuka8.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/morotsuka8.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
林間放牧されている牛</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="morotsuka6.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/morotsuka6.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
シイタケ栽培発祥の地。原木栽培100％</p>

<p><br />
◆　<strong>産直住宅　累計で210棟に</strong>　</p>

<p>村は、1995（平成７）年に、(財)ウッドピア諸塚を設立し、林業技術者集団を第３セクター化しました。<br />
翌年、「産直住宅プロジェクト」が始まりました。役場、森林組合、設計士、工務店などが共同で"産直住宅"に取り組みます。1997（平成９）年から、"産直住宅"の供給が開始され、2009年12月末現在、累計で210棟が九州圏内に建てられました。リーマンショック以降も、特に影響を受けることはなく、今年度も30棟できたといいます。<br />
　<br />
産直住宅のこだわりは、単に地域の木材を使うことだけではありません。伐り旬を守り、山に葉をつけたまま寝かして乾燥させる、昔ながらの"葉枯らし乾燥"を行っています。</p>

<p>2004年11月にはFSCを取得しましたが、村全体での取得は日本初です。今では村役場内に、村産ＦＳＣ材でできたベンチなど、材の実物を見ることが出来るコーナーがあります。また、諸塚村で生まれたシイタケは、FSCのＣoC認証（流通の認証）も取得しています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="morotsuka4.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/morotsuka4.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
地元の材を使ったベンチ。ＦＳＣの刻印も</p>

<p>目標は年間14000立米の１割1400立米を産直住宅に出すことで、一棟に約20立米使うので50棟程度に相当します。同村の産直住宅は九州限定です。その理由は、①輸送に伴う環境負荷　②身土不二　③見に行ける範囲という３つです。「小さな経済、小さなネットワーク。地産地消が基本で、全国各地にそういうものができればいい。」と矢房さんは言います。</p>

<p>そして、今日ではウッドピア諸塚の職員は事務職を含めて23人になりました。林業作業だけでなく、農林畜産物の開発・販売なども行っています。20代４人、30代８人で、平均年齢が28.4歳と若者が多いことも特筆すべきでしょう。</p>

<p>※諸塚村産直住宅　<a href="http://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/10jyutaku/10jyutaku.htm" target="_blank">http://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/10jyutaku/10jyutaku.htm</a></p>

<p><br />
◆　<strong>密度の濃い交流で地域を盛り上げていきたい</strong></p>

<p>諸塚村では、この10余年、都市部の人々との交流にも力を入れてきました。97年から開始した「木材産地ツアー」を皮切りに、98年～「山林塾」、98年に築130年の古民家を山村体験宿泊施設「<a href="http://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/04tomaru/04_02a.htm">やまぎしの社</a>」として整備しました。一泊3,000円で30人が泊まれます。そこを拠点に99年～「諸塚型オリジナルエコツアーを開始しました。</p>

<p>2001年には、交流拠点を「エコミュージアムもろつか　しいたけの館21」としてリニューアルオープンするなど、交流活動に力を入れてきました。木材産地ツアーはこれまでに60回も開催されています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="morotsuka2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/morotsuka2.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
山村体験宿泊施設「やまぎし社」</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="morotsukaminka4.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/morotsukaminka4.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
囲炉裏のある広間</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="morotsukaminka3.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/morotsukaminka3.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
土間にはかまど、使い勝手の良さそうな調理台</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="morotsukaminka2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/morotsukaminka2.JPG" width="225" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
現代風五右衛門風呂？ちなみにトイレは洋式</p>

<p>近隣の高千穂町は観光ブームで去年は150万人が訪れたそうですが、道路は渋滞し、食堂は混んでいますが、土産物は地域外のものが多く、客単価も低く、必ずしも地元経済への貢献は多くないといいます。<br />
　<br />
矢房さんは、「諸塚村の年間の交流人口は６万人と決して多くはないが、そのうち1500～2000人はしっかり交流できている。それぞれが、10,000円を地域で使えば2,000万円の経済効果になります。これが１万人になれば１億円になるんです。」と言います。<br />
確かに、諸塚村産の木材で家を建てた人にとって、諸塚村を第二の故郷のような思いで何回も訪問する家族が少なくないのでしょう。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="morotsuka1.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/morotsuka1.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
※交流拠点「エコミュージアムもろつか　しいたけの館２１」<br />
<a href="http://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/08mori/08_01.htm" target="_blank">http://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/08mori/08_01.htm</a></p>

<p><br />
◆　<strong>カーボンオフセットＪ－ＶＥＲ制度に登録</strong></p>

<p>昨年から注目を集めている国内の森林由来のクレジットＪ－ＶＥＲは、新たな施業により追加的に発生する年間生長量に応じたＣＯ２吸収量をカーボンオフセットのクレジットとして認めるものです。これまでに、全国各地で20のプロジェクトが登録されています。諸塚村も昨年12月に「諸塚村森林炭素吸収量活用プロジェクト」が登録されました。並行して「カーボンオフセット住宅推進委員会」も設置し、木造住宅の炭素固定量の評価手法を開発しているところです。</p>

<p>「ＦＳＣ認証やＪ－ＶＥＲ制度を通じた資金環流と信頼性の高い森づくり、ウッドピア諸塚などによる林業の後継者づくり、そしてユーザーとの顔の見える関係での家づくりで、持続可能な環境共生の村づくりを今後も続けていきます」と矢房さんは熱く語ってくださいました。</p>

<p>※諸塚村ホームページ　<a href="http://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/index.htm" target="_blank">http://www.vill.morotsuka.miyazaki.jp/index.htm</a></p>]]>
        
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    <title>「森林ノ牧場　那須」―自然放牧された牛たちが、ゆったりを草をはむ－</title>
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    <published>2010-01-27T09:56:10Z</published>
    <updated>2010-01-29T00:38:24Z</updated>

    <summary>◆　24時間365日　自然放牧の牛 昨年７月に、栃木県那須町に「森林ノ牧場」がオ...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>◆　<strong>24時間365日　自然放牧の牛</strong></p>

<p>昨年７月に、栃木県那須町に「森林ノ牧場」がオープンしました。那須は全国有数の酪農地帯であり、また御用邸があるなど、昔から別荘地として人気を得てきたエリアです。牧場へは、高速道の白河ＩＣ（東京から約180km。福島県西鄕村）が最寄りで、福島と栃木の県境に位置しています。そこに広がる８haの森林が牧場の敷地です。広葉樹の森林は、適度に間伐され、地面に日差しが良く届いています。現在、ジャージー種の牛10頭と子牛たちが暮しています。一般的な酪農のケージ飼いに比べて、ずいぶんゆったりした飼い方ですね。</p>

<p>訪ねた日は１月下旬の日曜日の午後でしたが、森の奥の方の日なたの藁の上で、柔らかい日差しをうけながら、牛たちは昼寝をしているところでした。ブラッシングしているわけでもないのに、どの牛もけっこう毛づやが良く、平和な光景でした。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="ushi100124.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/ushi100124.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
森で自然放牧されている牛たち</p>

<p>牛舎はありますが、搾乳の時にしか使いません。ふだん、冬も夏も、夜でも牛たちは森の中で暮しているのです。夏場は牧場に生えている草や木の葉を食べ、冬にはサイレージ（牧草をサイロなどで発酵させたもの）を与えますが、もちろん無農薬の牧草から作られた飼料です。糞は森でするので掃除する必要もありません。森林の堆肥になったり、近くの農家が肥料に活用するなどしています。</p>

<p><br />
◆  <strong>人肌程度に温めたウォームミルクは優しい味が</strong></p>

<p>去年の暮れ、埼玉県小川町の霜里農場の牛乳をホットミルクでいただく機会がありましたが、その牛乳とこの「森林ノ牛乳」は同じ味がしました。ホットミルクと言っても人肌程度に温めるのが私の好みでして。その方が牛乳本来の甘さが引き立つように感じます。このように自然の飼料を食べている牛の乳には季節によって変化があります。夏はさらっと薄めで、冬はコクのある濃厚な味になります。工場で均質化された牛乳とはちょっと違う味です。野菜の味が季節で変わるように、牛乳も本来は季節によって味が変わるんですね。なるほど。</p>

<p>日本の乳牛は飼料効率（与える飼料に対する牛乳の生産量）の良いホルスタインが主流で、一日一頭から60kgの乳が搾られているといいます。「森林ノ牧場」で飼われているジャージー種は、体はやや小ぶりで、牛乳の量も一日10kg程度ですが、乳脂肪分の高い牛乳を出します。</p>

<p>牛乳の殺菌方法は主に３種類あります。63～65度で30分殺菌するパシチャライズ（低温保持殺菌法）、72～85度で15～40秒の高温短時間殺菌法、そして120～135度で１～３秒の超高温短時間殺菌法というもの。80度を超えるとタンパク質が熱によって変成します。スーパーなど日本の一般の小売店で売っているものは、超高温短時間殺菌の物がほとんどです。（世界では、二番目の高温短時間殺菌が主流です。）</p>

<p>森林ノ牧場では、63度で30分という低温保持殺菌法を採用しています。ちなみに私が普段利用している「生活クラブ」の牛乳（「パスチャライズド牛乳」という商品名）も、72度15秒間殺菌で、その乳牛は、100%非遺伝子組み換え、ポストハーベストフリー飼料を食べて育っているそうです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="gyunyu100124.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/gyunyu100124.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
◆ <strong>乳製品、林業、ツーリズム</strong></p>

<p>「森林ノ牧場」では、取れた乳を牛乳、アイスクリームなどに敷地内の工場で加工して販売しています。牛乳は500ml（630円）、120ml（250円）、カップ入りのアイスとソフトクリームがありますが、いずれも350円です。商品は全て牧場内のカフェでいただくことができますが、牛乳とアイスは新宿の伊勢丹やインターネットでも購入することができます。</p>

<p>牧場内には散策路もありますので、歩きながら子牛に触れることもでき、小さなお子さんに大人気。（大人にも人気です。）私が訪問した日曜日も、小さなお子さん連れの家族が途切れることなく訪れていました。</p>

