2010年12月28日
酒米:仕込!
みなさんこんにちは
ついに酒の仕込が始まりましたので、
ご報告します。
・・・ちょっとその前に・・・
酒づくりの複雑な工程の話を少し。
ウィキペディアにお任せしてもいいのですが、、、。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%B5%E4%BB%95%E8%BE%BC%E3%81%BF
お酒を仕込む過程のなかで、酒母を含めて4回に分割して仕込んでいきます。
(1)酒母(しゅぼ)、「もと;「酉」(とり)偏に元 と書く」とも言います。)
(2)添仕込(そえじこみ)
(3)仲仕込(なかじこみ)
(4)留仕込(とめじこみ)
各仕込の中では、
ア)麹菌を種付けした『麹米(こうじまい)』 に、
イ)一緒に仕込む『掛米(かけまい)』
をあわせて酒母の入ったタンクに仕込んでいきます。
なので、計8回にわたって、
『洗米』(せんまい;米を洗うこと)、『浸漬』、『蒸し』を
繰り返すことになります。
また、各『麹米』については
それぞれ別々に麹菌を付けていきます。
ちなみに、今回醸造していただくお酒は、
酒母にはじまり、留仕込の掛米まで、
すべて空土プロジェクトで生産されたお米を使用します。
(蔵人の皆さん、ありがとうございます)
・・・・・
さて、これから仕込みの様子をお伝えするわけですが、
ベッタリ張り付いて取材したかったのですが、そうも出来ず。。。
各工程をお知らせするため、空土のお酒の写真ではないものも含まれますが、
ご勘弁ください。
では、さっそく最初の工程『洗米』から。
酒母は麹米・掛米とも、手洗いでの洗米です。
いつもの汚い手で恐縮ですが、
こんなに小さく精米された酒米が洗米されます。
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冷たい井戸水の中で一気に洗われ、
素早い手の動きにカメラがピンボケしまくりです(笑)。
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ものの30秒ほどで完了。
そして張り詰めた空気の中、『浸漬』開始。
萬屋さんでの今年始めての『ひとごこち』だったことや、
杜氏にとって、これまで取り扱い経験のない
生産者(我々、空土プロジェクト)の米であったことから、
様子を見ながらの作業となりました。
杜氏がストップウォッチを押すのと同時に、
水の入った桶に洗われた米が浸されます。
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少しずつ水を吸って、米が白くなってきているのがわかりますか?
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(色調の違いは、カメラワークがヘタクソだからです。。。)
終わりの時間が決まり、一気に脱水。
大きく水を切った後、ざるを通して床に伝わる水の模様を見ながら、
吸水量を見ています。
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ちょっと水分量が多かったようで、今晩は製麹室(せいぎくしつ と読むらしい)で
ひとやすみさせることとなりました。
ここでの吸水度合いを見ながら、今後の浸漬時間を決定するということで、
緊迫した空気が流れていました。
翌朝、直径1.5mはあろうかという大きな蒸し釜で、1時間ほど蒸され、
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麹米が仕込まれました。(すみません。取材できませんでした。。)
添仕込からは、蒸し米は冷却器で冷却・ほぐされて麹菌をつけたり、
そのまま仕込タンクに仕込まれたり。
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スミマセン。この写真は別のお酒のものです。
緑の缶の中に種麹が入っており、青海苔を振りかけるように
パラパラ振りまき、攪拌しながらホースで空気とともに吸い込まれ、
製麹室に送られていきます。
ちなみにこの冷却機は、なんと昭和35年製だそうです。
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このタンクの中で、米・麹・水が、お酒に変わります。
ちなみに、
添仕込の掛米からは機械により洗米しました。
1階の精米室脇にある洗米機で、シャフトで攪拌されながら洗米、
そのままポンプの水流に乗って2階まで運ばれます。
水揚げ後、杜氏の決めた浸漬時間まで浸漬。
今回の仕込では、それぞれ以下のような指示がされていたようです。
酒母(麹):10Kg、12分30秒
酒母(掛):20Kg、すみません。わかりませんでした。
添(麹): 35Kg、8分30秒
添(掛): 95Kg、5分
仲(麹): 40Kg、8分
仲(掛):200Kg、4分30秒
留(麹): 65Kg、7分50秒
留(掛):285Kg、4分
終盤になるにつれて、吸水を減らすそうですが
杜氏の経験により、「そこらのサジ加減」がされていきます。
指示伝票では掛米のことを、『実(み)』と表現していました。
『麹』と『実』のセットなんですね。
・・・ちょっと脱線・・・
ところで、上で各米の重量を足し合わせると、
750Kgにしかなりません。
精米時に20俵(1200Kg)使って精米歩留63%にしていますから、
1200Kg×63% = 756Kg ≒ 750Kg
と言うわけなんですね。
残りは、精米時に磨かれてしまいました。
磨き落とされたものは表面からそれぞれ、
・『赤糠(あかぬか)』;外側の、いわゆる普通の糠
・『白糠(しろぬか)』;米粉
・『上白』;一番内側
と呼ばれます。
今後この糠についても動きがありましたら、ご報告します。
それにしても、玄米の2/3しかお酒になれない。
うーん。お酒って贅沢!!
これからも、心していただきましょう(笑)。
・・・・・
そんなこんなで2週間もしないうちに、一気にお酒が仕込まれました。
最後の仕込が終わって、仕込タンクの中からは薄甘い香りが醸し出され、
なめてみるとチョット甘く、触るとペタペタする感じになっていました。
糖化が進んでいる感じなのかな?
これから温度調節機能のあるタンクの中で、
ゆっくりじっくり発酵が進んでいきます。
これからの過程の中では、萬屋醸造店さんにより
毎日、理科の実験室のようなところで、
杜氏自ら分析をしながら発酵具合を確かめ、
麹菌クンたちが元気においしいお酒を醸し出してくれるように
管理をしてくれています。
またの機会にでも、そんな様子をお伝えしたいと思います。
長くなりましたが、
お酒の仕込について、農場スタッフよりお伝えしました。
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