空と土プロジェクト

HOME > 過去の活動内容 > 2013年度 > 空土バスツアー:親子稲刈り&収穫体験ツアー
  • 活動内容
  • 2013年度
  • 2012年度
  • 2011年度
  • 2010年度
  • 2009年度
  • 活動報告
  • 2013年度
  • 2012年度
  • 2011年度
  • 2010年度
  • 2009年度
  • 2008年度

空土バスツアー:親子稲刈り&収穫体験ツアー

9月28日(土)
この日は三菱地所のレジデンスクラブ限定
「親子稲刈り&収穫体験ツアーが開催されました」

朝の新宿は15℃。
少し肌寒いけれど、空には雲一つない良いお天気です。
これから向かう山梨県北杜市のお天気にも期待できそうですね。
バスに乗り込み、元気よく出発しましょう!

親子稲刈り収穫ツアー

自己紹介の挨拶では、
「稲刈りを楽しみにしてきました」
「田植えツアーに参加したので、今回も応募しました」
「学校ではバケツの稲を刈ったけど、今回は本物の田んぼだから楽しみです」
「機械ではなく手で刈る稲刈りが楽しみです」
など、お子さんたちも今日を楽しみにしていた様子。
きっと最高の体験ができ、一生の記憶に残る一日になるはずです。

日本の美しい原風景を守っていくために

さて、ツアー報告の前に少しだけ増富のことについてお話ししておきます。
これから向かう、山梨県北杜市増富の御門(みかど)の棚田は、
数十年間、誰の手も入らずに使われていなかった「耕作放棄地」でした。

かつて増富は、武田信玄の金山があったことや水晶の産地だったことから
とても賑わっていた場所でしたが、資源が枯渇し産業が衰退すると、
農業や林業も衰退して「限界集落」と言われるほど
高齢化と過疎化が進んでしまったのです。

市街地や最寄駅からも遠く、いまやおよそ3軒に1軒が空き家となった増富。
ツアー当初の御門の棚田は、それはそれは荒れ放題で、
背の高いススキやいばら、木によって地面が見えないほど覆い隠されていました。
手入れする人がいなくなったことで、かつては栄えた美しい日本の農山村が
姿を消してしまっていたのです。

ここが再び美しく元気な場所になっていくために。
都会に住む私たちが少しずつ行動を起こし、
農村とつながることが大切だと考え、この空と土プロジェクトは生まれました。

増富では2008年から少しずつ開墾が始まり、今では6年前と比べ物にならないほど
美しい棚田がよみがえりつつあります。
今回のツアーが単なる体験で終わらないように、
みなさんの心に自然や農村につながる想いが芽生えてくれると嬉しいです。

親子稲刈り収穫ツアー
窓の外には、雄大な富士山の姿がくっきりと見えました。

タイトル:黄金色の稲穂を刈り取ろう

秋の行楽シーズンということもあって渋滞が予想されていましたが、
一行を乗せたバスは定刻通り、増富に到着しました。
増富のお天気は雲一つない快晴!絶好の収穫日和です。
山あいの風が心地よく、都会にはない「空気の美味しさ」を実感できます。
今日は完全にお日様を味方につけることができましたね!

親子稲刈り収穫ツアー
すくすくと育った稲穂たち。まるで棚田に黄金色のじゅうたんを敷いたようです。

棚田に到着すると、NPO法人えがおつなげての皆さんと、
地元の方6名が私たちをお出迎えしてくれました。
今年は台風の影響も受けず、水不足もなく、田んぼに植えられた苗は
とっても元気に優秀に育ったんだとか。
黄金色に光る稲穂が秋風にそよぎ、収穫をいまかいまかと待ち構えているようです。

親子稲刈り収穫ツアー

今日みなさんに刈ってもらう田んぼは2枚。
うるち米のひとめぼれを植えている田んぼと、ひとごこちという酒米を植えている田んぼ。
2チームに分かれて、さっそく稲刈りに取りかかりましょう!

親子稲刈り収穫ツアー

刈り方は簡単。親指を上に向けて1株を握り、
「のこぎりガマ」を使ってザクッと手前に刈るだけ。
刈ったら6株を1束にしてまとめておきましょう。
これは後から紐やワラで縛ります。

親子稲刈り収穫ツアー

最初はおそるおそるだったお子さんたちも、慣れてくるとスピードアップ!
ザクザクと気持ち良い音をたてながら稲は次々と刈られていきます。
もちろん、大人たちも無我夢中。

親子稲刈り収穫ツアー
刈った稲を手にパチリ!都会ではできない体験ですね。

「これお米なの?」「稲刈り面白いね!」
「結構つかれるね」「いい運動になる(笑)」
最初のうちはそんな声も聞こえていましたが、
後半になるとみなさん徐々に無言に(笑)気持ちの良い汗が流れます。

親子稲刈り収穫ツアー

「もう半分も終わった!」「早いね!すごい!」
みなさんコツをつかんだのか、すごい勢いで黄金色の稲穂たちが刈られ
みるみるうちに田んぼの土が顔を出していきました。

親子稲刈り収穫ツアー
バラバラにならないよう、しっかりと縛ってくださいね!

刈り終わったら、麻の紐やワラを使って稲の束をギュギュっと縛ります。
バラバラになってしまわないように、力を入れて縛ってくださいね。
縛り終えたら次は「はざかけ」という作業に移ります。
物干し竿のような棒に、束ねた稲を7:3の割合で開いてかけていきましょう。
このとき、多く分けた方と少なく分けた方を互い違いにかけていくのがコツ。
そうすることで、しっかり天日干しできるんだそう。
率先して作業する子どもたちが、なんだかとても頼もしく感じました。

親子稲刈り収穫ツアー
真剣な表情で、はざかけを行う子どもたち。農家を営む方の苦労が少し分かりますね。

自然の恵みを受けて豊かに実った稲です。
ひとつも無駄にしないように
「はざかけ」と並行して“落ち穂”も拾い、
すべての稲に天日干しの準備が整いました。

 

みなさんの頑張りにより、2枚の田んぼの稲刈りは、あっという間に完了!
「これは達成感だね!」「楽しかったね!!」
「もっとやりたい!」
そんな声がたくさん聞こえてきました。

親子稲刈り収穫ツアー親子稲刈り収穫ツアー
黄金色のじゅうたんは、あっという間に刈り取られました。

今回は大人数で稲刈りをしたから1時間で終わりましたが、
お年寄りが少人数で作業するとなると大変です。
高齢化した増富の棚田が「耕作放棄地」になっていた理由が
少し分かりますね。普段当たり前のようにいただいているお米の大切さを
子どもたちも感じてくれていたら嬉しいです。

親子稲刈り収穫ツアー
機械ではなく手で刈る貴重な稲刈り体験。来年はぜひ田植えにもチャレンジしてくださいね。



ページトップ