<p>まだまだユニークな取り組みがあります。ストローベイルハウスという、藁を使った建物や、塀があり、お客様参加型のワークショップなどを通じて作られました。来訪者は地域の人はもちろん、別荘に住んでいる方や、東京などからもいらっしゃいます。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kura100124.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kura100124.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
イベントなどにも使われる"蔵"外壁の一部がストローベイル</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="zakkoku100124.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/zakkoku100124.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
カフェ店内に収穫された雑穀がディスプレイ<br />
国産材を使った家具はグループ会社<a href="http://www.mokkun.co.jp/" target="_blank">「木薫（もっくん）」</a>製のもの</p>

<p>現在、タカキビやアワなど雑穀や大豆の生産にも挑戦し、安全で美味しい食材を生産するとともに、収穫後の茎葉を牛の飼料とするなど、さらに循環型の牧場にしていこうという取組を進めているそうで。地域の力を引き出し、魅力づくりをする拠点となりそうですね。</p>

<p><br />
◆  <strong>"つながり"を事業化</strong></p>

<p>同牧場を運営するのはアミタという会社です。アミタは1977年に創業され、工場などから排出される亜鉛など非鉄金属を再資源化するリサイクル事業を行ってきました。その後、環境リスク対策、農林水産業、エネルギー、食といった様々な分野で「循環型システム」を作り、事業化に取り組まれています。「森林ノ牧場」事業も、地域の農林資源と、地域の人や、都会の人との"つながり"を紡ぎ直すプロジェクトと言えるでしょう。</p>

<p>季節は移ろいます。四季折々の牧場の様子、牛や森の様子を見に行ってはいかがですか？<br />
ジャージー牛は目が大きくて、茶色の毛、子牛もとってもかわいいです。牛や自然とのふれあい、ワークショップなど環境学習や体験プログラムが今年も色々実施されるようですよ。</p>

<p><br />
※「森林ノ牧場」（京都府京丹後市にもあります。）<br />
　<a href="http://www.shinrinno.jp/contents/farm/nasu.html" target="_blank">http://www.shinrinno.jp/contents/farm/nasu.html</a></p>]]>
        
    </content>
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    <title>土づくり、人づくり39年。「霜里農場」農場主　金子美登さん（埼玉県小川町）</title>
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    <id>tag:soratsuchi.com,2009:/owada//2.53</id>

    <published>2009-12-20T10:04:55Z</published>
    <updated>2009-12-20T13:21:01Z</updated>

    <summary>今年このコラムでは、兵庫県豊岡市の「コウノトリ育む農法」や、関西の遊休農地を活用...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>今年このコラムでは、兵庫県豊岡市の「コウノトリ育む農法」や、関西の遊休農地を活用する新ビジネス「マイファーム」などを紹介してきました。マイファームは、今年の「エコジャパンカップ」ビジネス部門　環境ビジネス・ベンチャー オープンで、で堂々大賞を受賞されました。エコの賞で農業関連の事業が受賞することも時代を現わしていますね。おめでとうございます。</p>

<p>※受賞一覧は以下からご覧いただけます　<br />
  <a href="http://www.eco-japan-cup.com/info/data/66_1.pdf" target="_blank">http://www.eco-japan-cup.com/info/data/66_1.pdf</a></p>

<p>＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝</p>

<p>さて、今年最後のレポートは関東、埼玉県小川町からお届けします。<br />
埼玉県小川町は都内から約50キロ、池袋から東武東上線で70分。その人口３万人の町に、緑あふれる循環型の「霜里農場」があります。そこで農業を営む金子美登（よしのり）さんは、３9年農薬も化学肥料も使わない農業を行ってきました。</p>

<p>酪農家の家に生まれ育った金子さんが、有機農業を始めたのは今から39年前の1971年のことでした。農業高校で畜産を学び、1968年に設立された農林水産省の農業者大学校に1期生として入学しました。1970年代初頭は水俣病など公害が問題になり始めていた頃で、『複合汚染』（有吉佐和子さん著）が朝日新聞の新聞小説覧に連載されたのは1974年のことでした。また、1970年は日本で"減反政策"が始まった年でもありました。金子さんは、この時、「農家はやる気を無くし、人々は米を大切にしなくなる」と思いました。</p>

<p>こうした中、安全でおいしいものを作るためには、化学肥料や農薬を使わず、自然の有機的な循環を活かして農業をすることだと思い至りました。そして、それまでも酪農の傍らで自給していた米と野菜を化学肥料や農薬を使わずに栽培し、直接消費者に届けよう、理解ある消費者と共に、有機農業による地産地消をすすめていこうと、一歩を踏み出したのです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="shimosato0904.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/shimosato0904.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
<strong>変わり者が時代の主役に</strong></p>

<p>しかし、当時は農薬を使わない農家は変わり者扱いされ、一人黙々と有機農業を続けるしかありませんでした。そして、支えてくれる消費者との出会いを重ね、生計が成り立つようになったのは８年後のこと。「日本有機農業研究会」で出会った友子さんと結婚しました。結婚式の主賓は、美登さん側が有吉佐和子さん、友子さん側が市川房枝さんでした。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kaneko0903.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kaneko0903.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
現在の「霜里農場」は、1.3haの農場の敷地内に畑、果樹園、母屋や納屋があり、百数十羽の鶏、合鴨、６頭の牛などが飼われています。四季を通じて多様な作物が栽培され、虫も益虫・害虫がバランス良く棲息し、牛や鶏、合鴨が鳴いています。そして近くに1.5ｈａの田、１．７haの山林があります。</p>

<p>米、野菜、卵を定期的に40世帯の消費者に直接届けるという方法を取っています。その人たちに支えられ、また、その人たちの食を支えるという信頼関係がそこにあります。人とのつながりもまた有機的なのです。そして、金子さんは、「日本の食糧自給率を上げるには、このように農家が直接数十世帯の食を支えるような仕組みを作ることで可能だ。」と言います。</p>

<p>2006年12月に、日本でもようやく「有機農業推進法」が制定されました。変わり者の農業だった有機農業を、国として振興させていくという政策の転換です。有機農業の輪は各地に広がっています。そして、戦後60年かけて壊してきた自然や生態系、人と人との信頼などを、これからの10年、20年をかけて再生させる取組みでもあるのです。「自分たちで壊してきたのだから、そのプロセスの逆をすればいい。方法はわかっている。」と金子さんは言います。</p>

<p><br />
<strong>有機の里が実現</strong></p>

<p>金子さんが有機農業を始めて30年目の2001年、下里地区の16歳年上のリーダーが有機農業に転換したいと言ってきました。そこで、03年に大豆の集団栽培を、04年には小麦を、そして2007年には集落の大半の農家が有機米づくりに転換したのです。大豆は隣町の「とうふ工房わたなべ」が全量買い取っています。そして今年からお米についても大宮に本社があるリフォーム会社「オクタ」が社員のために全量買い取りをすることになりました。39年前に金子さんが一人で始めた有機農業でしたが、ようやく日本ではきわめて珍しい有機の里の実現が実現したのです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="shimosato0910.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/shimosato0910.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
<strong>農家と市民が共同で運営するレストランもオープン</strong></p>

<p>また、今年11月には地元で活動するＮＰＯ「生活工房つばさ・游」が「べりカフェ」（　<a href="http://blog.goo.ne.jp/seikatukoubou_1953" target="_blank">http://blog.goo.ne.jp/seikatukoubou_1953</a>　）というレストランを開きました。農家と市民（女性が中心です）が一緒に運営にあたっています。農家は金子友子さんや、「風の丘ファーム」など、シェフは日替わりで料理やお菓子上手な主婦の方達が交代で務めています。水曜だけは近くのニュータウンで蕎麦屋を営むプロで、黒一点。いずれも、小川の野菜をふんだんに使ったメニューばかりです。特に土曜は「霜里農場」担当日ですが、ＴＫＧ（たまごかけごはん）セット400円がお勧めです。飼料も全て自家製で平飼の鶏の産みたての卵。ご飯、お味噌汁の味噌、具の野菜、お醤油の原料ももちろん霜里農場製です。39年間、コツコツと、つくり続けられてきた"土"から育まれた野菜や卵の滋味をぜひ味わってみて下さい。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="bericafe2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/bericafe2.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝</p>

<p>私は今年１月の「霜里農場」見学会に参加しました。それ以来、毎月のように小川町に通い、ついには「霜里農場」の本まで書くことになり、取材を重ねているところです。30年来提携してきた消費者の方や、30年前から毎年預かってきた研修生、地元の豆腐店や酒造、さらに土壌の専門家や、有機農業運動を行ってきた人達などにお目にかかっています。いずれも、ジ～ンと来る話ばかりです。そして気持ちがジワ～っと温かくなりました。『複合汚染』まで遡って読み直してみたり・・・　ちょっと大げさですが、これからの農業そして、これからのしあわせについて、書きたいと意気込んでいます。</p>

<p>※この金子美登さんがNHK「プロフェッショナルの仕事の流儀」に2010年１月５日登場します。</p>

<p>※奇数月の第２土曜日、霜里農場見学会があります。次回は１月９日です。お申し込みは以下から。<br />
　<a href="http://www.shimosato-farm.com/" target="_blank">http://www.shimosato-farm.com/</a><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>「コウノトリ育む農法」で作られた米、大豆で農商工連携。地域の魅力を育む</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2009/11/post-8.html" />
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    <published>2009-11-24T04:11:02Z</published>
    <updated>2009-11-25T01:48:16Z</updated>

    <summary>「豊岡エキシビション」というイベントが、11月10日に都内で開かれました。兵庫県...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>「豊岡エキシビション」というイベントが、11月10日に都内で開かれました。兵庫県豊岡市のＰＲイベントです。豊岡は兵庫県といっても、日本海側で、京都との県境に位置する人口8.6万人の町です。イベントには中貝市長以下、市役所や兵庫県の職員、農家、漁業、温泉などの関係者が参加し、その取組みを熱心にアピールされました。コウノトリ育む農法で作られたお酒などをはじめ、城崎温泉や、地元の産業を、東京のメディア・旅行業・小売業関係者に改めて紹介し、関東圏からも人を呼び込みたいというのです。</p>

