- 2011年1月のアーカイブ

御門のお米のお話

みなさん、こんにちは。
今回は、お米の品種や性格についてのお話です。

御門朝.jpg
朝の空土の田んぼです。まだ陽が当たる前、とても寒いです!
(2011年1月18日 午前9時頃撮影)

ではまず、御門集落にある空土の田んぼではどのような品種を
植えてきたかご紹介します。
2009年度は、うるち米のコシヒカリを植えました
2010年度は、うるち米のあきたこまち、もち米のひめのもち、
酒米のひとごこちをお田植えしてもらいました。

2010年度は、空と土プロジェクトに参加していただいた皆さんが、
開墾を頑張ったお陰で田んぼの面積が増え、もち米や酒米をお田植え
することができました。
もち米は11月の収穫祭のお餅つきに、酒米は今、お酒になるべく加工
されています。
ここでは普段、私たちが毎日食べるうるち米のお話をしたいと思います。
 
2009年度は:"コシヒカリ"で2010年度は"あきたこまち"でした。
空土の田んぼがある北杜市増富地域御門集落は標高が約900メートルを超える、
非常に冷涼な地域です。
(ちなみに空土ファームがある黒森集落は約1100メートルです!寒い!!)
平野部に比べ気温が低く、栽培期間が限られるなどの条件が出できます。
その土地の条件にあった栽培作物を作付することが、「適地適作」と言って
望ましいのです。

この両品種とも栽培作物として適していますが、違いを簡単に説明します。
コシヒカリ
・ あきたこまちよりも晩稲(おくて:成熟が遅い)品種
・ 収穫量があきたこまちに比べ高い
あきたこまち
・ コシヒカリよりも早稲(わせ:成熟が早い)品種
・ 収穫量はコシヒカリに比べ低い

単純に見ると、成熟が遅く収穫量が多いコシヒカリの方がいいと思いますが、
冷夏になった場合、生育が悪く収量が格段に低くなる可能性が高いのです。
2009年度の稲の生育期、増富地区は雨が多くなかなか思うように稲が生育
しませんでした。
それを受けて2010年度は、コシヒカリよりも成熟が早い早稲品種の
あきたこまちを空土の田んぼでお田植えしていただきました。

御門米 籾.jpg
籾で保管している、2010年度産空土米(あきたこまち)。

結果、大変な猛暑となりましたが天気読みは本当に難しいのです。
2011年度も、稲作に限らずお天道様とのにらめっこの日々に
なりそうです。
2011年度空土田んぼのお米の品種は何になるか楽しみにしていてください!


以上、農場スタッフからお米についてのレポートでした。

スイートコーン


空土ファームでは今年もスイートコーンを作付けし、この夏よく実ったスイートコーンが収穫できました。
そのスイートコーンですが、度々ツアー参加者から
「これゴールドラッシュ?甘々娘?」
などと品種を聞かれることがあります。
空土ファームでは「キャンベラ」と呼ばれる品種のスイートコーンを作っています。


5月に種を播いたスイートコーンは成長し、7月には雄花と雌花が出てきます。

IMG_3917.JPG
これが雄花。花粉がたくさん付いています。
花粉といってもスギ花粉ではないのでご安心を。


その後、花粉が雌花に付いて受粉します。
何によって受粉が行われるかというと


「風」です。


スイートコーンは風の力によって花粉が落ち
雌花に付いて受粉します。
ですので、風媒花(ふうばいか)に分類されます。

ハチが飛び回ることで受粉が行われるものは
虫媒花(ちゅうばいか)に分類されます。

その後、背丈もグングン伸び、8月初旬には収穫を迎えます。
DSC_0014.JPG


DSC_0010.JPG
無事収穫をむかえるには、いくつか必要な作業があります。


とうもろこしは種を播いて50日くらい経つと、1株に2~3つ実がつきます。そのままにしていても実はつくのですが、大きな実をつけさせるためには1つを残して、のこりは取り除いてしまいます。これを「芽かき」といいます。

「芽かき」の作業をしている時も、
「うーん、もったいない!」と思う時があるのですが、
実を1つだけ残すことで栄養が全て残った実に集まるようになります。
もぎ取ったものはそのまま捨てるのではなく、ヤングコーンといわれ、食べることができます。お店に行くとよく中華丼の中にも黄色い細長い物を見かけますね!

ヤングコーンができる7月頃は、雑草も勢いよく伸びてくるので、畦間の草刈りにも追われます。

種を播いて、85日~90日すると収穫時期を迎えます。
見た目はどれも収穫できそうに見えるのですが、収穫適期のものには見分け方があります。
①ヒゲが茶色く枯れているもの
②触ってみて先の方まで粒が入っていて、ガッシリしているもの


DSC_0160.JPG
こういうものは食べごろで、実がたくさんついていておいしいです。


収穫の仕方は左手で茎を押さえ、右手で実を持って下方向にもぎ取ります。
もぎ取ったスイートコーンは皮をむいて、そのまま生でも食べられます。空土ファームは標高が高いところで作っているため、とてもみずみずしく甘味があります。

P1010001.jpg
皮をむくとこのようにおいしそうな実が。
畑でそのままかじりついて、おいしいのは夏まっさかりの9月の初旬までです。


ただし、もぎ取った物は全てきれいなスイートコーンとも限りません。
有機・無農薬で作っているので、横に穴が空いていたり、ヒゲがなくなっている物はそこから虫が入って食べられている可能性があります。

外見は立派できれいなのに、皮をだんだんむいていくと
「くやしー」と声が出てしまうように
スイートコーンの頭をかじられているものがあります。
有機・無農薬に虫はつきものです。

虫にはかじられても、大きく成長してくれたスイートコーンを見て夏を迎えたことを感じます。
収穫後スイートコーンの畑を片付けると、いよいよ秋の匂いを感じます。
1年に1回しかできないスイートコーンの季節もあっという間に過ぎました。
また、来年も楽しみにしていてください。

以上、スイートコーンのご報告でした。

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