<p>豊岡市は、飛行機では羽田→伊丹→コウノトリ但馬空港というルートで約2.5時間。列車では新幹線で京都、京都から特急で豊岡と約５時間で行くことができます。</p>

<p>中貝市長のスピーチで、まず印象的だったのは、「人口減少時代に地域が生き残るに必要なのは<br />
１． 魅力的なまちをつくる<br />
２． 基盤をつくる<br />
３． 情報発信」<br />
だということでした。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0911toyooka2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0911toyooka2.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
豊岡市の魅力をアピールする中貝市長</p>

<p>その魅力的なまちづくりとして同市では、コウノトリの復活を何十年もかけて成し遂げたわけです。<br />
※コウノトリ復活のストーリーは８月のレポートをご覧下さい。<br />
<a href="http://http://soratsuchi.com/owada/2009/08/post-6.html" target="_blank">http://soratsuchi.com/owada/2009/08/post-6.html</a></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0911toyooka1.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0911toyooka1.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
昭和30年代のコウノトリのいる風景</p>

<p><br />
コウノトリを見るために全国から（特に関西圏から）年間40万人を超える人がやってきます。まずは、この交流人口の増加という効果をもたらしました。</p>

<p>そして、コウノトリ育む農法で作られたお米や、それを原料にしたお酒、加工食品を作りました。地元の酒造が中心ですが、中には金沢の福光屋なども「コウノトリの贈り物」というお酒を造っています。国内で唯一、豊岡市出石町でとれる酒米「フクノハナ」を原料としています。お酒のラベルも赤い円に、コウノトリをあしらったデザインで、お祝い事にはぴったりな感じです。<br />
<a href="http://www.fukumitsuya.co.jp/topics/kounotori/" target="_blank">http://www.fukumitsuya.co.jp/topics/kounotori/</a></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="hukumitsu.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/hukumitsu.jpg" width="200" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
「コウノトリの贈り物」（福光屋）</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="honpo1.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/honpo1.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>お米だけでなく大豆も色々加工ができます。大阪に本社のある外食チェーンの「がんこ寿司」では、今年から「がんこ寿司の大豆畑」を契約し、黒大豆で豆腐を作り、売店「コウノトリ本舗」での販売や、「がんこ寿司」のメニューとして販売しています。共感の輪が広がっているのですね。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="ganko2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/ganko2.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="ganko3.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/ganko3.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
また、豊岡市で宿泊するなら城崎温泉がお勧めだそうです。木造三階建ての建物が並ぶ温泉街ですが、大正14年の大震災で町が全焼したそうです。その後まちとして再建計画を練り、温泉街全体を一つの旅館と見立て、駅は玄関、道路は廊下、外湯（７つ）が大浴場、お土産店が売店、スナックも町中にというように、お客様が巡りやすいまちづくりを行いました。そぞろ歩きしたくなる温泉街として町は賑わい、ヨーロッパの人たちにも人気だと言います。城崎温泉の宿でも、コウノトリのお米やお酒が飲める宿が増えているそうです。地域の農産物が食材として使用される宿、農家民宿だけでなく、こうした一般の宿でも増えてきたのは何よりでは無いでしょうか。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kinosaki.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kinosaki.jpg" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kinosaki.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/kinosaki.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
城崎温泉街（写真提供：豊岡市）</p>

<p>このように、豊岡市は、<strong>失われた大切なものを取り戻し、そして取り戻した大切なものを守り、育て、引き継ぐ地域づくりを進めている</strong>のです。今では子供達も、自分が住む町にコウノトリがいることを誇りにしています。給食にも使って欲しいと市長に直談判するほどです。</p>

<p>「空土プロジェクト」もそうですが、地方の農山村発、地域の農産物や特産品、地域にしかない自然・・・<br />
都市より農山村が断然面白くなってきた、と思うのは私だけでしょうか！？<br />
</p>]]>
        
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    <title>都市近郊の遊休農地を再生する「株式会社マイファーム」</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2009/10/post-7.html" />
    <id>tag:soratsuchi.com,2009:/owada//2.43</id>

    <published>2009-10-27T20:23:40Z</published>
    <updated>2009-10-27T21:43:20Z</updated>

    <summary>「空と土プロジェクト」の活動拠点である北杜市須玉町増富地区は、典型的な&quot;限界集落...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>「空と土プロジェクト」の活動拠点である北杜市須玉町増富地区は、典型的な"限界集落"です。私は、ＮＰＯえがおつなげて代表理事の曽根原さんから、限界集落の実態や、増富地区の農地の６割を占める遊休農地（耕作放棄地）を、いかにして再生させてきたのかという話を幾度となくお聞きするうちに、この問題に大きな関心を寄せるようになりました。</p>

<p>農業の現状を調べてみました。全国の農家数は2005年現在、約285万戸あり 、2000年の「農林業センサス」に比べ約27万戸（9.0％）減少しています。高齢化・過疎化が進み、限界集落も増えています。また、全国の耕地面積は約469万ヘクタールですが、耕作放棄地は約38.6万ヘクタールで、前回調査に比べて約４万ヘクタール（12.2％）増加しています。つまり、農家数、農業就業人口、耕作面積がどんどん減り、それにつれて耕作放棄地は増えるし、食糧自給率も下げ止まらないのが現状なんですね。<br />
　<br />
この耕作を放棄されている田畑ですが、地方の山村の限界集落にばかり存在するのではありません。実は、都市近郊にも、そうした田畑が多くあるのです。農家や農地の所有者は高齢や、他の仕事をしているなどの理由から耕作ができず、一方で都市近郊ですから、野菜を作りたいと思っている市民も周囲に数多くいます。貸したい人と、借りたい人がいるわけです。これらをマッチングして、耕作放棄地33ヘクタールを畑に再生させている会社があると知り、その代表取締役の西辻一真さんにお会いしました。</p>

<p>西辻さんは未だ27才という若さです。福井県の兼業農家の家に育ち、幼い頃から農作業を手伝っていたそうです。そして、将来、農業にかかわる仕事がしたいと思い、大学は農学部を専攻しました。社会に出て数年は企業で修業をしようと、広告代理店に入社しました。社内の事業提案で現在の"耕作放棄地と野菜づくりをしたい市民のマッチング事業"を提案したのですが、ビジネスモデルは面白いが、収益性が低いという理由で採用はされませんでした。そこで、やはり自分で起業して取り組もうと、独立を決意。2007年9月、若干25才で株式会社マイファームを創業しました。</p>

<p>「"自産自消"を志向する人が増えています。自分で野菜を作って、家族で食べる。そんな暮らし方です。何でもかんでもお店で買ってくる。工場や誰かが作ったモノを消費する、という暮し方は変だと思うんです。例え都市に生活していても、少しは自分達で作ることができるんじゃないか、そんな仕組みを提供したいと思いました。」と西辻さん。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0910myfarm3.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0910myfarm3.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
この看板が目印</p>

<p>京都にある同社の菜園「マイファーム宇治」に足を運んでみました。宇治茶で有名な宇治の住宅地の中に菜園はありました。マイファームの看板が目印です。隣は住宅と、茶畑と、野菜畑、そして宇治川というようなロケーションです。宇治茶がこんな町中で作られていたことには驚きました。2009年6月にオープンしたもので、50区画あります。うち半分を地元の企業が一括で利用しています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0910myfarm1.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0910myfarm1.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
手前が菜園、奥に茶畑、住宅も隣接</p>

<p>現在関西を中心に、27か所、合計33haの農地を管理し、菜園を運営しています。仕組みとしては、耕作できない地主さんから土地の運営委託を受け、一方で、野菜を作りたい個人や企業にその場所を小分けにして貸し出すというものです。一区画は15㎡で、月の利用料は5,250円。ちなみに我が家では世田谷区の成城学園前にある「アグリス成城」という会員制の貸し菜園を借りて３年目になりますが、それに比べるとマイファームは広さは倍で、費用は半額です。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0910myfarm5.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0910myfarm5.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
休憩スペースも併設（「マイファーム久御山」）</p>

<p>菜園は、道具や肥料はマイファームが提供してくれます。また、立命館大学の協力を得て土壌診断を行い、足りない栄養素を有機肥料等で補います。苗や種は会員が持参します。農法は有機や自然農法など、インストラクターによって多少異なります。また、インストラクターは色々と指導してくれます。栽培法や質問にはEメールなどでもやりとりし、きめ細やかに面倒をみてくれるのです。</p>

<p>都市部にあっても、畑は暮らしに安らぎをもたらしてくれます。畑の近くを散歩していて、モンシロチョウが飛んでいたり、テントウムシがいたり、作物が日々大きくなる様子を見ると、なんだか楽しくなります。一方、都市部でも農家の高齢化は進んでいます。「マイファーム」のようなサービスがあることで、農地の緑や安らぎのある環境を維持できるとすれば、そして、少しでも"自産自消"な暮らしをする都市生活者が各地で増えていけば、消費偏重・物質依存な暮しが少しバランスを取り戻せるのではないでしょうか。</p>

<p>※マイファーム　<a href="http://www.myfarm.co.jp/contents/about.html" target="_blank">http://www.myfarm.co.jp/contents/about.html</a></p>]]>
        
    </content>
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    <title>&quot;根のある暮らし&quot;から始まる新しい文化・地域　－石見銀山「群言堂」（島根県大田市大森町）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2009/09/-.html" />
    <id>tag:soratsuchi.com,2009:/owada//2.40</id>

    <published>2009-09-26T04:06:54Z</published>
    <updated>2009-09-26T21:41:18Z</updated>

    <summary> 去年出版した『ロハスビジネス』（朝日新書）は、ビジネス編と地域活性化編からなっ...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p><br />
去年出版した『ロハスビジネス』（朝日新書）は、ビジネス編と地域活性化編からなっているのですが、地域活性化の事例の一つとして紹介しているのが「群言堂」という島根県太田市大森町、石見銀山で有名なまちにある年商10億円ほどの会社です。松場大吉さん、登美さん夫妻が90人の社員と共に、オリジナルの服や雑貨の製作・販売を手がけていますが、その事業は、単なるモノの製造・販売ではなく、日本の生活文化や技を活かした暮らしの提案です。去年は、その本社や関連施設のある石見銀山に３回訪問する機会を得ました。</p>

<p>このたび、群言堂や松場登美さんのルポルタージュ『起業は山間から』（森まゆみ著　バジリコ社）と『群言堂の根のある暮らし』（松場登美著　家の光出版）という２冊の本が出版され、東京（上野桜木）の古い民家、市田邸で記念の会が開かれ、久々に松場登美さんにお会いすることができました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="090923gungendotsudoi.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/090923gungendotsudoi.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
松場登美さん、森まゆみさん（09年9月）<br />
　<br />
「感謝の夜楽」と題された集いの会場には、地域づくりの研究者である西村先生や、元伊勢丹のカリスマバイヤーとして有名な藤巻さんから、坂田明さんら音楽家、日本文化研究の加藤エイミーさん、編集者やマスコミの方々など実に多彩な顔ぶれ。連休の最終日の晩にもかかわらず、登美さん、森まゆみさんゆかりの人々が約50人会しました。島根から運ばれた食材やお酒などを肴に、皆さまからのお話は遅くまで盛会でした。集い方にも質がある、とつくづく思った晩でした。</p>

<p>2冊の本が出版されたこの機会に改めて、「群言堂」、そして松場登美さんが考え、実践する"根のある暮らし"についてお伝えしたいと思います。</p>

<p>◆　<strong>人口430人の小さな町のお店に年間10万人が訪れる</strong></p>

<p>深く広がる緑の山あいに、赤茶色の屋根が連なる大森の集落があります。人口わずか430人ほどの町。日本最大の銀山だった石見銀山のある島根県大田市大森町。石見銀山遺跡とその文化的景観は、2007年7月、世界遺産に登録されました。銀山が活況を呈していた江戸時代には、20万人が住んでいたといい、銀山川に沿った街道には、今も武家屋敷や商家、神社などが点在し、江戸時代の面影が残っています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0808oomori.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0808oomori.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
山あいの小さな集落（08年8月）</p>

<p>その大森町には世界遺産に登録される前から、国内のみならず世界各地から人が訪ねてきていました。同地で四半世紀を超え、土地の力や日本の田舎暮らしを起点としたモノづくりをし、独自の世界観を創り上げてきた松場登美さんという一人の女性とに会いに来るのです。「群言堂」と名付けられた、服飾雑貨とインテリアのブランドの本社と本店がこの町にあります。店には年間10万人が訪れ、全国の百貨店や専門店でも商品は販売されています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0812gungendo1.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0812gungendo1.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
「群言堂」（08年12月）</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0812gungendo2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0812gungendo2.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
季節を楽しむ商品が並ぶ（08年12月）</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0808gungendonakaniwa.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0808gungendonakaniwa.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
「群言堂」の中庭（08年8月）</p>

<p>1987年に、松場さんが最初にてがけたのは、地元の女性たちが作った和風パッチワークのポーチやエプロンを販売する一軒の店でした。しかしそこは単にモノを販売するのではなく、人の出会う場所を作ろうと、"コミュニケーションクラブ・ブラハウス"という看板を掲げたのでした。江戸後期、弘化４（1847）年に建てられた商家を入手し、1部屋だけ改装してオープンさせたものでした。その後、毎年一部屋ずつ改装し、18年かかって現在の姿まで再生させました。</p>

<p><br />
◆　<strong>復古創新。日本の田舎暮らしから生まれる「群言堂」のモノづくり</strong></p>

<p>「日本人が生活で使ってきた道具は、本当に理にかなった使い方をしているものが多いですよね。かまどでご飯を炊くにしても、銅壺（どうこ）があってそこにお湯が沸くようになっていて、そこで洗い物もできてとか。随所にそんな知恵の詰まったものがありましたから、それらを残していきたいのです。」と登美さん。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0808abekekamado.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0808abekekamado.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
「阿部家」の台所。かまどで炊くご飯は格別（08年５月）</p>

<p>登美さんは、石見銀山での暮らし、田舎暮らしから発想し、日本の素材、技を活かしたモノづくりを全国各地の職人さんや工場に制作を依頼してきました。日本人の繊細さやモノづくりの感性を、少しでも受け継いでいきたいからだといいます。古いものを復元しつつ、新しい価値を付加し創造する"復古創新"が「群言堂」のモノづくりのコンセプトです。</p>

<p><br />
◆　<strong>建物の意志を尊重し、再び命を吹き込む</strong></p>

<p>松場夫妻は、これまでに縁あって６つの古い武家屋敷や民家を買い取り再生してきました。必ずしも青写真や中期計画があったわけではありません。自らが望むというよりは、気が付くとなぜか自分たちが再生をてがけることになっていたといいます。石見銀山本店、「群言堂」（ろうそくの家と呼ばれる交流・イベントスペース）、かやぶき屋根の「鄙舎」（ひなや。本社敷地内にあり、イベントや社員の休憩室として利用）、ワークステーション（本社）、「竹下家」（古民家、社員寮）、そして築230年の武家屋敷である「他郷阿部家」の６軒。いずれも廃墟同然に傷んでいたものを、大幅に改築し、新しい命を吹きこみ、働く場、暮しの場として蘇えらせました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0808gungendohonsya.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0808gungendohonsya.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
「群言堂」本社。かやぶきの家は社員休憩室！（08年５月）</p>

<p>「他郷阿部家」には、昨年、春、夏、冬と三回泊まらせていただきましたが、毎回、季節のうつろいやそれに合わせたしつらえが楽しませてくれます。食卓には旬の食材が並び、豊かなゆったりした時間を過ごすことができました。また、浴室もとびきりです。木製の浴槽は町内に住んでいた外国人アーティストによるもので、やや丸みを帯びています。和ろうそくをともしての入浴は初めての体験で、身体の芯から解放される感覚でした。寝室は蔵を改造した二階のベッドルームや和室など、いくつかから選ぶことができます。寝具や寝間着も群言堂オリジナルの、国産で上質なものです。靜かで深い眠りに誘われます。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0812abekekaki.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0812abekekaki.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
冬は干し柿（08年12月）</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0812abeketsubaki.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0812abeketsubaki.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
庭先の季節の花を（08月12月）　</p>

<p><img alt="P1017161.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/P1017161.JPG" width="400" height="300" /><br />
浴室。和ろうそくの炎は大きい（08年5月）</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0812abeke2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0812abeke2.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
登美さん、大吉さんも加わって。遅くまで話が盛り上がる（08年12月）</p>

<p><br />
ところで、登美さんは大吉さんとは"愛のさめない距離！？"で町内別居をしています。登美さんは阿部家に住み、かまどでご飯を炊き、庭先の季節の野草を食材にするなど、"根のある暮らし"を実践しています。阿部家には紹介があれば泊まることができますが、単なる宿泊業だとか飲食業だとかいう位置づけではなく、縁のあった人の実家づくり、故郷づくり、田舎づくりをこの家を使って行いたい、都会から失われてしまったものを阿倍家を通じて伝えていきたいとおっしゃいます。</p>

<p>登美さんは、来訪者や若いスタッフに"根のある暮らし"をつないでいきたいと。根のある暮らしとは、地域に根ざした暮らしです。根が深く広く伸びているからこそ、樹木も何百年と青々と茂り続けることができるのですね。</p>

<p><br />
※群言堂ホームページ　<a href="http://www.gungendo.co.jp/" target="_blank">http://www.gungendo.co.jp/</a><br />
　　　<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>コウノトリが空を舞い、人々と共生する田園　（兵庫県豊岡市）</title>
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    <published>2009-08-30T23:43:51Z</published>
    <updated>2009-12-21T00:13:19Z</updated>

    <summary>今年、２月28日、「第４回　農を変えよう全国集会」が愛媛県今治市にて開催されまし...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>今年、２月28日、「第４回　農を変えよう全国集会」が愛媛県今治市にて開催されました。テーマは、「食の再生は農の再建から、地域の再生から　─ それぞれの地域から食の再生のために農の再建を進めよう！─」というものでした。印象的な講演が多かったのですが、特に感銘を受けたのが、兵庫県豊岡市　中貝市長による「コウノトリと共に生きる　豊岡の挑戦」でした。</p>

<p>1971年に野生のコウノトリが絶滅して以来、さまざまな関係者の努力が実を結び、30数年の歳月をかけ、2005年に再び自然放鳥が実現しました。絶滅から30数年経って、再びコウノトリが空翔ける町を取り戻したという物語には参加者の大きな感動を呼びました。</p>

<p>以来、ぜひ現地に行ってコウノトリを見たい、コウノトリと共生する農業の現場を見たいと思っていたところ、縁あって８月９日に現地を訪問することができました。今回は、その様子と豊岡市の皆さんがどのような取組みでコウノトリと共生する暮らしを再現したのか、お伝えいたします。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="boy-H.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/boy-H.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
昭和30年代のコウノトリのいる風景が蘇った(写真提供：豊岡市）</p>

<p><br />
◆　<strong>田んぼの変化がコウノトリを追い込んで</strong></p>

<p>かつてコウノトリは日本各地の農村にいたそうですが、昭和30年代以降の水田の圃（ほ）場整備や河川の改修によって川と田んぼが分断され、生きものの数が減り、コウノトリのエサが減っていきました。また農薬はコウノトリの身体にも悪影響を及ぼし、その数は減っていきました。そして、様々な保護活動を行ったにもかかわらず、昭和46年（1971年）、野生のコウノトリは絶滅しました。<br />
　<br />
野生のコウノトリの減少の一方で、昭和40（1965）年から人工飼育が行われるようになり、平成元(1988)年には25年ぶりに初の人工授精に成功し、以降毎年ヒナが生まれるようになりました。その数が増えるにつれ、なんとかもう一度、コウノトリと共に暮らす地域を取り戻したいと関係者は強く願うようになりました。コウノトリは体長約1.1メートル、羽を広げると２メートルにもなる大型の鳥です。一日に食べる魚や生きものは500グラムにもなります。コウノトリが野生で暮らすためには、農薬の使用を極力減らし、ドジョウやカエルなど生きものが沢山いる田んぼを取り戻さなければなりません。<br />
　<br />
◆　<strong>「コウノトリ育む農法」の確立</strong></p>

<p>コウノトリの放鳥に向けて、平成14（2002）年、兵庫県但馬県民局地域振興部にコウノトリプロジェクトチームが発足しました。今回の視察に同行くださった農業普及指導員の西村いつきさん※もその一人でした。コウノトリのエサとなる生きものが豊かに棲息する田んぼを取り戻すことが西村さんのミッションでした。</p>

<p>そのために、農薬を７割削減または、不使用、化学肥料も栽培期間中は不使用。オタマジャクシがカエルになるまで田んぼに水を残す中干しの延期、早期灌水または冬期灌水。雑草対策として深水管理（田んぼに深く水を張る）などの栽培技術が「コウノトリ育む農法」として確立されていきました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0908toyooka1.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0908toyooka1.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
用水路の脇に生きもの用の池が作られている。<br />
田の水が無くなると生きものは魚道を通って移動する。</p>

<p>　<br />
平成15年に0.7haの田んぼで無農薬の稲作に着手し、平成21年の作付け面積は減農薬タイプ179ha、無農薬タイプ64haと対象地域の約10％まで広がっています。<br />
「コウノトリの郷営農組合」と「豊岡エコファーマーズ」という２つの農家グループがこの農法を最初に導入しましたが、無農薬での稲作は経験がありませんでしたから、当初皆さんは雑草や病害虫を心配されたそうです。が、西村さんの栽培技術の普及への情熱が農家の方たちを徐々に動かしていきました。</p>

<p>「コウノトリ育む農法」は単に農薬や化学肥料を使わない農法というだけではありません。コウノトリのエサとなる多様な生きものを育み、地域に生物多様性を取り戻す。そこで作られたお米を食べた人の健康も育む、そしてお米や加工品の販売を通じて地域経済も元気になるというものです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="20060519dojou.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/20060519dojou.jpg" width="314" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
ドジョウやカエルを食べる（写真提供：豊岡市）</p>

<p><br />
◆　<strong>再びコウノトリが空を舞う</strong></p>

<p>平成17（2005）年9月、ついに最初の放鳥が行われました。34年ぶりにコウノトリが豊岡の空を飛翔したのです。放鳥の様子を見ようと約3000の人が現地を訪れ、またその模様はテレビでも放映されました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="hisyo-H.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/hisyo-H.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>そして、平成19年には、放鳥したコウノトリが43年ぶりに自然界でヒナをかえしたのです。人工飼育、それは檻の中に閉じ込めることです。その人工飼育を始めたとき「いつか、きっと空に帰すから」とコウノトリと約束したそうです。その約束は34年の時を経て果たされたのです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="20080327-izusutooyako.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/20080327-izusutooyako.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
43年ぶりに自然界でヒナが巣立った（写真提供：豊岡市）</p>

<p><br />
かつては大きな松の木に巣を作りましたが、戦後伐採され、今では"人工巣塔"に枝を集め、卵を産み、ヒナを育てています。</p>

<p>今では、37羽のコウノトリが野生で暮らしています。豊岡の田んぼの上空を飛んだり、エサをついばんだりする景色は40年ぶりに日常のこととなりました。また、コウノトリを一目見ようと全国から年間50万人の人々が豊岡を訪れるようになりました。観光客の訪問もまた地域経済を豊かにしていきます。経済的に良い影響がありますが、コウノトリと一緒に暮らせる誇りや喜びといった心の豊かさも同時に住民の人たちは感じているのではないでしょうか。コウノトリは幸を運んでくる鳥なのですね。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="0908kounotori1.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0908kounotori1.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
コウノトリの郷公園では人工飼育している鳥を見ることができる</p>

<p><br />
◆　<strong>環境創造型農業を積極的に進める兵庫県</strong></p>

<p>さて、農法を確立した西村さんは今年4月、異動になりました。豊岡で確立したモデルを県全体に推進するという仕事が次のミッションです。兵庫県は国に先駆けて平成５（1993）年には「県有機認証制度」を創設し、有機農業を推進してきました。また農薬使用量の削減を積極的に進め、化学肥料や農薬の使用を50％以上減らした農産物に「ひょうご安心ブランド」（2001年～）として認証し普及に努めています。県を挙げて、人と生きものと地域の健康を促進する新たな農業が広がっていくに違いありません。</p>

<p><br />
※西村いつきさん　2009年４月～兵庫県農政環境部農林水産局農業改良課　環境創造型農業専門員<br />
　<br />
※兵庫県立コウノトリの郷公園　<a href="http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/" target="_self">http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/</a><br />
</p>]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>カンザス州ローレンス市　有機農家訪問記　－合い言葉はローカル＆オーガニック！　</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2009/07/post-5.html" />
    <id>tag:soratsuchi.com,2009:/owada//2.29</id>

    <published>2009-07-19T09:11:07Z</published>
    <updated>2009-12-21T00:07:37Z</updated>

    <summary>◆　ＮＯ１サステナブルシティ、ポートランド 去年の春、オレゴン州のポートランドに...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>◆　<strong>ＮＯ１サステナブルシティ、ポートランド</strong></p>

<p>去年の春、オレゴン州のポートランドに行ったときのこと。ポートランドは2008年もアメリカで最もサステナブルな町としてランキングされました。このランキングは、サステインレーン社（※）が2005年から調査・発表している「USシティランキング」で、50の大都市をサステナビリティ指標で比較したもの。ランキングの項目は、都市計画、大気・水質、公共交通機関の利用、住宅の取得しやすさ、気候変動・エネルギー政策、地場農業など15項目からなっています。</p>

<p>※サステナブルシティランキング（英文）　<a href="http://www.sustainlane.com/us-city-rankings/" target="_blank">http://www.sustainlane.com/us-city-rankings/</a></p>

<p>実際に訪問してみると、アメリカの他の都市のイメージと異なり、市内に路面電車（しかも無料）が縦横に走るなど公共交通機関が充実しています。自転車専用道路やバスにも自転車を載せることができ、オフィスには自転車通勤者のためのシャワールームが完備されているところも少なくありません。そして市内に大学や公園など緑が多く、とても住みやすそうです。また、レストランや食品スーパーではオーガニック食品の品揃えが豊富です。</p>

<p><img alt="P1016740.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/P1016740.JPG" width="400" height="300" /><br />
市内を走る路面電車</p>

<p><img alt="university.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/university.JPG" width="400" height="300" /><br />
大学キャンパスもまちに融け込んでいる</p>

<p>行く先々のレストランで店員さんの説明も共通しています。料理やワインの説明に多く出てくる言葉が"オーガニック"と"ローカル"でした。</p>

<p>ナショナルチェーン店ではなく、地元の小売店や生産者の物を誇りに思うのが、ポートランドの人々の基本的な精神のようです。自然食品店と言えば全国的には「ホールフーズ」が有名ですが、ポートランドには「NEW SEASON'S MARKET」という自然食品店があります。10店舗だそうですが、地元の人に愛されています。<br />
ポートランドは"オーガニック"と"ローカル（地元産）"が合い言葉なんですね。　</p>

<p><img alt="NSM1.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/NSM1.JPG" width="400" height="300" /><br />
地元の食品スーパー。支持を集めている</p>

<p>※ポートランドレポート（2008年4月）　<a href="http://www.owadajunko.com/archives/2008/04/post_77.html" target="_blank">http://www.owadajunko.com/archives/2008/04/post_77.html</a></p>

<p><br />
◆　<strong>カンザス州ローレンス市もオーガニック＆ローカル</strong></p>

<p>それ以来、"ローカル＆オーガニック"というキーワードは、地域を元気にする上で欠かせないと思うようになったのです。そして、今年6月下旬に訪問した、アメリカのカンザス州ローレンス市もまた、"ローカル＆オーガニック"がキーワードでした。</p>

<p>カンザス州 はアメリカ合衆国の中西部の州で、グレートプレーンズ（大平原地帯）の中にあり、小麦の栽培や牧畜が盛んです。俗称「アメリカのパンかご」だそうで。カンザスは、「オズの魔法使い」で、主人公のドロシーの故郷として登場することでも知られていますね。 また、昔からカンザス州はアメリカにおける田舎の代名詞になっているそうで、確かにまちを少し離れると、広大なトウモロコシ、大豆畑と牧場が広がっています。</p>

<p><img alt="corn1.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/corn1.JPG" width="400" height="300" /><br />
延々と広がるトウモロコシ畑</p>

<p>シカゴ空港で乗り換え、カンザスシティ空港へ。今回の訪問先であるローレンス市は空港から車で１時間の人口９万人の小さなまちです。市内に３つの大学があり、州内で唯一リベラルなまちです。1970年代から、地域の食は地域で支えようと市民出資型の生協や、有機農業を広めていこうと「カンザス・ルーラル・センター」というNPOができて活動を続けてきました。ダウンタウンに商店街もしっかり残っています。</p>

<p><img alt="downtown.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/downtown.JPG" width="400" height="300" /><br />
ローレンス市の中心商店街。ナショナルブランドはＧＡＰ、スターバックスくらい</p>

<p>今回のツアーは「グローバル・パートナーシップ・フォー・ローカル・オーガニック・プログラム」という日米、埼玉県小川町と、カンザス州ローレンス市の有機農業者および有機農業を推進しようと取り組んでいる人々による交流プログラムです。日本からは、小川町で有機農業を38年続けて来た金子美登さんの妻の金子友子さん、有機農業家の岩崎民江さん、地域でミニコミ誌を発行している高橋優子さんやＩＦＯＡＭジャパンの方々など10名が参加しました。私はツアーを取材するという立場で特別に参加させていただきました。アメリカ側は「カンザス・ルーラル・センター」が、日本は「ＩＦＯＡＭジャパン」が主体となっています。</p>

<p>※グローバル・パートナーシップ・フォー・ローカル・オーガニック・プログラム<br />
<a href="http://www.gplof.org/us/" target="_blank">http://www.gplof.org/us/</a></p>

<p><br />
◆　<strong>有機農業にチャレンジする人々</strong></p>

<p>カンザス州は酪農や大規模農業が中心の州です。広大な遺伝子組み換えのトウモロコシや大豆の慣行農法の畑が広がる風景です。一方で、70年代から家族経営の有機農業も綿々と続けられてきた地域でした。今回訪問した農家は、そうした家族経営の農家が中心です。40代、50代で農業を始めている人も少なくありません。元弁護士、教師、会社役員だった人が、新規で有機農業をはじめたと言います。</p>

<p>その一人、40歳台とお見受けするステファニーさんは、以前は企業でマーケティングやマネジメントを経験され、４年前から農業を始めたパワフルな女性です。１haの畑で野菜と24羽の鶏を飼っています。今年の売上げは400万円位で、コストはスタッフの人件費など500万円かかっているので、今後はさらに野菜の種類を増やしたいと、意欲的です。</p>

<p>コミュニティカレッジ（JCCC:Johnson County Community College)の「サステナブル・アグリカルチャー・アントレプレナーシップ」コースを履修され農業を始めたそうです。このコースのカリキュラムを見てみると、サステナブルアグリカルチャーの実際（秋、春、夏編）や土壌・病害虫管理など農業技術だけでなく、起業へのイントロダクションとして、ビジネスプラン、食品産業でのコンプライアンス、安全性などの時間もありユニークです。このコースはJCCCと、カンザス州立大学園芸リサーチ＆普及センターと提携して運営されています。</p>

<p><img alt="0906stefany.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0906stefany.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /><br />
「今日タマネギを収穫したのよ」とステファニーさん</p>

<p>そのコミュニティカレッジのレストランで昼食を取りましたが、カンザス州立大学園芸リサーチ＆普及センターの農園で作られた有機農産物が料理に使われていました。レストランでも、地域のオーガニック野菜を活用するということですね。建物もすごく洗練されていて、料理といい、建物といい、コミュニティの文化度の高さを感じました。</p>

<p><img alt="lunch3.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/lunch3.JPG" width="400" height="300" /><br />
コミュニティカレッジのレストラン</p>

<p><img alt="baison.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/baison.JPG" width="300"  class="mt-image-none" style="" /><br />
メインはバッファローのステーキ</p>

<p><br />
◆　<strong>有機農家を支えるＣＳＡ、ファーマーズマーケット、生活協同組合</strong></p>

<p>こうした有機農家を支える仕組みがあります。ＣＳＡ、ファーマーズマーケット、生協などです。</p>

<p>ＣＳＡ（コミュニティ・サポーテッド・アグリカルチャー）は、地域の消費者が生産者と直接関係を持つ仕組みです。地域が支える農業とでもいいましょうか。ＣＳAは、日本の"提携"（「霜里農場」金子さんらが行っている消費者との直接取引）に端を発したもので、今では全米に広がっています。消費者は週に一度決まった場所に野菜を取りに来ます。「ローカルバーガー」という地元の野菜・肉を使ったハンバーガーショップがあり、そこも野菜を配る拠点となっています。</p>

<p><img alt="csa2.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/csa2.JPG" width="400" height="300" /><br />
消費者が週に一回野菜を取りに来る</p>

<p>ファーマーズマーケットは、ローレンスのダウンタウンにある駐車場で毎週日曜の朝に開かれています。80の生産者が出店し、約2000人の地域の住民が買い物に来ます。暮らしに根付いている取組みです。</p>

<p><img alt="fm1.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/fm1.JPG" width="400" height="300" /><br />
朝早くから大勢の人で賑わう</p>

<p><img alt="fm5.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/fm5.JPG" width="400" height="300" /><br />
消費者と生産者の出会い＆対話の場でもある</p>

<p>日本からのグループは、地元の素材を使ってちらし寿司や野菜の白和えのデモンストレーションを行いましたが、大勢の方が試食され「レシピーを教えて下さい」と人気でした。</p>

<p><img alt="farmaersmarket.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/farmaersmarket.JPG" width="400" height="300" /><br />
プロジェクトの概要を説明するダンさん</p>

<p><img alt="deonsutration.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/deonsutration.JPG" width="400" height="300" /><br />
デモンストレーション。ちらし寿司、白和え、きんぴらなど<br />
指導は「自由の森学園」で給食の責任者をしている栄養士の泥谷（ひじや）千代子さん<br />
同校の給食にも小川町の有機野菜が使われている</p>

<p><br />
食品小売り店では、「ＭＥＲＣ」がとってもユニークでした。1974年に設立され、年会費75ドルの会員制生活協同組合です。売上げは約10億円、会員数は4700人、客数は週に9000人だそうです。<br />
そのミッションは、個人やコミュニティ、環境の健康を促進するためにコミュニティオーナーシップを促進することとあります。つまり、このお店はコミュニティを支えるという強い当事者意識を持ち、それによって、個人や地域、環境の健康が促進されるということです。まさに、ロハス（ＬＯＨＡＳ）のコンセプトが実践されている好事例ですね。</p>

<p>また、ＭＥＲＣは、ローレンスで唯一の認証を受けたオーガニック小売店です。店頭の野菜には生産者ごとに何マイル離れているかも表示されているのには驚きました。<br />
かつてワイルドオーツ（数年前にホールフーズに買収されました）が市内に進出しましたが、ローカルを大事にしようと会員や売上げが増え、ワイルドオーツは撤退したそうです。地域住民がいかにローカル（地域）を大切にしているかを語るエピソードですね。</p>

<p><img alt="merc.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/merc.JPG" width="400" height="300" /><br />
ローカルな農産物を積極的に扱うコープ「MERC」。町一番の人気店だ</p>

<p><img alt="merc3.JPG" src="http://www.owadajunko.com/archives/merc3.JPG" width="400" height="300" /><br />
50キロメ－トル圏内の生産者の農産物を扱う。商品POPにマイル表示も</p>

<p><img alt="0906MERC.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0906MERC.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /><br />
組合員の声を掲示。イラストが温かい</p>

<p><img alt="0906MERC2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/0906MERC2.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /><br />
1974年に入会のローリーさん。「最も思い出に残っているのは、ワイルドオーツが町を離れることになったことね。」</p>

<p><br />
一般的にはあまり知られていない埼玉県小川町とカンザス州ローレンス市ですが、いずれも有機農業者が地域の人々の健康や土壌の健康にこだわり、小売店や大学、社会企業家などと連携し、地域にこだわり、地域を元気にしていこうという取組みは、大いに他の地域の参考になるものだと思いました。</p>

<p><br />
※小川町、霜里農場　紹介レポート<br />
　<a href="http://www.owadajunko.com/archives/2009/02/post_97.html" target="_blank">http://www.owadajunko.com/archives/2009/02/post_97.html</a></p>

<p>※霜里農場ＷＥＢサイト　<a href="http://www.shimosato-farm.com/" target="_blank">http://www.shimosato-farm.com/</a><br />
埼玉県小川町の霜里農場では隔月で見学会を行っています。次回は９月12日（土）です。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>オーガニックコットンの種を蒔く</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2009/06/post-4.html" />
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    <published>2009-06-25T05:10:58Z</published>
    <updated>2009-08-19T00:03:27Z</updated>

    <summary>空土ブログ「種を蒔く人々」では、野菜やお米など食べる農産物についてレポートしてき...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>空土ブログ「種を蒔く人々」では、野菜やお米など食べる農産物についてレポートしてきましたが、洋服も、元々は綿や麻、絹など農産物由来だったということに気がつきました。</p>

<p>最近"ファストファッション"が話題ですが、私としては？？？と思います。<br />
かつてイタリアでファストフードに対してスローフードが提唱されたように、使い捨てを助長するようなファストファッションは時代に逆行していると思うのですが、いかがでしょうか？</p>

<p>洋服ですが、まず、素材。石油に依らない綿、シルク、トウモロコシ、竹などから作られた繊維がありますね。また、綿にはオーガニックコットンというものがあります。通常、綿花はかなりの農薬を使用します。地球上の耕地面積の 約2.5％にすぎないコットン畑に、全世界で使われている殺虫剤の約16％、 農薬全体の約10％が使用されているというデータもあります。また、働く人の健康や環境の汚染は甚大だと指摘されています。</p>

<p>そして、オーガニックコットンにも農産物と同じように、認証制度があります。国内ではNPO法人日本オーガニックコットン協会では、オーガニックコットン100％使用を「ORGANIC Pure」、60％以上使用を「ORGANIC Basic」と表記し、マークを商品に付けています。</p>

<p>このオーガニックコットン、原料はアメリカやインドから輸入されているのですが、国内でも作ろうと、オーガニックコットンメーカーの「アバンティ」では今年から長野県小諸市内の畑で、信州大学繊維学部の協力を得て有機綿花づくりを始めたそうです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="watage.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/watage.jpg" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
オーガニックコットンの綿</p>

<p>※オーガニックを着よう　<a href="http://www.wear-organic.org/whats_oc/index.html" target="_blank">http://www.wear-organic.org/whats_oc/index.html</a></p>

<p>※日本オーガニックコットン協会　<a href="http://www.joca.gr.jp/" target="_blank">http://www.joca.gr.jp/</a></p>

<p><br />
◆<strong>陽のあたる坂のまち小諸</strong></p>

<p>小諸市は、「詩情豊かな高原の城下町」と言われ、古くから浅間山の登山口として、また、文豪「島崎藤村」ゆかりの地として知られています。小諸城址懐古園をはじめ、上信越高原国立公園の一部、高峰高原を擁するなど四季を通じて観光客が訪れます。標高が千曲川（520m）から浅間山（2,568m）にまで広がり、年間降雨量が少なく、日照時間が長いことから「陽のあたる坂のまち小諸」をキャッチフレーズにしています。<br />
　<br />
2000年にはISO14001取得するなど、これまでも環境対応には熱心でした。2006年から「こもロハス」と称してロハス関連の取り組みを開始し、地産地消、食育、長期滞在型観光、グリーンツーリズム、健康づくりなどに取り組んでいます。</p>

<p>※三年前、ロハス政策を進める芹澤市長とお目にかかりました。<br />
<a href="http://www.owadajunko.com/archives/2006/09/lohas_16.html" target="_blank">http://www.owadajunko.com/archives/2006/09/lohas_16.html</a></p>

<p><br />
◆<strong>オーガニックコットンを植える</strong>　</p>

<p>アバンティは、二年後に、小諸市に本社を移転する計画ですが、それに先立ち、信州大学繊維学部、小諸市農業関係者の協力のもと、今年から国内でのオーガニックコットンの栽培事業を始めました。</p>

<p>タオルやTシャツなど、コットンは私達の生活に欠かせません。にもかかわらず、国内で綿の栽培は殆ど行われていません。そこで、まずコットン製品の原料である綿の栽培を体験できる場所を作ることにたといいます。</p>

<p>2009年３月に実施された関東ツーリズム大学の「田舎で働き隊」では、小諸キャンパスとして、信州大学で綿花の生産・管理作業を通した農業スキルの習得や、小諸の農業関係者との交流や、農業研修などが行われました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="tane.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/tane.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
綿花の種</p>

<p>種蒔きスケジュールには合わなかったのですが（お天気の都合で農作業の日程は決まります。都会から土日に行きたいと思う私たちのスケジュールとは必ずしも合いませんね。）私も５月中旬に小諸キャンパスを訪問し、綿花畑の草取りや、地域の梅林の剪定作業に参加してきました。信州大学の先生の指導の下、アバンティの渡邊社長や社員の方々、現地スタッフの高橋雅子さんらとご一緒しました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="wata2.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/wata2.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
綿花畑の草取り</p>

<p><br />
◆<strong>フェアトレードの視点も重要</strong></p>

<p>服の原料の次に、製造工程について考えてみましょう。服は途上国の工場で作られていることが多いわけですが、子供たちが働かされていることもあったりするわけです。そうではなく、社会的・経済的に立場の弱い人びとに、仕事の機会をつくり、公正な対価を支払い、彼らが自らの力で暮らしを向上させる支援のしくみ、それが "フェアトレード"です。日本では、フェアトレードショップ「ピープルツリー」で知られるフェアトレードカンパニーが、1995年からこの問題に取り組み、フェアトレードを国内で広めてきましたね。</p>

<p>海外ブランドでもアメリカ発のアウトドアウエアのパタゴニアや、ロンドンのキャサリン・ハムレットなどグリーン・ファッションブランドもあります。</p>

<p>服も価格や流行だけで選びたくないし、自分が着ている服が誰かの犠牲の上に作られているとしたら、そんな悲しいことはないと思うのですが・・・</p>

<p><br />
なお、小諸では、引き続きいろいろな活動を行っていくそうです。コットンの花ってどんな色なのかしら？　コットンはどうやって糸になるのかしら？など興味をお持ちになった方はぜひご連絡下さい。一緒に小諸に行きましょう。</p>

<p>※フェアトレード基準　<a href="http://www.peopletree.co.jp/fairtrade/standard.html" target="_blank">http://www.peopletree.co.jp/fairtrade/standard.html</a></p>

<p>※スタジオヨギーとアバンティによる「ヨガ＆オーガニックコットン@小諸ツアー」（2009年8/29～30)が開かれます！<br />
　　綿の世話、野菜の収穫、地元料理、トマトジュースづくりなど体験すると共にヨガを楽しむツアーです。<br />
　　<a href="http://www.studio-yoggy.com/special/osc/o2060ngn0829.html">http://www.studio-yoggy.com/special/osc/o2060ngn0829.html</a></p>

<p></p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>生物多様性を重視した、1000ヘクタールの自然共生農場づくり（長野県飯島町）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2009/05/npo.html" />
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    <published>2009-05-12T08:41:09Z</published>
    <updated>2009-05-12T09:11:00Z</updated>

    <summary>NPOえがおつなげてが事務局を務める「関東ツーリズム大学」は一都10県をエリアと...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>NPOえがおつなげてが事務局を務める「関東ツーリズム大学」は一都10県をエリアとして、農山村で農林業の体験・交流活動を展開しています。今年３月には農水省の「田舎で働き隊」を、８拠点で実施し、90人を受け入れました。</p>

<p>※<a href="http://tourism-univ.net/" target="_blank">関東ツーリズム大学「田舎で働き隊」　</a></p>

<p>その拠点の一つが<strong>生物多様性を重視した</strong>、1000ヘクタールの自然共生農場づくりを学ぶ長野県飯島町キャンパスです。拠点のマネジメントコーディネーターは日本獣医生命科学大学　名誉教授の松木洋一先生です。松木先生が現地にかかわるようになったのは、20年以上も前のことだそうです。当時の伊南農協（1996（平成8）年に合併して上伊那農協となる）は、新しい農業のあり方を常に模索し実践している積極的な農協で、松木先生は農協や町の職員の方達と共に様々な取組みを積み重ね、その集大成が「飯島町1000ヘクタール自然共生農場基本計画」としてまとまりました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="iijima0.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/iijima0.jpg" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
アルプスに囲まれた田園地帯（松木洋一先生撮影）</p>

<p><br />
◆<strong>二つのアルプスの間に広がる田園地帯　</strong>　</p>

<p>飯島町は長野県の南部、伊那谷のほぼ中央に位置し、西に中央アルプス南駒ケ岳を仰ぎ、東には仙丈岳を中心に南アルプス連山を遠望する人口約1万1千人の田園地域です。飯島町へは中央自動車道、JR飯田線などで東京から約3時間、名古屋からは２時間ほど。江戸時代には、幕府の直轄領（天領）を支配する拠点陣屋（延宝五年1677設置）が置かれ、信濃の国や伊那県の政治上重要な役割を果たしていた歴史のあるまちです。</p>

<p>現在は、町全域の農地１０００ヘクタールすべてを自然共生農場とする壮大な計画のもとに、生物多様性農村社会の実現にむけて取組みを進めています。昭和30年代の、化学農薬があまり使用されていなかった時代の多様な生物生態系の復活を目指しています。　全域でぼかし肥料（有機肥料を微生物によって醗酵（ボカし）たもの）を積極的に使用し、土の力を再生させ、農薬や化学肥料を半減させる農法に取り組んでいます。</p>

<p>"自然共生農場"とは、土の力を活かし、地域の自然環境や多様な生物の生態系を保全し共生する農業、農村づくりを推進する取組みのこと。そして、"<strong>農業者は自然の保護者</strong>"であるという理念でこの計画は作られています。</p>

<p>「飯島町1000ヘクタール自然共生農場基本計画」の５つの主要方策は以下の通りです。<br />
　１．自然・生態系を守り生かす共生農業への取組み<br />
　２．環境にやさしい農業の推進<br />
　３．生物多様性の復元<br />
　４．高い自然環境の価値を付加した農産物生産・流通の拡大<br />
　５．グリーンツーリズムなど新たな農業サービス事業の推進</p>

<p>※<a href="http://www.iijima-einou.jp/1000a/1000a.html" target="_blank">飯島町営農センター</a></p>

<p>※参考資料：「飯島町1000ヘクタール自然共生農場基本計画書」（2007年３月　飯島町営農センター）</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="iijima4.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/iijima4.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
近くの川。雪解けの水は冷たい</p>

<p><br />
◆<strong>全農地をＧＩＳで管理</strong></p>

<p>飯島町の農業を経営面からみると、1986（昭和61）年から全農家が参加する飯島町営農センターを核として地域複合営農に取り組んでいます。1989（平成元）年には、旧伊南農協（1996（平成8）年に合併して上伊那農協となる）が保有合理化法人となり農用地利用調整による地域農業振興政策を推進。1993（平成5）年に、農地の流動化の推進と中核的農業者に農地集積をはかることを目的とした農用地利用調整ＧＩＳ（地理情報システムGeographic Information System）が導入され、現在まで活用されています。町の農地全体を４つの法人で運営しようという試みです。</p>

<p>こうした取組みが評価され、2002年には第31回日本農業賞（集団組織の部）大賞を受賞しています。なお、日本農業賞はＪＡ全中、ＪＡ都道府県中央会とＮＨＫが主催し、1971年（昭和46年）から実施されています。日本農業の確立をめざし、意欲的に経営や技術の改革と発展にとりくみ、地域社会の発展に貢献している農業者と営農集団を表彰しています。</p>

<p><br />
◆<strong>アグリネイチャーいいじま</strong></p>

<p>また、地域の自然資源を活用したグリーンツーリズムや、農商工連携事業、都市農山村交流事業などの受け皿として、地元住民と東京の専門家により「有限会社アグリネイチャーいいじま」が2002年に設立されました。同社は標高800mの地域にあり、３haの敷地内には水田、畑、果樹園、ビオトープ、馬の放牧場、宿泊施設、研修施設があります。農業体験や生き物観察、郷土料理づくりといったプログラム以外にも、乗馬も楽しむことの出来る施設です。毎年首都圏から小学生、高校生、大学生などが農業体験研修や生きもの調査に訪れます。</p>

<p>先日（5/1～2)、日本獣医生命科学大学の「人間動物関係論実習」の研修合宿に参加させていただきました。見学、体験、講座、ワークショップなどからなる二泊三日のプログラムでした。約40名の学生が参加し、野生動物の生態調査、牧場・聴導犬施設見学、乗馬など、人と動物の関係について多面的に学ぶ、とても質の高い内容のものでした。同大学の永松美希先生や時田昇臣先生など大学の先生方が企画し、信州大学の先生や、地元の専門家の方々の協力を得て実施されています。私は２日目のプログラムを見学させていただきました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="tameike.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/tameike.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
敷地内の溜池の周囲には何種類もの桜が</p>

<p><br />
◆<strong>ハッチョウトンボが飛び回るビオトープ</strong></p>

<p>敷地内にはビオトープや水路などがありますが、一部の水路はコンクリートのU字溝を撤去し、昔ながらの小川の姿に戻っている部分もあります。小川にはセリが生え、せせらぎがとっても心地よいものです。そして敷地内のビオトープでは、この時期でも「細身越年トンボ」という年を越すトンボの姿が見られました。ちなみにこのトンボ、冬の間は林の中で、茶色になって越冬し、春になると里に下りてきて水色に変わるんだそうです。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="uma&amp;ogawa.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/images/uma%26ogawa.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
小川と馬</p>

<p><br />
トンボといえば、ここのシンボルのトンボは「ハッチョウトンボ」だそうです。一円玉大の赤い小さなトンボです。日本列島では青森県から鹿児島県まで全土に点々と分布していましたが、幼虫の育つ、浸み出し水による浅いミズゴケ湿原が破壊されることによって著しく減少してしまいました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="img_hacho.jpg" src="http://soratsuchi.com/owada/images/img_hacho.jpg" width="270" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
ハッチョウトンボ（アグリネイチャースチュワード協会提供）</p>

<p>こうした自然・生態系を守り生かす、<strong>自然の保護者としての新しい農業者</strong>を育成するために「<strong>アグリネイチャービジネススクール</strong>」も開かれています。7月10～12日、二泊三日の集中講座があるので受講してみようと考えています。地元農業者との意見交換会や、「ビオトープ建設実習」「自然共生農業ブランドの開発」「水田・里山の生き物調査実習」など、講義と実習があります。農業によって作られた二次的な自然かもしれませんが、生物多様性が豊かな自然の保護者になってみませんか？</p>

<p>※<a href="http://www.agrinature.jp/about/index.html#agri" target="_blank">アグリネイチャースチュワード協会</a>　</p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>「なるべく、国産の有機野菜食べるようにしていますか？」（「イー・ウーマン」働く人の円卓会議から）</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://soratsuchi.com/owada/2009/04/post-3.html" />
    <id>tag:soratsuchi.com,2009:/owada//2.8</id>

    <published>2009-04-19T13:21:08Z</published>
    <updated>2009-04-19T22:40:14Z</updated>

    <summary>今月13日～17日までの５日間、佐々木かをりさんが主宰されている「イー・ウーマン...</summary>
    <author>
        <name>大和田順子</name>
        
    </author>
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://soratsuchi.com/owada/">
        <![CDATA[<p>今月13日～17日までの５日間、佐々木かをりさんが主宰されている「イー・ウーマン」というＷＥＢサイトのメインコンテンツ「働く人の円卓会議」ソサイエティ部門で議長を務めました。面白い仕組みで、また今回のテーマには多くの意見が寄せられましたので、その概要をご紹介しましょう。</p>

<p>円卓会議には６つの部門があって、毎週６人の議長が発題し、その質問にYes、Noを投じると共に意見を投稿するという仕組みです。投票数と意見の投稿数で順位も出るので、やはり皆さんの関心の高いテーマを選ぶと共に質問力や、議論の展開力が求められます。投稿される意見も質が高く、アイディアも豊富で、大変参考になります。</p>

<p>また、期間中は毎日夕方６時に投稿されたものから選ばれた10の意見が編集部から送られてきて、それらを織り込みながら翌朝９時までに原稿を編集部に送るというものです。私も今回が三回目でしたが、ようやくコツがつかめてきた感じですが、その一週間はますます早起きになって、日の出と共に（笑）原稿をまとめています。また、ソサイエティ部門はボランティアとか、環境問題など社会的活動をテーマにするので、比較的地味で、順位は４～６位が多いように思います。ちなみに他の部門には、キャリア、時事、マネーなどがあります。</p>

<p>今回の私が取り上げたテーマは「なるべく国産の有機野菜を食べていますか？」でした。昨年から有機農業普及啓発会議の委員を務めることになり、私自身このテーマに大いに関心を寄せ、各地の有機農家を訪ね歩いているところです。</p>

<p>※ゆうきひろがるキャンペーン　<a href="http://www.yuki-hirogaru.net/index.html" target="_self">http://www.yuki-hirogaru.net/index.html</a></p>

<p>このテーマへの読者の皆さんの関心は高く、初日から１位でスタートし、三日目で３位になりましたが、最終日には再び１位になりまいた。Yes371票（71％）、No165票（29％）、合計で536人の方がご参加くださったことになります。ソサイエティ部門でも、テーマの切り方と、展開の仕方では皆さんの関心や意見を大いに引き出すことができる！と実感した一週間でした。</p>

<p><br />
◆<strong>このテーマを議論したいと思った私の問題意識</strong>（初日の掲載文から）</p>

<p>「昨年は、世界的な食料不足や、国内でも汚染米問題や餃子事件などがあり、私もすっかり国産の、できれば生産者の顔の見える安心で美味しい農産物を食べたいとますます思うようになりました。また、秋以降の経済恐慌で、これからは農業だ、とか、半農半Xの暮らし方をしたいという人も増えて、今年に入って経済誌からライフスタイル誌まで農業や、野菜作り、農的暮らしの特集が目につくようになりましたね。</p>

<p>スーパーに行くと、地元の野菜コーナーとか、有機農産物のコーナーなどをよくみかけるようになりましたし、各地の直売所も地元の新鮮野菜を求める人で賑わっています。私は、国産や地元産の中でも、できる限り有機や無農薬・無化学肥料で栽培された野菜やお米を選ぶようにしています。でも、驚いたことに、この有機農産物、日本では生産量の１％にも満たないそうですよ。しかも、ようやく2006年12月に「有機農業の推進に関する法律」が可決し、昨年から普及啓発や各地でのモデル事業が始まったところだと聞きました。</p>

<p>食べる人、作る人、そして生きものや土壌の健康にも良い"有機農産物"ですが、あなたはなるべく国産の有機（無農薬・無化学肥料）野菜を食べるようにしていますか？そして、その理由もお聞かせいただけますか。」</p>

<p>この投げかけに対し、「YES」の方からは、「健康のために」「生産者のために」「未来のために」というご意見が多数寄せられました。また、「NO」の方からは「値段が高い」、「有機ってなに？」というご意見も。</p>

<p><br />
◆<strong>有機農産物を増やす方法</strong></p>

<p>そして、三日目には「どうすれば、有機農産物をもっと増やすことができますか？」と投げかけたところ、多くのアイディアをいただきました。ご意見に対する私のコメントは以下のようなものでした。</p>

<p>・「生協が良い」<br />
最近は有機農産物を中心に扱う通販型の生協も各地にあるので、お住いの地域でも探してみて下さい。</p>

<p>・「一般のスーパーで、もう少し価格を抑えた有機野菜が購入できるようになるとよい。」、「流通の中間搾取をしない、農家にきちんと収益が渡り、消費者に適正価格で販売される市場を作ること」<br />
確かに有機だから高く売れるとか、高く売っているという小売店などもあると私も思います。促進するには小売業者が利益を減らしてでも他の野菜と同等の価格にしますというようなスーパーがあったら応援したいですね。</p>

<p>・「農家に対する助成金を引き上げる」<br />
ＥＵ諸国では有機農家に助成金が出ています。日本でもいずれそうなる日が来ると思っています。</p>

<p>・「小学校などで野菜作りの強化拡大をする」<br />
環境教育の観点も重要です。愛媛県の今治市では地域を挙げて有機農産物の促進に取り組んでいますが、学校給食にも地元の有機野菜を活用していると聞いています。また、昨年から全国で小学校５年生を対象とした農村体験も始まっています。</p>

<p>・「有機野菜を自給する」<br />
"国産の有機農産物を食べる"ということは、必ずしも農家や小売店、宅配会社から購入するに限りません。自分で作るのという方法がありますね。庭先、ベランダ、あるいは農園を借りてなど。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="wagayanoyasai.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/2009/04/20/wagayanoyasai.JPG" width="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
私が借りている２坪畑でもこんな野菜ができます</p>

<p><br />
◆<strong>食糧自給率を何とかしたいし、豊かな自然を残したいから</strong>（最終日のまとめから）</p>

<p>「私が有機農業に関心を持っている理由は二つあります。一つは、有機農業推進法にもうたわれている生物多様性です。その農法が多様な生物の棲息につながり、豊かな自然や、里山のある景観が維持されることにつながるからです。有機の里づくりに取組みコウノトリやトキを再び自然に蘇られせた話や、蛍が飛び交う田んぼの水は甘いとか・・・</p>

<p>そして、もう一つは、"提携"といわれている生産者と消費者の関係性にあります。二日目にご紹介した埼玉県小川町で有機農業を38年行っている「霜里農場」の金子さんのところは、約40世帯の消費者と"提携"し、お米や野菜、卵を届けつづけています。親戚づきあい以上の関係だといいます。</p>

<p>この"提携"という1970年代に生まれた日本発の消費者が生産者を支える仕組みは、世界40カ国に広がり、現在アメリカではＣＳＡ（コミュニティ・サポーテッド・アグリカルチャー）という呼称で知られるようになり、最近逆輸入されて雑誌などで時々みかけるようになりました。</p>

<p>　　　　―中略―</p>

<p>そして何より、今後のことを考えると、やはり国産です。日本の食糧自給率の低さは、気になっていると思いますが40％です。60％を輸入に頼っているわけです。先進国の中でも最も低く、昨年のように石油価格が上がり、トウモロコシはエタノールに使われ、さらに気候変動が進んで極端な気候が増えることで農産物の生産が打撃を受けアメリカから輸入できなくなったら、また人口増加で中国から農産物が輸入できなくなったら・・・。これが私の危機意識です。日本のフード・セキュリティ（食糧安全保障）です。なので、国産の、できれば地元産で、（かつ有機が好ましい）のものをもっと増やす、その為には消費者が意識を持って、そういうものを買うようにすることが鍵だと思うのです。」</p>

<p>※最終日　<a href="http://www.ewoman.co.jp/report_db/id/2702/dow/5/" target="_self">http://www.ewoman.co.jp/report_db/id/2702/dow/5/</a></p>

<p>ちなみに昨年は11月に「<a href="http://www.ewoman.co.jp/report_db/id/2586/dow/5" target="_self">二地域居住したいですか</a>？」をテーマにしました。この時は、Yes274票（51％）、　No266票（49％）ということで、二地域居住したい人と、したくない人がほぼ半々でした。その際には、二地域居住の入り口になる都市農山村交流活動として「ＮＰＯえがおつなげて」の取組みもご紹介しました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="aodaizu0809.JPG" src="http://soratsuchi.com/owada/2009/04/20/aodaizu0809.JPG" width="400" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
えがおファームの青大豆畑</p>]]>
        
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